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天使の屍 貫井徳郎(2006.12.31読了)昨年の大晦日に読んだ本ですww今更ですが、ご紹介。。。思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。動機を見出せなかった父親の青木は、真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない子供たち。そして、さらに同級生が一人、また一人とビルから身を投げた。「14歳」という年代特有の不可解な少年の世界と心理をあぶり出し、衝撃の真相へと読者を導く、気鋭による力作長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)貫井さんは慟哭をはじめ、今まで読んだ作品はどれもはずれがなく、お気に入りの作家さんです。その割にあまり読んでいないのは、どうも紹介文だけ読むと社会派ミステリっぽく感じちゃうんですよね~それで、なかなか手に取らないのです。読み出すと止まらない面白さなんですが。。。ww自慢の息子である優馬がマンションから飛び降りた。「優馬が自殺なんてするはずがない」と信じる父親が真相を求め調べ始める。という話なんですが、この父親、かなりすごいです。仕事そっちのけで、(あっ、子どもだ自殺したら仕事なんてそっちのけになりますね~)探偵まがいの捜査を始めます。途中で怪しい少年にぼこぼこにされても負けません。かなりハードボイルドなパパ優馬を思い、自分のふがいなさを嘆き、動かずにはいられないこの父親を見ると、親子の絆ってなんなんだろう、、、と改めて思ってしまいます。(しかも、実はこの父子血はつながっていないんですよね。)そして、この作品最大の謎「優馬は自殺をしたのか?もし自殺ならその動機は?」の真相はもう、かなりとんでもありません。思わず「そんな、あほな~」と言いたくなっちゃいました。ここからネタバレ全開です!!未読の方はご注意を!!!(反転) 要するに、殺人を自殺の中にまぎれこませ、殺人を自殺に見せるということですよね。でも、いくら「子どもの論理」とは言え、そのために自らの命を犠牲に出来るの??特に優馬は、まだにっくき相手が殺される前にカモフラージュに先陣切って自殺する。小説では「勇気のある優馬だからこそ、この役ができた」で納得させようとしてるけど、むむむむ、、、、私は生に対する執着が大きいのでしょうね。どうも納得できませんでした。中学2年でここまでの覚悟が出来るのかしら。それともこの幼い年齢だからこそ??逆に自殺する勇気があるなら、人生やり直す勇気を持てばいいのにな~と思っちゃう。と、小説の登場人物に憤っても仕方ないですね。。。(笑)相変わらず、ぐいぐい読ませる筆力はさすがです!!続きが気になっちゃって、一気に読んじゃいました。後はこの真相を受け入れることができるかどうか・・・。私は受け入れることはできなかったけれど、発想はすごいな~と素直に感心しました。しかしながら、新年を迎えるというときに読む本じゃなかったですね~(笑)
2007/02/16
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最近、はまってるんですよね~と言っても、アルバム2枚持ってるだけなんですけど。。。1年だったか2年だったか前に、テレビで「月凪」という曲を聴いて以来、その無国籍風な音楽と、美しいハーモニーにすっかり魅了されてしまいました。(「月凪」は「世界ふしぎ発見!」のエンディングになっていたそうです)一人は島唄風に、もう一人は透明感のある声で歌い上げます。そして、彼女らの個性にぴったりの曲想。全然違う声質なのに、ハーモニーもばっちり!!う~ん、素敵ですその後、人気が出るかなぁ~と静かに応援しているんですが、まだ、あまり見かけませんよね~(私が知らないだけかな???)クラシック好きな方は、結構いけるんじゃないかな~なんて思ってますが。。。車で流していたら、バイオリン友達も「これ良いね~誰歌ってるの??」と言っていたので。。。ちなみに私が持ってるアルバムは下の2枚です。なので、他のアルバムもお気に入りになるかは不明。。。(笑)ちなみに右のアルバムタイトルが「月凪」ですが、シングルの「月凪」が入ってるのは左のアルバムです。何故だろう。。。
2007/02/14
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白い兎が逃げる 有栖川有栖(2007.2.10読了)火村&作家アリスシリーズの短編集ですいやぁ~久しぶりに読みました。有栖川さんの作品。江上&学生アリスシリーズに比べて地味目の作家アリスシリーズですが、私は、気楽に(でもないかな。。。)読めるので好きです。あっ、火村先生がお気に入りって訳では・・・あります(笑)「君を好きになった。君も僕に興味を持って欲しい。それが無理なら、離れたところから君を見守っているだけでもいい」―。ストーカー行為に悩む劇団「ワープシアター」の看板女優・清水玲奈。彼女を変質者から引き離すプランは、成功した筈だった。ところが、ストーカーの死体が発見され、事件は思わぬ展開に!臨床犯罪学者・火村英生の論理的思考が冴え渡る、4編の傑作本格推理。(「BOOK」データベースより)久しぶりに読みましたが、派手さはありませんがやっぱり安心して読めますよね。そして、4編とも面白い!!有栖川さんの文章は私と相性がよく、昔からどの作品を読んでも話にすぅ~っと入っていけます。それに、設定が関西なので知っている地名や建物がたくさん出てくるのが楽しい!!だから、たま~にミステリとしてはイマイチだな~と思う作品があったとしても、小説としては最後まで楽しく読めるのがうれしいです。(決して火村先生が好きだからと言うわけでは・・・あるかも(笑))こちらは短編集ですが、厳密には短編3+中編1ですね。「不在の証明」「地下室の処刑」「比類ない神々しいような瞬間」「白い兎が逃げる」(中編)アリバイトリックありダイイングメッセージありとなかなかバラエティに富んでいます。どれも、素晴らしい出来ですが特に「地下室の処刑」が興味深かったかな。テロ組織により処刑されることになった嵯峨が最後に所望した飲み物。そのワインを飲んだ嵯峨は急に苦しみだし。。。毒殺される。すぐに処刑される予定だった人間を毒殺する意味は??なかなか、魅力的な設定ですよね~真相も十分納得できました。この作品に登場するテロ組織は他作品にも登場するそうです。(私は未読です)今後火村先生VSシャングリラ十字軍とかって展開になるのかな~それはそれで面白そうですが、私としてはあまり話が大きくなるのは好きじゃないかな。(関係ないですが名探偵コナンもコナンVS謎の黒組織のときはあまり面白くないのよね~)この作品みたいに、さらっと出てくるぐらいなら良いですけど。。。短編なので犯人当ては簡単です。登場人物は限られてくるし、その中で怪しい人はさらに限られてますものね。でも、その分動機の問題や、アリバイ崩し等で十分読ませてくれます。火村先生とアリスの会話も相変わらず良い感じです。(笑)ホント、ここのところ有栖川さんの作品から遠のいていましたが、また読みたくなりました。次回は作家アリスシリーズでは珍しい長編の「乱鴉の島」を読みたいです。今までは、いつ見ても図書館にあったのですが、これも「本格ミステリベスト10」で1位になっちゃってますので、もしかしたら今は借りにくくなってるかもしれないな~(いつもこのパターンで新作を読む時期が遅くなっちゃってますぅぅ)TBさせて頂いた日記未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)
2007/02/10
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今日は来週が本番のメサイアの練習でした。合唱、ソリスト交えての最終練習だったので、気合い入りましたよ~気合い入りすぎて、力が入っていたのか終わった後は右腕も左腕もだるだるでしたここのところ、肩の調子が悪かったこともありさっぱり練習していなかったんですが、そこは、毎年やっている曲なので今年に入ってからちょこちょこ弾き出すと、何とか思い出してきました~(なかなか危険な橋を渡ってます。。。)合唱とかと合わせると、ついつい聴き入ってしまって遅れちゃいそうになるのが困りもの。そして、私はセカンドの最終プルトに座っているので、合唱の方の側で弾くんですよね。それが、かなり緊張するんです。特にソリストのソロのときは合唱の方は座って聴いているので、へたれな私のバイオリンの音がばれてないか気が気じゃないの。。。まあ、かなり自意識過剰なんで多分何とも思ってらっしゃらないのでしょうけど。。。(笑)私にしたら、合唱の曲よりソロの曲の方が難しいので更に緊張しちゃうんですよね。特に「リジョイス」と言うソプラノのアリアはめちゃ難しい!!何年経っても弾けないんですよ!とほほ~しかも、今年はこの曲、ソリストの希望で例年よりテンポが速い!!もう、その速さときたら私のレベルでは音速並に感じちゃう!!!と言う訳で、この曲は弾いてるふりをすることにしています。でも、合唱曲は良いですね~迫力満点だし、弾いていて気持ちいいです。そして、メサイアの白眉「ハレルヤコーラス」は何度聴いても、弾いても名曲だなぁと思う。来週が本番な割には、まだまだ不安のある演奏でしたが自分のベストが出せることをとりあえず目標に頑張ります~
2007/02/04
