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ストレスがなければ英語は簡単!
2004年9月に東京で、“ある英語講座”に参加しました。
これはその講座に参加したときのレポートと感想です。
5日間分の日記を、そのまま載せていますので、
きちんと編集できていないところがありますが、
どうぞご了承くださいませ。
*************** 以下、日記より ********************
アース・スクール開講に当たって、この講座を受けたことは、
大正解でした。目からウロコの連続でした。
私がこの講座を“一言”でお伝えするとすれば、
「ストレスがなくなれば、英語は簡単」のセミナーです。
私は長年の間、どうして日本人はこんなに英語教育を受けてきたのに、
英会話ができないんだろうって思っていました。
その大きな原因の一つは、やはり“日本の英語教育”です。
これが日本人に大きなストレスとコンプレックスを植えつけてしまったんですねー。全くもう。
「英語」と聞けば無意識に「苦痛」と感じてしまう。
「英語」と聞くだけで、体が硬直してしまう。
「英語」は何か特別なものという意識が日本人にはいつもある。
でも考えてみれば、どんなアメリカ人でも英語をしゃべってる。
辞書なしで、字幕なしで。これはどうして?
日本人でも、子供だったら英会話の上達が早いのはなぜっ?
・・・どうやらここにポイントがあるようです。
★日本人は英語を理解しようとする時、それを「日本語訳」にしなければ
意味が理解できないと思いこんでいるということです。★
一つ一つの単語の意味が分からなければ、内容が理解できないと
思いこんでいることです。
私たちが英会話するときって、こんな回路です。
英語を聞く→(翻訳)→日本語で理解する→(翻訳)→英語で話す
普通で考えてみたって、このやり方では、一生かかっても英会話の上達は
無理というものです。^^;
一般のアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人の回路は、
英語を聞く→(理解)→英語を話す -これだけです。
でもね、考えてみれば、私たち日本人同士の会話だって同じ。
日本語を聞く→(理解)→日本語を話す ―ですよねー!
だから私たち日本人も、
英語を聞く→(理解)→英語を話す -の回路になればいい。
英語を聞く→(理解)→英語を話す -の回路になればいい。
「理屈では分かるけど・・」
「そんなこと言われても無理」って思いますよね?
実はそれ、私たちの「大きな思い込み」なんですね。
「バカの壁」ならぬ、「英語の壁」です。
「そんなの無理」って言いますけど、本当は、
「これまでにやったことがない」だけで、
ただ、「未知の世界」に思えるんですね。
大切なのは、
それを、「ただやる。」
ごちゃごちゃ考えず、「ただやる」。
半信半疑でも、「ただやる」。
この「ただやる」ということが、この”思い込み”や”壁”を取り去る
ためのカギになります。
∞ ∞ ∞
英語を聞く→「理解する」→英語で話す
この「理解する」について、ちょっとご説明したいと思います。
そもそも、「理解する」って一体どういう状態のことでしょうか?
何か、ぼやーっとした感じがしませんか?
「理解する」とは、「イメージする」「類推する」ということです。
言葉では完全に表現しきれない世界です。
つまり、「内容が理解できた」というのは、
「内容がイメージできた」ということです。
「全体がイメージできた」ということです。
内容や、全体がイメージができた時に、私たちははじめて、
「理解できた」「分かった」「知った」と、感じます。
受験生のように、単語や熟語、英文法などを、個別に一つ一つ
いくら必死に数多く覚えたとしても、悲しいですが、
「内容は永久に理解できない」ままです。
だから、
いつまでたっても「英語が出来る」という"実感”が湧かないのです。
だから、
単語一つ聞き取れないと、「英語が分からない」と嘆くのです。
だから、
一つの単語が分からないだけで、「パニック」になるんですね。
経験ありませんかー?^^;
日本人がいくら勉強しても「英語が分からない」と「感じる」のは、
ここなんですねー。
「なーんだ」 って感じでしょ?
∞ ∞ ∞
ここで、ちょっと「脳」の話になります。
ご存知のとおり、私たちの脳は右脳と左脳に分かれていていますよね。
一般的に、
右脳は、感じる、イメージする、理解するなど、「全体的」なものに働きます。
左脳は、考える、覚えるなど、「一部」「局部的」なものに働きます。
英語で言うと、
単語や熟語を覚える、思い出す、
文法に当てはめるなどの、
受験勉強のための英語学習。
-これらはすべて「左脳」のはたらきです。
「左脳」ばかり使うとどうなるか?
-脳に大きく負担がかかってストレスやプレッシャーが生じるのです。
ストレスやプレッシャーを感じるとどうなるか?
-英語が嫌いになり、恐怖となり、外人・英語コンプレックスを感じるようになります。
つまり、
日本人は、英語を理解するという「全体」を見ていないだけなんです。
だから、「部分(左脳)」、「全体(右脳)」のバランスをとることが
大切なんです。
そうなんです。
右脳も左脳も両方使うことが大切なんですねー。^^
「なーんだ」でしょ?
