美々庵

美々庵

17回目手術(05/3/8)



 もともと腕と胸の2ヶ所の手術予定でしたが、 手術台に上ってから
 急に先生が「上口唇周辺も、次の手術のためにちょっと下準備をしておく
 ほうがいい」とおっしゃって、急遽3ヶ所の手術となりました。

 ま、いずれにしろ”痛いついで””不自由ついで”ですから
 「どうぞどうぞお願いします」ってなもんで、即断X即決=決行です。

 今回ついでに手術しておいてもらえるってことは、先々の
 治療期間が短縮されるってことですから、こちらとしては
 願ってもないことですからね!

 それにしても、ここでは、本格的な手術でさえも「歯医者での治療」
 感覚です。それだけ先生のフットワークというか、テンポがとても
 軽やかで、ここで手術を受けるようになってから手術に対する概念が
 覆されました。一言で言えば、「安近短」なのです。

 安近短=なにより「安心」、手術が「身近」で、治療期間が「短縮」

 とんとん拍子に進んでいきます。 それがとても嬉しいです。


       ===============


 ●胸の縫合跡の瘢痕を縫い縮めて除去する手術


  胸にあった大きな瘢痕は、2004年2月にエキスパンダー術でほぼ90%
  取れたのですが、その際できた縫合跡が術後のケアー不足と時間の経過
  と共に広がって目立つ傷になっていました。

  縦に走る縫合線はきれいなんですが、鎖骨から5cmほど下を、
  真横に走る中央よりやや右よりの20cmにもなる縫い目が、
  じわじわと胸の重みで伸びて、縫い目が瘢痕に・・・

  自慢ではないけど、結構豊満なバストなんです、私(*^_^*)
  胸が重かったんでしょうね~

  この手術を受けた医大では、術後は特にコルセット着用などの指示
  はなくて、ただのいつもの茶色のテーピングだけ。。。

  不安なので3ヶ月のところを半年以上続けましたが、結局
  傷の伸び止まった状態で、瘢痕幅はMAXで1cm位。

  そもそも、もう少し胸元の開いた洋服でも着たいからと思って
  受けた手術だったのに、この長くて目立つ縫い目では鎖骨より下の
  襟開きの洋服なんて着れないしな~・・・・って思ってたので、
  この冨士森で修正手術してもらうことにしたんです。

  何も知らなければ「大げさちゃうか~?」といいたくなるような
  コルセット固定ですが、前の経験を踏まえれば、これ位「して当然!」
  と今は納得できます。

korset

  伸縮の激しい場所の手術の場合、術後の3ヶ月の固定はとても重要で、
  この期間を完璧にケアできたら、その後は傷口が広がることはあまり
  ないのです。 これは手の甲の手術で実感しています。

  手の甲と言えば、一日中開いたり握ったり、非常にテンションの
  かかりやすい場所。。。。にもかかわらず、私の手の甲の縫い目は
  全然広がっていません。
  これもひとえに徹底したギプス&圧迫による効果です。

  とにかく、このコルセット期間を乗り切りさえすれば
  この夏は、すこし襟開きの大きな涼しげなお洋服が
  着れるはずなんで、めちゃめちゃ楽しみです。



  ●左肘すぐ上・外側の瘢痕を縫い縮め除去する手術。


  タバコ箱より少し小さい瘢痕。
  ちょうど「さそり」みたいな形なんだけど、これは正直
  別に気にしていなかった傷でもある。
  子供のときからずっとあったし、ほかに気になる傷がありすぎたから
  別に手術は考えていなかった。

  それよりも、二の腕内側の瘢痕のほうがいやだったんだな~。
  これは植皮手術のせいで新しくできた傷だけに、どうしても
  とりたくて躍起になってたんだけど・・・

  こうして徐々に顔の傷がきれいになり、二の腕の傷も二度の縫い縮めを
  経てかなり落ち着いてきたら、内側よりも先に、「目立つ外側の傷」が
  気になりだした。

  「それじゃあこっちを先にとってもらおうかな」っていう気になって
  縫い縮めの手術をしてもらうこととなったのでした。

  これから3ヶ月間、頑丈な特注ギプスで腕を曲げられない用にします。

gips

  この外側の傷が落ち着き、数ヵ月たって皮膚の余裕ができたら
  二の腕内側の傷もぼちぼちとっていこうと思います。



  ●鼻下~上唇にかけてのラインの皮下脂肪切除
   &上口唇ラインの修正。


  鼻の下から上唇にかけての部分は25年位前に植皮した皮膚。
  植皮自体はきれいに生着していて問題ないんだけど、皮膚の厚みが
  少しあってうっすら盛り上がっている。

  どういう風かを大げさに説明するなら、上歯の歯茎の外側に舌を
  入れて鼻の下を膨らませてお猿さんの物まねをするときみたいな感じ。
  (実際はそこまで大げさに膨らんではいないけどね)

  そこで冨士森先生が、鼻の下の皮下の脂肪を削って、
  鼻から唇にかけて自然に反り返るきれいなラインを作るという。
  それで、かなりすっきりすると・・・・


  「あんた、本当によう頑張ってるな~。もっともっときれいになれるからな~!
   私もがんばるからな~!」と言葉をかけてくださるのがとても心強くて嬉しい。

  先生のおっしゃることを信じてがんばるぞ~。
  いい先生にめぐり合えたこの縁に感謝したい。

  ちなみにコルセット&ギプスをフル装着したら
  こんな↓感じです。

korset-gips



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術後1ヶ月の感想

鼻の下の盛り上がりはすっかり平たくなった。
これは、私的にはすごい変化だと思う。
ちょっとしたことなのに、とてもすっきりして見える。
先生、さすが!

術後直後は、コルセットがきつくて苦しくてまともに眠れなかった。
だが人間なんにでも「慣れる」ものだ。

時間の経過と共にこの苦しい状態にも慣れ、今では熟睡できるし、
コルセットにギプスのフル装備をしていても、特に不自由は感じない。

腕も胸も、縫い目はもうかなりきれいになっていて、
縫い目は少しも開いていない。
開くどころか、一部は縫い目がわからないくらいにまでなっている。

あと2ヶ月なんて、楽勝だ。

「夏前に手術して本当によかった。」


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