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逆説探偵 鳥飼否宇(2007.2.3読了)激走福岡国際マラソン(→感想)がすごく面白かったので、読んでみました。副題は「13人の申し分なき重罪人」です。なんだか楽しそうじゃないですか!綾鹿警察署・五龍神田刑事が、次々と起こる事件の謎に挑む!事件解決のヒントは、正体不明のホームレス十徳治郎が握る。あまりにも意外で皮肉な12人の真犯人とは!?そして、最後に残る物語最大の謎とは!?ライト感覚の本格ミステリー。(「BOOK」データベースより) この作品は一応短編集と言うことになるのかな。五龍神田刑事(すごい名前ですぅ)が、ホームレスの助言を元に推理を披露するんですが、ことごとく外し、(あっ、1件だけあたったことがあったかな。。。)その後、気にくわない上司である谷村警部補が「おしい~」といいつつ真相を語り出す。と言うパターンです。全部で13編あるので、非常に短くてすいすい読めちゃいます。ただ、面白かったかと言えば、微妙かな。。。(笑)五龍神田刑事の推理は、あまりにもすっ飛んでるし、かといって谷村警部補の真相も、そんなに驚けなかったというのが正直な感想です謎のホームレス「じっとく」の正体も何となくバレバレだし・・・。ここからはネタバレしてます。(反転)どの事件もちょっと意外な真犯人が指摘されるのですが、私が唯一驚いちゃったのが、「その場しのぎが誘拐犯」の北刑事です。五龍神田刑事とダメダメコンビ(笑)を組んでいたので油断してました~他は、枚数が少ないので登場人物も限られ、大体想像できちゃうのが残念でした。あっ、たっちゃんが殺されたのもびっくりしました!!結構気に入っていたので、あとで狂言だと知ってホッとしました。(でも、かわりに犯人になっちゃってましたけど。。。)短編とはいえ、最終話にどんでん返しがあったりしますので、必ず順番に読んでくださいませ
2007/02/03
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旅行から帰って参りました~帰ってきて、ブログ管理画面を開くと、またまた変更していたんですね~とりあえず、新着コメントやTBがすぐに確認できるようになったのはうれしいです。「お気に入りブログ」は相変わらず、1度に全部確認することはできませんが、以前の変更より手間がかからずに、確認することが出来るようになってました。やっぱり、評判が良くなかったのかもしれませんね。とにかく、良かったなぁ~と素直に喜んでるkaisaです。
2007/01/31
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館島 東川篤哉(2007.1.20読了)とうとう、読みました~東川さんの作品を読んでみようと思ったきっかけは実はこの作品なんですよね。「このミス」だったか「本格ミステリベスト10」だったかに選ばれて。。。でも、そのときは紹介文も斜め読みだったので、まさか彼がユーモアミステリの旗手だとは思ってもいませんでしたよ~(笑)題名とあの分厚さで勝手に「重厚な本格ミステリ」と決めつけていましたもん。巨大や螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!?天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘にふたたび事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は敢然と謎に立ち向かう!瀬戸内の孤島に屹立する、銀色の館で起きた殺人劇をコミカルな筆致(!)で描いた意欲作。『密室の鍵貸します』でデビューした気鋭が放つ、大トリックと謎解きの面白さを楽しめる本格ミステリ。(「BOOK」データベースより) 烏賊川市シリーズとは違いますが、のりはほぼ同じです。刑事役は「彼」っぽいし、女探偵は「彼女」っぽい。奈々江さんもどこかでみたキャラ。そして、相変わらずどこを読んでもギャグがちりばめられています。ただ、「交換殺人~」でだいぶこなれてきた感があったギャグですが、今回は、ちょっとくどく感じました。シリーズ物だと、キャラの雰囲気や慣れで面白く感じるところがあるのかも知れません。やっぱりそこがノンシリーズ物の難しさかな~でも、もちろん面白くない訳ではなく、十分楽しく読ませてもらいました!!さて、舞台は80年代の瀬戸内海に浮かぶ「横島」(よこしまと読みます・・・笑)。何故80年代なのかというのは、この館を建てた理由に関係するところが上手いです。そして、例によって例の如く「館」には仕掛けが。。。この大トリックですが、何となくならイメージできる方が多いんじゃないでしょうか。ここからネタバレです。ご注意下さい。(反転)館自体が「ネジとボルト」となって、ネジの部分である螺旋階段が上下するという仕掛けは、相馬刑事の部屋の間違いとか、目覚まし時計とかでなんとなく分かっちゃいますよね。もちろん、「ネジとボルト」という明確なイメージはできなくても。。。それでも、種明かしのときにはあまりの壮大さに思わず笑っちゃいましたよ~でも、大味かというと結構細部までつじつまがあってるのにまたまた感心。後、殺人の動機ですがかなり「バカミス」です。(笑)普通のミステリでこの動機だと泣いちゃいますよ好き嫌いがあるかもしれませんが、読んで楽しいミステリだと思いますよ。それから、読書感想とは全く関係ないですが、明日から長期旅行に行って参ります。のでので、コメントの返事やお礼が遅くなっちゃいますが、お許し下さいね。m(_ _)mTBさせて頂いた日記ミステリの部屋(samiadoさん)
2007/01/24
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いろいろ忙しくて2日ぶりにパソコンを開いてびっくりしました~そう、ブログ管理画面がリニューアルしているではありませんか!!楽天ブログかかれている方は、新しい管理画面にもう慣れましたか?私は、今日からなんでまだまだですが、初印象としてはどうも使いにくそう。。。もちろん、「慣れ」というのは大切なので、そのうちしっくりくるようになるのだとは思いますが・・・。新着TBやコメントが、すぐに分からないのが不便だし、お気に入りブログの表示も全ブログが一度にみられずこれまた不便です。もしかして、設定で変えられるのかもしれませんが、とりあえずニュートラルな画面では前の方が使いやすかったかな~と思っちゃいました「いやいや、今回のリニューアルで良くなったよ~」とか「今回のリニューアル便利機能」とかありましたら、お馬鹿な私にお教え下さいませ~TBさせて頂いた日記ももこのハイパー・クラシック♪(momoko345さん)
2007/01/19
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仮面幻双曲 大山誠一郎(2006.12.13読了)以前に読んだ同じ著者のアルファベット・パズラーズがとてもおもしろかったので、他の作品も読んでみたいと常々思っていたのですが、いくら探しても(注:図書館内です)なかったので、残念に思っていました。そして、2年!とうとう見つけました~他の方のブログで感想を!!さらに、そこから数ヶ月、ようやく図書館からこの作品を借りることに成功!!あぁ長かった。。。双子の確執から起こる殺人に若き探偵が挑む時は戦後まもなく。ある地方都市での出来事。占部製糸は紡績会社としては名の売れた企業だった。占部製糸では、双子がトップにつくと栄えるという歴史があり、社長は、かつて仲違いをした弟の双子の息子たちに会社を継がせた。しかし、その双子の兄弟は、あることから諍いを起こし、弟は家を出た。弟は東京で整形手術を受け、行方をくらませた。そして、その弟から兄への殺人予告が届く。社長である兄からボディーガードを依頼された川宮兄妹だったが、寝ずの番に就いたその夜に兄は殺されてしまった。弟が殺したのか……。容疑者にはアリバイがあり、捜査は遅々として進まない。そして、第二の殺人が起こった。(出版社/著者からの内容紹介) 読了してからすでに1ヶ月以上経っている上に、図書館借りだったので手元になく、かなり、あやふやなのでごくごく簡単な感想になりますが、ご容赦下さいねまず、冒頭弟の手術後シーンが入るのですが、ここが何とも昔の本格っぽくって、ちょっとドキドキします。弟は一体どんな顔になったのか、この一点を考えるだけでもなかなか楽しいものでした。双子と言えば「入れ替えトリック」と条件反射的に思っちゃってる私に、まず、冒頭でその思いこみを払拭させる効果がありました。(ネタバレ気味。。。反転→実は、これがミスディレクションだったりしたんですけどね。。。ww)双子を使ったトリックとしては、かなり斬新だと思います。弟が誰になりすましているかは、結構勘で(笑)当たっちゃう方が多いんじゃないかな~でも、整形手術をした理由が、言われてみたら「なるほど」と唸っちゃいますよ。そして、ちゃんと伏線もはってあるし!!(全然気づかなかったですぅ)戦後すぐの設定で、結構おどろおどろしているかと思えばそうでもなく、読んでいる最中は、時代設定を感じなかったことが、うれしく(怖いの苦手)もあり物足りなくもあり。。。端正なミステリではあったけど、ちょっと私にはインパクトに欠けるなぁ~と感じました。とは言え、あまりにも待ちすぎて期待が大きくなりすぎていたというのもあります。真犯人のとった行動は十分インパクトありますもんね~次は「アルファベット・パズラーズ」のような短編読みたいな~TBさせて頂いた日記まみむメモ(@かぼちゃさん)ミステリの部屋(samiadoさん)未定の予定~ラビ的非日常生活(みっつ君さん)
2007/01/16