・・・じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
右脳と左脳のバランスをとりながら、
英語を聞く→(理解)→英語を話す -の回路になるには?
英語への思い込みと壁を取り除くためには?
右脳と左脳のバランスに限らず、
「バランスをとること」は何事でも大切だと思います。
例えば、
栄養のバランス、仕事とプライベートのバランス、
人間関係のバランス、精神と身体のバランス、など。
このバランスが崩れるとどうなるでしょう?
「頭が混乱します」
「人間関係がギクシャクします」
「病気になります」
「自分を見失ってしまいます」
・・やはり、バランスって大切ですね。
言い換えれば、バランスをとることは、
「統合」、「調和」、「ハーモニー」を大切にすること、
かもしれません。
今自分は右脳を使っているか?それとも左脳を使っているか?
と、『意識するだけ』でも効果がありそうですね。
どっちかと言えば私は、右脳寄りだな、または左脳寄りだなと、
自分で判断できる人もいるでしょう。
-さて、話を元に戻しましょう。
ほとんどの日本人が、学校の義務教育で英語を習います。
これによって「英語のストレス」が相当体に染み付いている
ことは明らかです。
英語→正しく日本語に訳す
このパターンが呪縛のように、無意識下に私たちの体に染み付いています。
この呪いを早く解除しましょう。
日本語に訳すという作業は、「左脳」です。
日本訳をやめない限り、英語は理解できません。
だから、ひたすら「右脳」を使い続けることによって、
子どもが英語を自然に身につけるような形で、
英語を理解することが必要です。
ここでポイントとなるのは、次の2点です。
ポイント1: 日本語に訳さない
ポイント2: イメージでとらえて理解する
英語を、「読む」、「聞く」、をひたすら
ただただ「ぼんやりと理解する」のです。
∞ ∞ ∞
この「読む」、「聞く」に関しては、自分でできそうですよね。
んー?でもどうすれば良いのかな・・・?
まだピンと来ない人もいるかもしれません。
つまり、
辞書なし、字幕なし、通訳なし、日本語訳なしの状態に、
自分の身を置くことです。
「洋書を辞書なしで読む」
「洋画を字幕なしで見る、聞く」
「ネイティブと直接会話する」 などです。
★ここで大切なポイントがあります。
1. (くどいようですが)日本語に訳さず、イメージして理解する。
これが「右脳」を使う、ということです。
「右脳」と「左脳」のバランスを取るには、「右脳」をどんどん
使ってあげると良いのです。
★★さらに大切なことがあります。
2. 自分が興味のある内容や分野であること。
日本語でも読まない、また読めない内容は、英語でも絶対に読めません。
興味がないものは、読む気がしません。
これを教科書や問題集みたいに、必死で読むと、
脳に大きな負担がかかってしまい、
逆にまた、英語に対するストレスを高めてしまいます。
ですから、
自分の好きなテーマと内容を明確にしたうえで、
映画、ドラマ、雑誌、洋書、を選定することが大事です。
∞ ∞ ∞
好きな映画や洋書を見たり、読んだりを繰り返していると、
ある程度量をこなしたところで、脳のバランスがとれて、
活性化し始めます。
やがて、
「あっ、英語が分かるってこんな感じかぁ」というのが、
だんだんとつかめてきます。
(ただし、このように感じるまでの個人差があると思います。)
読めない単語、聞き取れない単語、分からない文法が
気にならなくなる。 -といった感じ。
こうなったら、大成功!!です。
その状態こそ、まさに私たちが普通に日本語を使っている
状態です。
ただ内容を理解するだけ。
そう、英語は特別な言葉ではないんです。
どんな言葉でも、「理解」がベースになっていることが、
実感できると思います。
ちょっと分かっていただけたでしょうか?
∞ ∞ ∞
さて、「聞く」「読む」に関してはご説明しました。
じゃあ、「話す」「書く」はどうなんでしょう?
実は、英語を「話す」「書く」に関しては、別のアプローチが必要です。
当たり前ですが、特に「話す」に関しては、ネイティブスピーカーとの
コミュニケーションが必要になってきます。
詳しいことについては、ここでお伝えするのが難しいため、
「個人カウンセリング」で、お伝えしたいと思います。
∞ ∞ ∞
最後に、私が一番この二日間の英語講座で一番衝撃を受けた
ストレス解消法について、少しお話ししたいと思います。
この英語講座で、一番驚いたこと。
ある簡単なエクササイズをするだけで、
「英語のストレスをが取れるのを体験した」ことです。
具体的にその効果を説明すると、
“ヒアリングに対するストレスをとるエクササイズ”をすると、
「英語が聞こえるようになる」のです。
聞き取れなかった単語や、子音などが
以前よりも、はっきり聞こえるようになるのです。
“スピーキング(音読)に対するストレスをとるエクササイズ”をすれば、
「英語が音読できるようになる」のです。
分からない単語のところで詰まったり、
不自然な読み方だったりしたものが、
以前よりも、すらすらとナチュラルに読めるようになるのです。
ちょっと大げさに聞こえますか?
