まいにちナチュラル

まいにちナチュラル

玄米菜食・マクロビオティック



「食養」という言葉があります。
私たちの体は、私たちが日々口にしているものからできている。
食べるということで、本来持っている体の機能を正常にしよう、という考え方と解釈しています。

それでは毎日口にしているものは、どこで作られ、どのように運ばれ、どのように調理されているのか?
冷蔵庫にある食材一つ一つ、作った方の顔・場所が思い浮かべられるでしょうか?
買ってきたお惣菜・お弁当が誰の手で、どのように作られたか想像できるでしょうか?

自分のまわりの土地でできた作物が、身近な人の手で調理される、そんなことがめずらしくなってきました。
何千キロも離れた気候も風土も違うところの野菜やフルーツが年中買え、
調理してから何時間も経過しても食中毒を起こさないような処理をされた食べ物を、再び温めて食べたり。
もともとの素材の味がわからなくなるくらいの味付けをしたり。
私たちは今、大変豊かでかつ複雑な世界にいる気がします。
でも一方で、私たち自身の体の仕組み心の仕組みは何万年前とさほど変わっていないのです。

身土不二
身体と土地は二つに分けることはできない
大地から生まれたもので身体を作り、その身体が大地を耕す。

今生活している場所で作られた作物をいただくこと。
今の季節に合った作物をいただくこと。
自然からの恵みをそのままいただくこと。
私たちが私たちらしく、ありのままの自分でいることを心地よく思える生活をするためには、このことがとても大切だと思います。

お米も丸ごと、自然な農法で作られた玄米を。
お野菜も丸ごと、自然な農法で作られたものを皮ごと、シンプルな味付けで。
生き物(動物性)をいただくのは最小限に。
調味料は加工されたものではなく、自然の恵みを最大限生かしたものを。

そんな基本を大切に、
あとは食べたい、と思ったものを、適度な量、いただく。

世界中との距離が密接になった現代にこのシンプルな基本をあわせたのが、
マクロビオティックだと私は考えています。

マクロビオティックのレシピは、玄米を中心とした和食だけでなく、
パンやパスタ、スイーツも楽しむことができるよう工夫されています。
楽しいことは心地よさの大前提。
詳しいことは以下のページをご覧下さい
マクロビオティック正食協会
THE BIOKURA (旧クシマクロビオティックアカデミー)
チャヤマクロビオティック


心をこめて作られた作物は、本当に優しい味がします。
心をこめて料理された食事は、本当に心を温かくしてくれます。

病気を治すための食事、であると同時に、
それは心にできた傷を癒してくれる食事でもあると思います。

人はけっして一人で生きているのではありません。
大地があり日の光があり空気があり水があり、
そしてこの世界に生きる何億の人々、生きとし生けるもの
私たちの住む国、街、家族
先人が生み出したすべての知恵
どこかの遠い工場で作られた服
私たちを雨風から守ってくれる家
すべてが、今の私たちの生活を支えています。

ごはん粒を噛みしめる時に、
あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す唱えてみてください。
作った方の苦労に、それが手元に届いた喜びに、おいしくいただけることに感謝して、3回。
これで30回噛みしめることができます。

つらいとき、寂しいとき、かなしいとき、
そうやってごはんを噛みしめてみると、
きっと今「自分が生かされている」、ということを感じることができると思います。

そして、自分の意志で今度は「生きること」を選択してください。
なにを食べるのかどのように食べるのかは、すべて私たちの自由です。
なぜ自分が生かされているのか?
自分がどうなりたいのか?どうすれば心地よいのか?
心の声に耳を傾けていけば、おのずと答えは見つかります。
















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