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骸の爪 道尾秀介 (2006.12.25読了)久しぶりの読書日記です。現在読んでいる本もあるんですが、取りあえずはブログ更新が途絶えていた間に読んでいる作品を徐々に紹介していきま~す。ホラー作家の道尾は、取材のために訪れた瑞祥房で、口を開けて笑う千手観音と頭から血を流す仏像を見た。話を聞いた真備は、早速瑞祥房へ向かう-。20年の時を超え彷徨う死者の怨念に真備が挑む、シリーズ第2弾。(「MARC」データベースより) 他の方のブログでシャドウの評判が良かったので借りに言ったらやはり貸出中で、代わりに見つけたのがこの作品。シリーズ第2弾??知らなかった。。。(笑)でも、全然大丈夫でしたよ!物語の端々に2作目なんだな~なんてところがありますが、とくに前作を知っていなくても支障はありません。それより何より、読み始めて最初の数十ページでちょっと後悔。「これ、もしかしてホラー???」ホラーがとても苦手な私は、千手観音が笑い、仏像から血が流れ、幻聴が聞こえるという、その描写にまず震え上がる。(笑)そういえば、前に向日葵の咲かない夏(感想)の紹介で著者をホラー作家と称していたところもあったっけ~とさらにびびる。でも、読み出したら止まらないので嫌だ嫌だといいつつ読み進める私。。。前作を知らないだけに、ミステリかホラーか判断できなかったのですよ。しかし、探偵役の真備さんが出てからは落ち着きました。(ほつ)「あぁ、このシリーズはオカルト的な謎をミステリとして解く京極堂っちっくな話なのね」と一安心。そういう設定は大好きなので、そこからはすいすい読了しました~怖い描写も、「大丈夫!最後には落としてくれるのよ~」と信じて。。。そして、期待を裏切らないどんでん返しの連続と伏線回収の巧みさに大変感心しました~ただ、真備さん、探偵の常とはいえちょっともったいぶりすぎですぅ。さっさと分かってることだけでも言いなさいよ!!ホントそしたら、余計な犠牲者が出ないですんだかもなのに。。。そして、これから読む方は(読む前にこのブログ見ている人っているのかな。。。笑)会話をしっかり吟味してね~それにしても、こう皆が皆(ネタバレ反転→)聞き間違いをするかな~そこだけちょっとご都合主義っぽく感じました。でも、これがまた私的には好きなんですが。。。(笑)とにかく、始めにホラーだとおもってやめちゃわなくって良かった~と思いましたよ。ただ、真備さんの目的を考えると、このシリーズは最終的には「落ちない謎」も出てくるのかもしれませんね。個人的には「向日葵の咲かない夏」よりおもしろかったです。前作はさらにホラー色が強いらしいですが、覚悟を決めて読んでみても良いな~と思いました。TBさせて頂いた日記未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)まみむメモ(@かぼちゃさん)まあぼの交差点(donmaboさん)ミステリの部屋(samiadoさん)
2007/01/14
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今日も、お買い物の話。(笑)楽天ポイントの有効期限がせまり、何か買わなくっちゃっ状態になりました。ちなみに、期限が迫っていたポイントは1000ポイント。ようするに1000円分です。で、お手頃な価格のカットソーを購入することにしました。で、お買い物終えてみると、購入金額合計7200円也!あれ??なんでこんなに買ってるの私!!まずは、ポイントの罠で腰をあげさせられ、その後送料無料の罠でさらに買わされる!!あぁ、完全に敵の思うつぼな私でありました。でも、カットソー4枚でこの値段なら良いかな。ポイントでさらに安くなったしね~と、無理矢理納得してみる。(笑)届くのちょっと楽しみです←1着1680円です♪並べてみるとまるで「タートルカットソー祭」のように同じような物を注文しちゃった私。。。この他にももう1枚別デザインのタートルカットソー購入してます。(要するに4枚中3枚がタートル)冬になると首まわりが覆われていないと不安になっちゃう寒がり屋なんですよ・・・。それにしても、やりすぎたかなぁ。。。これなら、同じお店の福袋にしてもよかったかなぁ~と今更思う。。。 ↓★幸せ気分の大満足【選べる】チュニックワンピ福袋★恋するチュニックワンピが1点選べる!+ジ...
2007/01/08
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大変ご無沙汰いたしております。そして、大変遅ればせながらあけましておめでとうございます!!みなさまにご心配おかけしました五十肩も大分よろしくなってきたので、そろそろゆるゆるとブログ再開しようと思います。何人かの方に、ご心配と励ましのコメントを頂いて、すごくうれしかったです。本当にありがとうございましたそんなこんなで、昨年末は踏んだり蹴ったりでしたが、心機一転2007年は良い年であることを祈りつつ。。。さて、ブログお休みしている間に何冊か本も読んだので読書日記も再開したいのですが、とりあえず、今日はお買い物のお話。今日はユニクロに行ってきました。正月早々から近くのユニクロはすごくにぎわっていて、「もしやセールか???」と貧乏性丸出しでのこのことでかけていきました。セール品が目当てなのはもちろんですが、前々から気になっていたスキニーデニムを見に行こうかな~と思ったのも出かけた理由。。今更ですが、スキニーデニムとは裾がきゅっと絞った感じのデニムです。短足の私は普段は、ストレートデニムすら履かず、もっぱらブーツカットばかりを着用してるのでスキニーデニムが出だした頃は、「絶対無理!!」と思っていたのでした。でも、ここまではやるとやっぱり気になる。チュニックにあわせるとかわいい感じだし。。。ブーツインしてもブーツの中がもたつかない。うぅぅん1本ぐらい持ってても良いかな。。。と趣旨転換してみました。でも、こういう流行物は(しかも似合う自信全くなし)チープに購入したい私。こいうときユニクロはホント役に立ちます。さっそくスキニーデニムの棚へ!しかし、さすがはやっているだけあって、私の欲しい濃紺のスキニーは軒並み売り切れ!ようやく、1本見つけたのがいつも履くサイズより1サイズ小さいもの。でも、やっとあった1本なので無理矢理履く!(笑)汗をかきながら履く!!(泣)なんとかボタンはとまりましたが、腰回りがちょっと窮屈です。店員さんに「1サイズ大きいのないですか」と念のため確認しましたが、「濃紺はもう全然ないんです」とのこと。「むむむ」と唸ってる私に、「このデニムは良くのびるので、小さいぐらいがちょうど良いですよ」と悪魔の呪文を唱える店員さん(笑)!ラスト1枚という焦りもあって、買ってしまいました。結局今日はこのスキニーデニム1本だけ買って帰りました~セール品もコートとか安くなっていて「おぉ~」と思いましたが、来週また大阪に演奏会に行くので、取りあえず今回は我慢できました!(危ない危ない)せっかく買ったので、活躍させたいと思うのですが、まずはのばさないとね~程よくのびたら(のびなかったら体型をデニムに合わせなければいけません)まずは、カシュクールワンピに合わせてみようかな。「歳考えろ~」という周囲の視線が若干気になるけど。。。がんばります。
2007/01/07
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もう、大変久しぶりの日記更新です。。。。実は、恥ずかしながら四十肩になってしまって、右腕が上がらなくなったの。20代のときも一度なったことがあり、その時は「四十肩ならぬ二十肩だな~」と医者に笑われたんですが、今回もちょっと早いでしょう!!と情けなくなる私。運動不足が主な原因だとのことで、ちょっとかなしい整骨院に行くと、あんまりパソコンしすぎたらだめよ~と言われ、仕事柄パソコンしないわけにいかないので、家でのパソコンを自重してました。ようやく、少々ましになったのですが、また悪化したら嫌なんで、しっかり筋肉がつくまで、パソコンはほどほどにしようと思ってます。最近は、それでなくても更新さぼり気味だったので、今更ですが・・・(笑)近頃、お肌は荒れ気味だし、足の関節もたまに痛むし、歳を感じちゃいますぅ。今日は友人とクリスマス会を開きました。とは言っても、適当にケーキ買って、料理持ち寄って食べて愚痴るというものです。(笑)久しぶりに、おなか抱えて笑ったりしてそれなりに楽しいイブを過ごすことが出来たかな~
2006/12/24
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ボトルネック 米澤穂信 (2006.12.5読了)この表紙、東尋坊だったのね。読む前はどっかの山脈かと思いました。(笑)恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。(「BOOK」データベースより) むむむむ、感想が書けない。。。海砂的には今年読んだ本の中で、一番衝撃的な作品でした。米澤さんなので、ラノベっぽいのかな~と油断してたので余計に「ずん!」ときましたよ狭義のミステリとは言えないのですが、逆にどこまで書いたらネタバレになるのか、ちょっと判断できないなぁ。なので、ここから先の感想は、もしかしたらネタバレになっているかもしれないので、未読の方はご注意下さいませ。一言で言えばパラレルワールドものですが、とてもとても痛い作品です。主人公のリョウは米澤さんの小説にありがちな、冷めた高校生。学生の頃の私はどちらかというと頭より身体が動いちゃうタイプだったので、どうも米澤さんの描く冷めた高校生にはいつもはなかなかなじめないのですが、(今は逆に考えすぎて動けないタイプになってますぅ)リョウは「冷めた高校生」を演じることで、あまりにも過酷な家庭環境から自分を守ろうとしていることが分かるので、感情移入しやすかったかな。自分が生まれず、死産したはずの姉が生きている世界。それは、彼にとっての現実とは正反対の明るい世界でした。死んだはずの恋人も、姉の世界では屈託のない笑顔で生き生きと生活している。姉と自分が入れ替わってるだけなのに、何故こうも違うのか。考えれば考えるほど、追いつめられていくリョウの心。ここまで自分を否定される気持ちはいかばかりかと思うと読んでいて辛くなりました。「ボトルネック」の意味を知ったときは、経済用語と分かっててもちょっと背筋が寒くなりましたよ~。だってこの小説での「ボトルネック」を考えると。。。ねぇ。極めつけはラスト1行のメッセージ。リョウはこのメッセージを希望の光ととったのか、それとも絶望したのか、(普通に読めば絶望すると思いますが・・・)う~ん、ホントに考えさせられる作品でした。米澤さんは、この作品で何を言いたかったのかな~。どんな辛い状況でも、自分からアプローチをすることで好転することもあると言いたいのかな。それとも、人間にはもって生まれた器量というものというものがあり、どうあがいても、それには逆らえないのだと言いたいのかな。心身とも健康な方!!是非読んでみてください。そして意見がききたい!ちょっと弱ってるなぁ~と思うときは自粛した方が安全です。(笑)TBさせて頂いた日記ミステリの部屋(samidaoさん)まみむメモ(@かぼちゃさん)未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)