そうでしょう。私も初めは信じていませんでした。
でも参加者全員(20人)が、その変化や効果を同じように
感じたら、どうでしょうか?
そうなんです。
個人差は多少ありましたが、このエクササイズをすることによって
全員が「変化」を感じたのです。
「すごい!」
「ストレスがとれた!」
「ウソみたい。信じられない。」
「英語という違和感がない」と、参加した方たちは言いました。
これは一体どういうこと???
全員が不思議だ、不思議だと言いました。
でも講師の石丸先生は
「私はただストレスをとるエクササイズをしただけです。」
と、おっしゃいました。
このエクササイズは、『キネシオロジー』と言われる筋反射を
使った施術法を取り入れたもので、現在、教育分野のキネシオロジーとして、
『ブレイン・ジム』という名前で、脳の活性化や、右脳と左脳の
バランスをとるエクササイズとして、世界で普及されつつあるのだ
そうです。
英語に関して言えば、日本人は英語に対する大きなコンプレックスと
ストレスがあって、「自分は英語ができない」と思いこんでいます。
だから、ストレスを解除するエクササイズをすることで、
「本来の自分の状態」に戻してあげるのです。
「本来の自分に戻すだけ」
これが本当なら、私たちはもう「英語は出来ている」ということに
なりますね。
・・・だとしたら、
これは“ものすごい発見”だと思いませんか?!
(つづく)
英語が出来ないと思い込んでいる日本人は、
「あなたはできなくな~る。」と催眠術をかけられている
のかもしれませんね。^^
「ブレインジム」に関してご興味のある方は、
日本キネシオロジ学院のHPをどうぞご参考ください。
http://www.kinesiology.jp/braingym/
∞ ∞ ∞
さて、だんだんと「英語の呪縛」が解けてきたように思います。
「なぜ、日本人は英語が使えないのか?」
それは、できないのではなく、できないと思い込んでいるだけ
なんですよね。
「もしかして、英語って簡単なのかも」と、思えてきませんか?
「もう一度英語に挑戦しよう!」と、意欲がわいてきませんか?
~ 今までのポイントを整理してみました ~
★ 自分はもう英語は出来ていると思うこと(と知ること)
★ 日本語に訳さず、ただ分かろう、理解しようとする(英語→理解→英語)
★ 自分の興味ある分野で、楽しく「英語をそのまま理解するワーク」を数多く体験し、
右脳と左脳のバランスをとる。
★ ストレスをとるエクササイズ(ブレインジム)
私は、この方法で日本人は飛躍的に英語脳に近づくと信じています。
ある程度まで、ぐんぐんと上達するでしょう。
∞ ∞ ∞
でも、ここで一つ重要なポイントがあります。
一番大切なこと、と言っていいかもしれません。
「英語」や「日本語」の問題ではありません。
-それは、この質問の答えにあります。
どうか、ご自身に聞いてください。
「英語が思い通りに使いこなせるようになったら、
あなたは何を実現したいですか?」
-この答えが、あなたの「英語ビジョン」です。
この「英語ビジョン」が具体的で、明確でなければ、
英語が使えるようになっても、
あなたにとって、それはあまり意味のないことです。
ビジョンや目標は一人ひとり違うものです。
まずは自分の「英語ビジョン」を見つける。
自分にとって英語とは何かを見つめる。
ここが一番大切なポイントだと思います。
∞ ∞ ∞
二日間の英語講座を終えて、
レポートと感想をまじえながら、5日間にわたって日記に記して
きました。
実はまだまだ書いていないことがたくさんあります。
それほど濃度の濃い講座でした。
この講座を紹介してくださったカウンセラーのsmilewindさん
そして、日本キネシオロジ学院の石丸先生、本当にありがとうございました。
石丸先生は、真剣にこの英語講座を日本中に広めたいとお考えです。
しかし、本業のキネシオロジー全般、特にストレス・カウンセリング分野
の方に力を入れたいとの思いから、今後このような英語講座をご自分で
開催するのは断念されたようです。
「日本の英語教育を変えたい」と真剣に考える人に、この役割を
バトンタッチしたいと、おっしゃっていたのが印象に残っています。
私は最後の感想発表の時に、
「学んだエッセンスを、私たちの英会話学校“アース・スクール”で伝え、
生かしていきます。」と石丸先生にお伝えしました。
∞ ∞ ∞
自分らしく生きたい
自分らしい生き方を見つけたい
自分を好きでいたい
英語というツールでそれが可能になるビジョンであれば、
私はきっとそのお手伝いが出来ると思います。
-「答えは自分の中にある」
私は本当にそのとおりだと思います。
《end》
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