2006/12/06
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交換殺人には向かない夜 東川篤哉 (2006.12.4読了)やっと読めました~。烏賊川シリーズの中でも傑作の呼び声が高かったので早く読みたかったの。でも、読みたい本ほど図書館ではなかなか借りられないのですよね~当然ですが。。。浮気調査を依頼され、使用人を装って山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人が持つ山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。寂れた商店街の通りで起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。別々の場所で、全く無関係に夜を過ごしているはずだった彼らの周囲で、交換殺人はいかにして実行されようとしていたのか?飄々と、切れ味鋭い傑作本格推理。(「BOOK」データベースより) やはり、期待に違わずすごく面白かったです。東川さんの文章にも慣れてきたので、少々のギャグの滑り方も気にならなくなりました。(笑)「交換殺人」というタイトルから想像できる展開は、「推理しなくても真相バレバレじゃん」という程普通な流れで進んでいきます。1つ、2つ「?」なところはあっても、まあ結局彼と彼が交換殺人してるんだよね~って。しかし、東川さんがそんな安易な着地をするわけがないじゃないですか~もちろん、安易な予想を裏切る衝撃の真相・・・よくよく考えてみると、そんなに衝撃的ではないのかもしれませんがこの人の語り口はかなり×3軽いので、いつもより、ミステリアンテナ鈍くなっちゃうのです。(と、言い訳をしてみる。。。)さらさらさら~と読み進めている間に、大事な伏線を見落としているんですよね。今回は特に家でじっくり読まずに、仕事の合間や、通勤途中など、「ながら読み」をしたせいで、余計に伏線を意識できなかったのが残念!!そう言う意味では「伏線回収の嵐」を堪能できませんでした。。。これは、再読しないとデス!!彩子さん、良いですね~(ネタバレ→和泉刑事とキャラがかぶるなぁと思ったら・・・)また、是非登場して欲しいキャラです。そして、鵜飼さんと朱美さんもなにげに良い感じこの二人の夫婦(?)漫才が大好きだぁ~なので、なかなか事件が起こらなくても全然苦にならなかったわ。さて、ここからはネタバレ感想です。(反転)彩子=咲子=和泉刑事はちょっと疑ってたんですよね。彩子さんと和泉刑事なんてもう、しゃべり方そのまんまだし。。。ただ、時間の経過まで思いつかなかったので、刑事パートでの殺人事件の被害者が咲子さんであることは疑ってなかったんですよね。でも、あれほどの個性的なキャラの和泉刑事が前3作に出てこなかったと言うことに、疑問を感じなかった私の負けですぅぅ。(笑)そして、市町村合併トリック!これに関しては時事ネタなので、あと数年後に読んでいたらあまり感心しなかったかも。できれば真相解明後に地図をつけてほしかったな~どうも、想像力のない私には文章で位置関係を説明されてもピンとこないんですよね。とにかく、こむずかしいミステリが苦手な方にも、それなりにミステリを読まれてる方にも、ともにお勧めできる良作だと思いま~す!(あっ、ただし冗談が苦手な方はご注意下さいね。)TBさせて頂いた日記未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)ミステリの部屋(samiadoさん)まあぼの交差点(donmaboさん)
2006/12/05
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いやぁ。。。よかったですぅぅぅ。まさか、のだめで泣くとは。。。ドラマ化されて、良かったと何度も思ったけど、今回は特に強く思いました。原作は音楽好きにはバイブルなんでもちろん全巻持ってますが、実は、原作読んで泣いたことはなかったんですよね。。。毎回、音楽って良いな~と思ったり、おなかかかえて笑ったりはしますけど。。。ドラマ化されて、コミックでは聴けない音楽が聴けると言うことが一番楽しみでした。今回も、R☆Sオケの演奏はすごく楽しそうで良かったです。まず、ここでのだめとともに涙腺がゆるくなってきました。(でも、モーツアルトやブラームスよりボレロの方が頭に残っちゃってますけど。(笑))でも、私にとっての今回のツボなシーンは催眠術シーンです!今回の催眠術シーン。千秋先輩のトラウマの本当の理由が明らかにされます。原作でも、感動的なシーンではありましたが、玉木君と樹里ちゃんの演技に、ゆるみだしていた涙腺が決壊!涙がぁぁぁぁ!!千秋先輩辛かったんだね~とマンガで読んだとき以上に心に響きましたよ~同じシーンなのに、なんでかしら。無理矢理こじつけてみると、マンガの中の二人は超人と感じちゃうのが、ドラマの中の二人はもう少し人間くさく見えるからかな。はたまたバックのBGMの効果もあるのかな~うーん、とにかくやっぱりドラマ化してくれて良かったです。初めはドラマ化はうれしい反面不安も大きかったんですが、マンガとは違った魅力があって毎回楽しみ!!もちろん、原作はドラマにない魅力がたくさんつまってるので、ドラマでのだめを気に入った方は是非原作も読んで欲しいな~ドラマのだめもそろそろ佳境ですね。もうすぐ終わっちゃうと思うとすごく寂しい!DVDなんか出たら買っちゃいそうで怖いです。
2006/12/04
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最近、インターネットの接続が遅いのよね~ウイルスバスター2007に更新したせいかな。。。ホントにブロードバンド????と言うほどののろさで、いらいらします。動画なんて、途中で何度も中断してしまうのよぉ。(泣)・・・・と愚痴はこのくらいにして。今日はオケ練でした。後半にメサイアの合唱練習が予定されていたので、いつもより短めでした。それでも、非常に濃かった~もうおなかいっぱいという感じでしたよ!!本日はブラームス2番を合奏しました。何度も言いますが、いまだに私はこの曲の概要がよく理解できていません。それでも、何度か練習しているうちに、お気に入りのメロディが出てきました。そして、「ブラームスの田園」と言われているこの曲ですが、意外に激しい部分も多く、やっぱり聴いてるのと弾くのでは印象が随分変わりました。今日は、主に1,2楽章を中心に練習しましたが、2楽章終盤のちょっと悲劇的っぽい部分はかなり気に入っちゃいましたよ!!(あっという間に終わっちゃうんですけど。。。)でも、臨時記号多すぎです。2楽章なんてもともとシャープ6つだったか7つだったか、、、メロディなら頭で音が鳴るので、多少の♯や♭も気になりませんけど、もやもや~っとしているところでは、自分の出している音が合ってるのかすごく不安。。。「なんかハモってないきがする。。。いいのかな??」ってなぐあいです。(泣)それもこれも、私がちゃんと勉強していないせいなんですよね。。。やっぱり、もう1度CDじっくりきいてみなくっちゃ!寝ないように!!!(笑)ともあれ、だいぶこの曲も好きになってきました~
2006/12/03
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またまた、更新サボっちゃいました。とにかく、細々とでも続けるので、お見捨てなきようよろしくですぅぅぅ。さて、MNPで携帯変えようと思った話を前回したんですが、とうとう、変えました~はじめは思いも寄らなかったドコモにキャリア替え!!たまたま電化店で携帯の見本を見ていたら、SO903iを予約中という張り紙が。「ソニーか~メモリースティックなんだよね~」と思いながらも、見本を見る。。。そして、一目惚れしちゃったんです。その、1見電卓みたいなデザイン(笑)、そして開いたときの大液晶画面!普通、実機を触ったり、いろいろ調べたりして購入する私には考えられない、即日予約をしてしまいました。そして、この前の日曜日に入荷した携帯を取りに行きました。色は白。オレンジと悩んだんですが、無難にしときました。しかし、今まで携帯購入に1万以上出したことがない私なので、買うときはふるえましたよ~(小心者)さて、実際使ってみると、今までシャープだったこともあり、かなりとまどっています。まあ、慣れれば大丈夫かな~誤算だったのは、カメラがあんまりきれいに撮れないこと。どうも、霧がかかったようなちょっと、「ふぉわ~ん」とした雰囲気になります。「きりっ」っとした写真が好きなので、これは残念です。後、ボイスレコーダーがないのも痛い。良くバイオリンの練習なんかで録音したりしていたので、実はこの機能がないのはかなりショックでした。代わりに動画で音声だけのモードがあるんですが、静止画同様録音を開始するとき、盛大にシャッター音がなるので、少々使えるシチュエーションが制限されるかな・・・。でも、音楽を聴くにはすごく良いですよ~音楽聴くことに関しては、閉じたままほぼ何でもできますし!ボタンのところのイルミネーションもなかなかきれい!!前携帯もそうでしたが、機能満載なので遊びがいがあります。でも、パケ放題に入らないとやばそうですね~2,3ヶ月様子見て決めたいと思います。白なんで汚れやすそうなのが気になりますが、とにかく見た目が気に入っているので、末永く使ってあげたいです。
2006/12/02
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モバイルナンバーポータビリティー・・・MNP。。。私には当分縁がないわ~なんて思ってたんですよね。私の周りにもちらほら利用しようとしている人を見かけたり、MNPは使わなくても、これを機会に機種変しようとしている人を見たりしているうちに、「新しい携帯良いな~」なんて思うようになってきました。もともと家電もの(携帯は家電じゃないけど。。。)が大好きなので、同僚なんかに新しい携帯をうれしそうに見せられると、欲しくなっちゃう。(笑)まあ、でも今の携帯に変えてまだ2年もたってないし、まだもうちょっと先だよね。。。とところがところが、MNPを利用することになりそうです。私の現キャリアはソフトバンク。ただし、2G携帯です。近々、海外旅行をしようと友達と計画を立てました。そして、せっかくだから3Gに携帯を変えて海外旅行に持って行こう~ともくろむ。さっそく、ソフトバンクのショップへ。。。ただし、自宅はちょっぴり田舎なので電波が心配でした。そのことを伝えると、3G携帯を貸してくれました。ドキドキしながらおうちへ帰り、おそるおそる電波状態を見ると。。。。そうです、ご推察通り「圏外」だったのですよ!!!(涙)まさか、「海外つながる、自宅は圏外」というどこかの掲示板で見たギャグ(?)そのままの結果になってるなんて、がっくり。。。でも、既に携帯変える気に火がついていた私。もう、3G携帯が欲しくて欲しくてどうしようもなくなっちゃっていました~電波良くなるのまってらんない!!少なくとも海外旅行には間に合わせたい!こうなれば、キャリア変えるしかないただ、ソフトバンクというキャリアはともかく、近くのソフトバンクショップはすごく親切で、ホント言うとそのショップの方とお別れするのは、少々名残惜しいのですが・・・。そして、au、ドコモと携帯電話調べが始まったのです。初めはお買い得との噂が高いauにしようと思っていたのですが、残念ながらwin機ではそのまま海外へ持って行ける携帯はないとのことで断念。ドコモの903シリーズをねらうことに。ちなみに、ドコモFOMA機も借りましたが、電波3本立ちました~(感涙)でもでも、高い!!高い!!高すぎるぅ~今まで、Jフォン時代から激安携帯ばかり買っていたので1万円以上の携帯なんて買ったことがない。むむむ、でも欲しい。。。悩めるkaisaでした。。。(でも、私のことだから多分買うんだろうな~)
2006/11/24
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昨日の話になりますが・・・N響アワーを見ました。私の好きなピアニストがアルゲリッチだと言うことは以前日記に書いたかな???(忘れちゃった。。。)そう、あのパワフルな彼女のピアノは初めて聴いたときから大好きなんです。で、もちろん今でも1番好きなピアニストはアルゲリッチなんですが・・・。最近気になるピアニストが出てきたんです。それが、昨日のN響で放送されていた、中国のピアニスト、ラン・ランさんです。それ、ホントに本名なのかな~とつっこんじゃいたくなる名前とともに、なんと言っても衝撃的だったのが、あの演奏スタイル!!昨日の放送ではラフマニノフのピアノコンチェルト第3番の1楽章でしたが、確か、私が初めてラン・ラン(敬称略)の演奏を見たのが(まさに「見た」って感じでしたよ~「聴いた」と言うより。。。)この同じ演奏会の放送だったと思います。(以前は芸術劇場だったか?N響アワーだったか?)とにかく衝撃的でした!!あまりの表情に目が釘付け!!失礼ながら大爆笑してしまった私。。。思わず友達に「ちょっと面白いピアニスト出てるよ~」と電話したくらい。(ホント失礼です)で、そのまま色物のピアニストとしてだけ記憶に残っちゃったかというと、実は、彼が紡ぎ出す(と言うか捩り出す・・かも)音そのものにも心動かされ、好きか嫌いかは別として、どうにもこうにも気になるピアニストになったのです。その後、何回か彼の演奏を聴きましたが、いつも楽しそうに弾いている姿に、聴いている私もなんとなく楽しい気分にさせてくれることに気づく。。。そして昨日、久しぶりに若かりし頃の(今でも十分若いが・・・)彼の演奏を見ましたが、2回目ということもあり、あの表情にも慣れ(笑)、迫力満点の演奏を堪能させていただきました!もしかして、結構好きなんではないかしら~最近はちょっと演奏スタイルが大人しくなったような気もするな~それはそれで、ちょっと寂しいかも・・・こんな私は既に彼にはまっているのかな?
2006/11/20
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バイオリニストは肩が凝る-鶴我裕子のN響日記 久しぶりの読書日記です。最近は音楽エッセイをよく読んでます。今回は、N響でバイオリンを弾いていらっしゃる鶴我裕子さんのエッセイです。バイオリン界の「中村紘子」か、オーケストラ界の「向田邦子」か!? 演奏家の日常はこんなにもおかしくて、こんなにも愛らしい! NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者のエッセイ。『音楽現代』『フィルハーモニー』等掲載。(「MARC」データベースより)こういう演奏家の裏話とかのエッセイを読むのが大好きなのですが、この本はもうめちゃめちゃ面白かったです。多分、今までに読んだ音楽エッセイの中では1位2位をあらそうほど気に入っちゃいました。タイトルに偽りあり!!ホント「肩の凝らない」文章で一気読みできますきっと、本当の鶴我さんは日々ご苦労されながらN響での演奏会にのぞまれているのでしょうが、このエッセイを読む限りでは、抱腹絶倒の日々ではないですか~と思ってしまいます。(笑)指揮者に対するオケメンバーの気持ちなど、「へぇ~」と思いながら読みましたよ。なかには、ほろりとするお話もあったり、お笑い(失礼)だけではないのがまたよろしいです!N響アワーとか良く見てるのですが、実は鶴我さんがどの方なのかいまだに知らない私今日も「この人かな~」と思いながら見ていたんだけど、降り番もあるからな~とにかく、音楽好きな人なら絶対面白いと思いますよ~お勧めの本です。
2006/11/19
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ちょっと前の出来事になります。日曜出勤した代わりの代休を火曜日にいただきました。そこで、土日だとなかなか遊びに行けない幼子を持つ友人のところに遊びに行きました。目的は音楽三昧!その友人は昔ピアノ講師をしていて、大変ピアノが上手い!!だから、久しぶりに伴奏付きでバイオリン弾けるのでわくわく!!まずは、友人が最近始めたというクラリネットを披露。こちらは、私のバイオリンと似たり寄ったりという感じ。。。(笑)でも、始めて半年の友人のクラリネットとすでに6年たつ私のバイオリンを比べるというのもなんかむなしいですね~とほほそして、試しにクラリネットを吹かせてもらったのですが、これが全然音が出ない!!友人は手をかえ品をかえ、音が出るようにいろいろアドバイスしてくれるんだけど、さっぱりでした。結局1音も出せず。。。こちらの才能は皆無のようですぅ。さて、次は念願のピアノ伴奏付きバイオリン!!彼女の美しいピアノにのって流れるバイオリンの音色としてはへたれな感じですが、ホントに気持ちよく弾けました~(緊張しましたが・・・。)特にラフマニノフのヴォカリーズはすごく好きな曲なんで、弾きながら酔ってしまいそうでしたよ~メロディーより伴奏の方が抑揚がついているところはご愛敬です。最後は、こちらもすごく楽しみにしていたリクエスト大会!(???)と言っても、単に私が彼女に弾いて欲しいピアノ曲をねだって弾いてもらうと言うだけです。今回は、ドビッシーの版画より「雨の庭」、ベートーヴェンピアノソナタ「月光」第3楽章、ショパン練習曲集より「別れの曲」、ラフマニノフ「エレジー」、スクリャービン「ファンタジー(これだけちょっと題名自信ありません)」を弾いてくれました。う~ん、見事に短調ばかりですね!!(「別れの曲」は違うか・・・)もう、ホントうっとりです!あぁぁ、これぐらい弾けたら楽しいでしょうね~楽しい時間はあっという間に終わり、彼女の子どもが保育園から帰ってくる時間になったので、もっと聴いていたかったのですが、今回の訪問はこれにて終了となりました。家に帰っても興奮冷めやらぬ私は、早速ラフマニノフの「エレジー」をちょっと弾いてみました。(この曲が一番簡単そうだったからです)自分一人で「エレジー」を練習していたときは、中間部は絶対弾けないと思っていましたが、彼女が弾いてくれたおかげで、なんとなく弾きにくかった箇所の対処法もわかり、練習したら弾けるようになるかも~と思いました。う~ん、友よありがとう~もちろん、テンポは超スローリーですよ(笑)
2006/11/17
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バイオリンの練習をしようと、弓に松ヤニを塗っていると・・・チャイムが。ドアを開けるとそこにはあいちゃん(仮名)が立っていました。これは、もしや、、、、と少々緊張して「どうしたの??」ときくと、「推薦入試合格したよ~」とはにかみながら報告してくれました。あぁぁぁぁ、めでたい!!ホント良かったです。あれだけ練習してたし、きっと努力は実るよ~と口では言ってたけど、やっぱり心配だったのも事実。ちょっとおっとりした子だったので、面接とかも大丈夫かな~とそちらの方でも(いらぬ)心配をしていました。でも、杞憂でしたね。ホント良かった~あいちゃんおめでとう!!!
2006/11/13
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今日はオケの練習でした。2月に演奏するメサイアの練習です。毎年冬にオラトリオ演奏を行ってるのですが、ここ10年ほどはず~っとヘンデルの「メサイア」だそうです。私も今年で4回目。そろそろ飽きそうかと思いきや楽曲が好みなのでまだ大丈夫です~ハイライトなので好きな曲でも弾かないものもあるのがちょっと残念ですが、全曲演奏すると3時間ほどになるそうなのでしかたないですね。ベテランの団員さんの中には「そろそろ違う曲にしたいな~」という声もあるらしいですが・・・。私がこの長大な曲の中で1番好きなのはオーバーチェア・・・いわゆる序曲です。オケだけで演奏されるこの曲は、初めて聴いたときから大のお気に入り!メサイア=ハレルヤと思ってた私は、この短調の曲で幕を開けるということにかなり驚いたことを覚えてます。さて、まずはその序曲から。合唱との練習が始まるとこの曲を練習できなくなるので、特に念入りにやりました。まず、冒頭のテーマのボーイングが今年は変更になり、そこを重点的に練習。今まではダウンダウンアップアップ(すみません、なんのことか分からないですよね)だったのをダウンアップダウンアップ・・要するに弓順になったと言うことです。どうも、素早く弓先から弓元に返すのが苦手な私は前のボーイングの方が楽ちんなんですが、まあ、慣れたらなんとかなるかな。ただ、今日は指揮者によるセカンドバイオリンいじめ(嘘)が繰り広げられ、しんどかった~あっ、もちろんセカンドバイオリンが上手く弾けないからで、決して指揮者が私たちを嫌ってるわけではありませんよ~多分。。。今日はセカンドのトップの方がお休みだったので、いつもよりかなりひ弱な音だったんでしょう。「そこのところセカンドもっと出して~」「そこセカンドメロディー!」「ここはセカンドがキーだよ~」「う~ん、音程ちょっと。。。セカンドだけ弾いてみて」あぅあぅあぅ、、、すみません。。。音程悪いのはきっと私です。もう、ホントに疲れちゃいましたが、メサイアは好きな上にブラームス2番などに比べると断然簡単(弾くだけならですけど。。。)なのでやっぱり楽しいです。4回目ということで、前より弾ける曲も増えたし!今年はトップが休んでも「セカンド~」と言われる回数を減らしたいものです。
2006/11/12
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本日、とうとうバイオリン四重奏を演奏してきました。仕事を終えて、会場へ。某大学の同窓会での余興としてよばれたそうで、披露宴会場のような雰囲気にちょっとびびる。とりあえず、会場の下見を終え、控え室で最後のチェック。ここのところ、珍しくまじめに練習していたので、楽器自体のなりはまずまず。でも、控え室って狭いので、響きやすいってのもあり、油断はなりません。そして、やはり緩楽章のメロディ部分がちょっと不安です。コンマスから3rdポジションで弾くように言われているんですが、どうしても音程があやしい。。。とくに一カ所ひとりで弾き始めるところがあり、ここの音程外すとかなりめだっちゃうので、本番はこっそり1stポジションで弾こうかなと真剣に悩みました。さて、とうとう本番です。ひろ~い会場にはいると、目に飛び込んできたのは金屏風と楽譜立て。。。なんだ、この似合わない組み合わせは!!そして、その金屏風の前で司会の方に紹介されいざ演奏。もう、ホントに緊張しましたよBGMのような感じになるので、みんな食べたりしゃべったりしてるから大丈夫とは言われていたんですが、それでもやっぱり最初は静かに聴いてくれているので・・・。そして、さらにびびっちゃったのが、控え室の練習ではうるさいぐらいの音だったのに、やはり広い会場ではとても小さくきこえる。私は1番左にいるのですが、自分が弾いてるときはその音で1番右のコンマスの音がきこえづらく上手く合ってるのか不安に!まあ、そのうち案の定会場内がおしゃべりで騒がしくなってきたので、随分リラックスして弾けるようになってきましたけど。。。さあ、問題の緩楽章。結局3rdポジションで弾きました。そして、音程はやっぱりちょっとフラットだったかも~(泣)出来としては、自分では50点くらいかな~でも、良い経験をさせてもらったな~と思いましたよ。もっと上手になりたいなと改めて思ったし!そうそう、四重奏曲の曲名はテレマン「4つのバイオリンのための協奏曲」でした。今日、紹介のときに初めて知りましたよ。(笑)
2006/11/10
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とうとう、バイオリン四重奏の本番が明日に迫って参りました~今日は、ちょっぴり疲れてたので練習サボりたい気持ちで一杯になってたのですが、(昨日あれだけあいちゃんに触発されて練習頑張ると決めたのにもかかわらず・・・)そこは、本番前日に練習しないということはさすがの私もためらわれ、疲れた身体に鞭を打って(ちょっと嘘)バイオリンケースを開けました。さて、ボーイングもそこそこに(ここが私のだめなところなんですよね。。。)早速テレマンを弾いてみました。やっぱり、疲れているからか、嫌々やっているからか、いつもにも増して、音が悪い。楽器がなってないのが分かるんですよね~無理矢理ぎこぎこ弾いて、ちょっとましになりましたが、それでも、どうも乗り切れない。。。ゆっくり弾いてみたり早弾きしてみたりとショック療法(?)をこころみたんですが、それでも今ひとつでした。。。結局すっきりしないまま今日の練習を終えてしまいました。あぁぁ、こんなんで明日大丈夫かな~仕事が終わってから、本番なんで直前に練習できそうもないし、かなり不安なんですが、とにかくやるしかありませんよね~今日の不調は忘れて、明日頑張ります!!
2006/11/09
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ちょっと前の日記に、近所の高校生のピアノを教える羽目に陥った話を書きました。彼女の名は仮名あいちゃん。(笑)昨日は、そのあいちゃんの本番・・・要するに推薦入試の日だったのです。うまくいったのかな~今日たまたまあいちゃんのお母さんに会って、「ピアノはちゃんと弾けたと言ってました」とおっしゃられてホッとしたのですが。。。話はさかのぼりますが、(あっ、某大河ドラマみたい~)あいちゃんのピアノをみることに決まったとき、ちょっと憂鬱だと書きましたよね。で、はじめてのレッスン日、彼女は既に少し前から別のピアノの先生に習っていたということで、思っていたよりは、全然弾けていて安心したのですが、それでも、あと1ヶ月たらずでバイエル100番105番2曲も弾けるのかと思うと、かなり大変そうだな~と思ったのでした。この日は100番を中心に、私の気づける範囲でアドバイスをしました。あまり楽譜が読めないみたいなので、覚え方のコツも・・・(なんせ時間がないので邪道ですが)そして、2日後2回目のレッスン。取りあえず100番弾いてもらうと・・・出来てる!!!100番弾けるようになってるのですよ~すごいあいちゃん!!(もちろん完璧とはいきませんけどそれでも2日しかたってないとは思えない!!)この日はもちろん105番を中心にアドバイス。この曲私も子どもの頃かなり手こずった覚えがあり、あんまり好きな曲じゃないの。そして、1週間後・・・105番も弾けるようになってる!!!人間やる気になれば、出来るもんだと改めて思いましたよ。。。あいちゃんにどれくらい練習してるの?ときくと、1日2~3時間とのことでした。学校から帰ってきて、毎日2,3時間。。。えらいな~やっぱり練習はうらぎらないと言うことですよね~私のアドバイスなんて全然意味なかったと思うよ。。。推薦入試・・・ピアノだけでなく入試自体もうまくいってますように・・・。今回のことで、私もバイオリン取りあえず練習しようと思いました。いつも、「しんどいしな~」とか適当に言い訳してサボりがちだったから。ホントすごく刺激になったわ~ありがとうあいちゃん!!まずは、バイオリン四重奏がんばらなくっちゃ!!(本番明後日だったりします)
2006/11/08
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誰がヴァイオリンを殺したか 石井宏 (2006.11.5読了)題名に「殺したか」なんてミステリっぽい感じですが、決してミステリではありません。(笑)パガニーニから連綿と続く「歌うヴァイオリン演奏」の系譜を興味深いエピソードで追い、歌を忘れてしまった現代ヴァイオリン芸術の変貌と末路を描く。魔性の楽器巡る様々な謎が次々に解き明かされる! (「MARC」データベースより)読み物としては、面白かったです。著者の言いたいことは、それなりに理解できるし、私自身どちらかというと、技術は完璧でも少々キンキンした音色を持つヴァイオリニストより、音量はなくとも、優しげな温かみのある音色をしたヴァイオリニストに惹かれるので。。。でも、現代のヴァイオリン芸術は死んでいると言い切っちゃうところに違和感がありました。一言で言うと、「あなたの好みのヴァイオリニストが今現在いなくなってるだけじゃん!」と言いたくなっちゃうんですよね。(あっ、マンゼは別でした)確かに、コンクールの弊害によってどうも画一的なヴァイオリニストが多いのは事実ですけど。でも、現代だって素敵なヴァイオリニストはいると思うんですよ。そう言うと、著者は「そんな音を好む耳が死んでるのだ~」なんて言うのかも・・・。ただ、そうは言いながら著者が気に入っているマンゼとかクライスラーの演奏は私も大好きなんで、実は好みは似ていたりするのがちょっと悔しいな。。。(笑)特に、マンゼの演奏はホント初めて聴いたときはびっくりしました。単にバロックヴァイオリンの演奏を聴き慣れていなかったと言うこともありますが、なんと自由で、なんと不思議な演奏でしょうか。有名な「悪魔のトリル」も、他の演奏家のCDも持っていますが、断然面白いです。でも、あまりにも自由奔放な演奏なのでそれこそ好き嫌いが出そうですね~。後は、ストラディヴァリウスはじめその頃のクレモナの楽器が群を抜いて高価な理由を考察した章とか、パガニーニといえば技術ばかりが取りだたされるが、実は多くの者が彼の奏でるアダージョに感動していたという事実など、いろんなエピソードが紹介されていてそれらの章は大変興味深く読むことが出来ました。ちょっと独善的なところもありますが、それはそれで読者を引っ張っていく企みかな~なんて、逆に勘ぐったりして・・・ww
2006/11/05
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いつか、ふたりは二匹 西澤保彦 (2006.11.3読了)タックシリーズを制覇しようと思っているのに、さっそく浮気。。。持ってるはずの「麦酒家の冒険」「彼女が死んだ夜」が探しても見つからないのです。。初読は10年ほど前なので、知らない間に古本屋さんに売っちゃったみたい。また、新刊買うのもくやしいので、中古か図書館で見つけて読もうと思ってますが、これが、ノベルズや文庫本ってなかなか図書館にないのですよ~ああ、またタックシリーズ読む間隔が空いちゃいますね。てな訳で、図書館で見つけた同じ西澤さんのミステリーランド本を読むことにしました。菅野智己は母が再婚した四年生の頃、突続、眠りに就くことで猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持った。身体を借りている猫にジェニイという名前をつけ、巨大なセントバーナード犬のピーターと友達になった智己が六年生のとき、クラスメイトを含め三人の女子児童が襲撃されるという事件が発生し、一人が重態に。昨年秋に、同じく町内で起きた女子児童誘拐未遂事件の犯人と同一人物の仕業のようだ。被害者の共通点は、智己の義理の姉久美子さんが家庭教師だということ!智己はジェニイになって、ピーターとともに事件を調べることにした。(「BOOK」データベースより)これは、すごく読みやすかった~この前に読んだ「キッド・ピストルズの冒涜」(感想)に苦戦したというのもありますが、さくさく読めて楽しかったです~(子ども向けなんで読みやすくて当たり前ですけど)猫好きの私には、この設定は大歓迎!!そして、よく考えるとこれも西澤さんらしいSF設定といえるのかも知れませんね。途中で猫に乗り移った智己が犯人らしき男に襲われるところは、もうドキドキしちゃいましたし、ベランダのシーンも猫だからこそのもどかしさが伝わって、うまいな~と思いました。そして、最後にサプライズが~!!・・・まあ、だいたい想像つきますが、そこはミステリーランドなんで。。。事件の真相とラストは、西澤さんらしくちょっと後味はよろしくないかもしれません。でも、だからこそ智己の最後の悔恨に胸を打たれました。最後の最後は爽やかに(無理矢理?)終わってるし、やっぱり動物出てくるとなごみます~ここからはネタバレ感想です!ご注意下さい!!(反転)この作品の事件以外のもうひとつの謎「ピーターは誰か」というのは、早い段階・・・というか初めから「久美子さんだろうな~」と思っていたので、実は、これが謎だったということにすら気づきませんでした。(笑)「いつばれるのかな~」ぐらいに思ってたので、最後の方で智己が「ピーターは久美子さんだったんだ~」って驚いてる場面は、「あっ、そうか~智己は知らなかったんだ~」と逆に目から鱗でしたよ。。。でも、ミステリーランドらしい謎でほほえましいです!!ただ、ジェニイが殺されちゃったのが悲しかった。ピーターが智己をお墓に連れて行くところは、思わずうるうるきちゃいました。「ジェニイを利用した自分は園美ちゃんと同じだ」と自分を責める智己・・・事件の真相よりピーターの正体よりこの智己の悔恨がこの作品の中で1番印象に残りました。難読氏名もしっかり入ってるし、ミステリーランドとはいえ西澤さんテイスト満載です。ミステリとしてはちょっと物足りなかったというのが正直なところですが、さくさく読めてちょっと驚いて・・・とバランスの良い作品だな~と思いました。しかし智己君みたいな弟いたらいいな~料理上手な小学生!ブラボー♪
2006/11/04
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キッド・ピストルズの冒涜 山口雅也 (2006.11.1読了)やっと、読了しました。。。最近はなかなか忙しくって、ゆっくり読書する時間もなかったのですが、しかし、短編集にこんなに時間がかかってしまうなんて。。。パンク族の陰鬱なミネルヴァ神とも言うべきキッド・ピストルズと悪戯好きのニンフ、ピンク・ベラドンナが関わった四つの事件記録をまとめた第一短編集。そのどれにも英国の古い伝承童謡「マザーグース」の一節が、あたかもラストモティーフの如く不気味に谺していた!おそらく世界初の試みと思われるマザーグース・ミステリ連作シリーズ第一弾。ここに本格ミステリの精髄あり(「BOOK」データベースより)道具立て、話の展開、意外な結末全てにおいて、好みの作品になり得るはずなのに、どうも、私には合わないようです。(泣)読了に恐ろしいほど時間がかかってしまったことが全てを物語っていますね~この作品自体は「このミス」8位になった良作であるらしいので、完全に私との相性が悪いと言うだけです・・・すみません。山口さん。。。多分、海外作品の匂いがするんです。彼の作品には。。。単に、登場人物が英国人(だたしパラレル英国)というだけでなく、なんというか、う~ん、自分でも説明できないのがもどかしいですね~(あっ、これはあくまで私の感想なので、全然海外作品ぽくないぞ!とおっしゃる方も当然いらっしゃると思いますが、そこはお許し下さいね~)とは言え、海外作品アレルギーもそろそろ返上しないといけないんですが。。。(高校生ぐらいまでは読めたのにな~)彼の出世作「生きる屍の死」も、絶対に面白いと思うのに結局、どうしてものめり込めず、斜め読みで終わっちゃったので、作品本来の面白さを十分に感じるとこまでいかず、ホントに残念でした。(いつかこの作品は、再チャレンジしたいと思ってます!!)ただ、「生きる屍の死」よりもこの「キッド・ピストルズの冒涜」は、すごく分かりやすい作品だと思います。マザーグースを題材にしているのも、ミステリ心をくすぐりますよね~作品の冒頭に彼自身のマザーグースに対する考察文があり、私としては、この部分が一番面白かったです(笑)「むしゃむしゃごくごく殺人事件」「カバは忘れない」「曲がった犯罪」「パンキーレゲエ殺人」の4編からなっていますが、私のお気に入りは「曲がった犯罪」かな。ミステリとしては、良くできた作品なので、「童謡殺人」が好きな方はもちろん、山口雅也さんの入門書としておすすめです。(自分は合わなかったのに、おすすめというのも無責任かな。。。)
2006/11/01
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今日もダンス教室に行ってきました~でも、今回が最後のフリースタイルダンスとなりました。とういのも、先日からダンスを休んだ振り替えにヨガの教室に何回か行ってみました。これが、すごく気持ちいい!!身体のゆがみを矯正するポーズや、頭をすっきりさせるポーズなど身体にもよさそう。。。激しく踊るダンスも楽しいのは楽しいのですが、なにぶん運動神経が皆無に等しい私にとっては、「踊れない=運動にならない」といった図式が成り立ち、振り付けによっては、突っ立ってるだけで終わっちゃうということもしばしば。そんな私にとって、ひたすら自分と向き合えるヨガはなかなか魅力的だったのです。身体はかたいですが、無理せずに自分のペースで出来るし。。。もともと、ヨガとかピラティスをしたくてこの教室に入ったことをはたと思い出しました。(その時は、ダイエットもしたくて、激しい運動の方が~とダンスを選んじゃったんですが)で、とうとう思い切って来月からヨガに教室を変えていただくことにしました。ダンスの先生に告げるのはちょっと、勇気がいったんですが、快く承諾してくれて(この先生大好きだったんですよね~それだけが心残り)「また、ヨガ休んだときは、振り替えで遊びに来てね~」と言ってくれました。ありがとう!!先生!!!今日は、最後のダンスだと思うと、いつも以上に気合いが入り、意外に踊れちゃったりしました。・・・ということは、いつもはなまくらしていたということ???(笑)次回からはヨガ教室こちらも楽しみです!
2006/10/30
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今日は、午前中は例のバイオリン四重奏の練習。昼からはオケのバイオリンパート練習と1日バイオリン三昧でした。なのに、昨日から寝違えて、バイオリン構えると首が痛くて。。。とほほ。四重奏の方は、だいぶましになったかな~でも、やっぱり早弾きすると右手と左手が空中分解しそうです。気を抜くとばらばらになっちゃう!!それと、難しそうなところになると、へんに力が入っちゃって、弓を弦に押しつけ気味になって、バロックらしい軽い音が出なくなっちゃうのが悩み。後、たまにコンマスが「ここはポジション上げて弾いて~」とかリクエストするんですが、ポジション上げると、とたん音痴になるんですよね。特に、緊張すると音程上がるくせがあるので、本番どうしようか思案中。最後に、携帯のボイスレコーダーに演奏を録音してみたんですが、「録音する」と思っただけで、緊張していつも間違わないところでも間違っちゃいました録音ごときでこのていたらくなんで、本番になったらどうなることかもっと、完璧になるぐらいまで練習しないと~午後からのパート練習は、さらに悲惨でした。(笑)いやはや、四重奏の練習ばかりしていて、全然オケの曲さらってなかったんです。(来年の7月の曲だし。。。)今日は、「こうもり」序曲とブラームス交響曲2番をパー練しました。「こうもり」は何となく曲を知ってるだけまだましでしたが、2番はもうめちゃめちゃでした~トップの方がばりばり弾いてくれるので助かりましたけど・・・。取りあえず四重奏の本番が終わるまでは、こんな調子で勘弁してもらいます。すみません。。。練習終わった後は、ホントくたくたでした。弾けないと、疲れは倍増するものです。来週はまたまた、午前は四重奏の練習。午後はオケの練習。辛いな~(来週はオケ練は「メサイア」だからまだ良いかな~)
2006/10/29
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久しぶりにバイオリンの練習をしてみました先日コンマスから、バイオリンばかりの四重奏の演奏を依頼されたので、出て欲しいとお誘いを受けました。もちろん、4番手ですが、大勢の中の一人ならともかく、四重奏となると、1パート一人なわけで、「ちょっと・・・(かなり)無理じゃないでしょうか」と無理オーラを出してみたんですが、どうも他の演奏者がみつからないみたいで、(みなさん、お忙しいみたいです。私だって暇というわけではないのよ~多分)「簡単な曲だから」と承諾させられちゃいました。楽譜を見せていただき、さっそく初見で合わせてみました。確かに、譜読みは簡単です。テレマンのバイオリン四重奏(正式名は知らない。。。)で、私の好きなバロック音楽なのでちょっと楽しそうです。でも、弾けると聴かせられるとはまったく別で。。。他の3人の方はみんなそれなりにキャリアのある方ばかりなので、一人浮いているのは間違いなく、やはりまずいなぁぁ。前置きが長くなっちゃいましたが、そう言うわけでこの曲を練習。4楽章で緩急緩急という構成です。緩楽章は短調、他は長調。で、意外に難しいのが緩楽章。私の情けない音質がさらけ出されてしまうのですぅ。しかも、一番低音部分を担当するので、音程が狂ったらまずいですよね。かなりのプレッシャーだったりします。ちょっとコントラバスの気分になったりして・・・。本番緊張で音はずしそうで怖いな~とにかく、まず音程をしっかりとるように練習です。G線ならすの苦手なんですよね。。。一度録音してみました。早速再生。。。。あぁぁぁぁ~やっぱりへたれな音ですこの日曜日にまた合わせの練習があるので、それまでにちょっとでも頑張らないと~
2006/10/26
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今日は、同僚のだんなさんが経営しているおそば屋さんに、同僚数名で食べに行きました!そば三昧というコースを頼んだのですが、これが、すごくおいしくってボリュームたっぷりでした!!所詮そば・・・そんなおなかいっぱいにならないだろうな~と思っていた自分に反省そばせんべいから始まって、とろろそば、そばがき、そば切り、そばアイスとまさにそばづくし!しかも、他にも天ぷら、鴨ロース、だし巻き卵などもあって、食べても食べても出てくる品々に最後の方は、あっぷあっぷするほどでした!!特においしかったのが、やっぱりそば切り。そば屋さんはおそばで勝負ですよね~あと、そばアイスがかなりお気に入りとなりました。ああ、おいしかったな~おそばだからたくさん食べてもヘルシーっぽいし。(まあ、天ぷらとかあるのでヘルシーとは言えないかな。。。)また、行きたいな~今度は、単品でお安く行きます。(笑)
2006/10/25
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読書日記更新したいんだけど、現在読んでいる作品がなかなか手強く全然進みません。。。土日までこの調子かな~とほほ。さて、今日からMNP始まりましたね~私は、この制度首を長くして待ってたんですよ!!今現在、ボーダフォン(あっ、ソフトバンクでした)を使ってるんですが、どうも、屋内の電波状況が悪い。一番困るのが、我が家の1階でアンテナたたない場所がたくさんある。そして、3G携帯に機種変したいのに、そうすると料金プランの変更となり、継続年数も一年目からということになる。(長期割引がなくなっちゃう)などなど、いろいろ不満があったのです。特に、パケット使い放題とかは3G機種のみ対象なので、どうしても3Gに変えたいのに、1年目に戻っちゃうってあんまりじゃん!!それなら、他の会社に変えても一緒かな~なんて思ってました。同じくソフトバンク使用の友達も、auにこれを機会に変えると予約してたし。。。もう、8割方「ソフトバンクよ!さよなら~今までお世話になりました~」な気分だったんです。が!!!昨日の『予想外』な発表!!!そして、今日のさらに『予想外』な発表!!むむむ、ちょっと待ってみようかな~(現金な私)3G機種限定というオチがありそうな気もしますが。。。(今までそれで何回裏切られたか)そぉぉぉっとですが期待しつつある海砂なのでした。
2006/10/24
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今日は、久しぶりにダンス教室に行ってきました。2週間ぶりのダンスなので、随分からだがなまりまくってましたよ~(泣)ダンスの前にいつも柔軟体操や、バレエストレッチを行うのですが、それでなくてもかたい私の身体は、この2週間の間でさらにかたさを増し、鋼鉄のようになってしまっていました~!!もう、痛いの何のって!!ストレッチだけで、汗が噴出~(冷や汗とも言います)その後、ダンスをするのですが、これまた苦手なんですよね~(苦手なのになんで習ってるかと言われると返答に困るのですが・・・(笑))私はエアロビっぽいはっきりしたダンスはまだついていけるのですが、ジャズダンスや、ヒップホップなどなんだか柔らかい動きを要求されるダンスはすごく苦手なんです。様にならないというか。。。力の抜き方がイマイチ分からずに、全部力はいっちゃうか全部抜けちゃうかになっちゃう。。。しかも、かなりテンポが速いので、いつも全然踊れないのでした。。。汗をしっかりかいてリフレッシュするはずが、踊れないので汗すらかかず。とほほです。でも、やっぱり身体を動かすとその日はぐっすり眠れるのが良いですよね~今もかなり眠い状態。日記つけ終わったら速攻眠りま~す♪
2006/10/23
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やや、お久しぶりの日記になっちゃいました。近所の高校生が、推薦入試を受けるそうな。そして、その試験にバイエルの100番と105番を弾くという課題があるらしい。その高校生を仮にあいちゃんとしましょう。あいちゃんは、今までピアノを弾いたことがなく、しかも2ヶ月前にその大学の推薦入試を受けることに決めたそうです。ということは、ピアノを弾かなくちゃ!!と思ってからまだ2ヶ月しかたっていない。あいちゃんは急遽近くのピアノ教室に習いに行くことにしました。でも、バイエル100番と言えば結構難しいですよね~そこで、ピアノ教室だけでなく、私にもちょっと教えてあげて欲しいと、あいちゃんのお母さんから私の母に打診がありました。ピアノなんか人に教えたことがないし、しかも入試のためだなんてそんな責任のあること無理~と言ったら、すでにOKしたよ~と母。。。うそっ!最悪。。。くれぐれも、素人なんであてにしないようにと念を押してもらいましたが・・・。あぁぁ、困ったことになりました。憂鬱ですぅ~。しかも、推薦入試は来月だって。うぅぅぅ。
2006/10/21
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解体諸因 西澤保彦 (2006.10.18再読了)方舟は冬の国へ(感想)を読んだとき、「西澤さんやっぱりおもしろいな~」と再認識。タックシリーズぐらいは、いつか読破したいな~とつぶやくと、みっつ君さんがタックシリーズの刊行順を教えてくれました。遅ればせながら、タックシリーズ制覇の旅に出発することにいたしました~六つの箱に分けられた男。七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。エレベーターで16秒間に解体されたOL。34個に切り刻まれた主婦。トリックのかぎりを尽くした九つのバラバラ殺人事件にニューヒーロー・匠千暁が挑む傑作短編集。新本格推理に大きな衝撃を与えた西沢ミステリー、待望の文庫化第一弾。(「BOOK」データベースより) 既読の作品はとばそうかな~とも思ったのですが、やっぱり全部読みかえそうと思い直し、デビュー作にしてタックシリーズ第1作目の「解体諸因」から読むことにしました。実は、私が持ってるのはノベルズの初版で、背表紙の紹介文に、「341個に解体された主婦」と紹介されていて、「341個?!」と驚愕したんですが、本編読むと34個でした。誤植だったみたい。「いつ341個バラバラ殺人がでるのかな~」と楽しみ(悪趣味)にしてたのに。。。(笑)(34個でも十分すごいですけど。。。)簡単にバラバラ死体(人間じゃないものもあります)の状況だけ紹介します。第1因「解体迅速」‥和室の柱にはさむように手足を手錠で拘束されたまま解体された死体。第2因「解体信条」‥34個に解体された主婦第3因「解体昇降」‥エレベーターが下りる16秒の間に解体されたOL第4因「解体譲渡」‥ゴミ袋に入れて捨てられたバラバラ死体と100冊もの成人雑誌の関係は?第5因「解体守護」‥大事にしていたぬいぐるみの腕が切断される第6因「解体出途」‥両腕部分が偏執狂的なまでに細かく解体された死体第7因「解体肖像」‥首の部分だけくりぬかれたポスター第8因「解体照応」‥連続バラバラ殺人。何故犯人は頭部を切り取り次の死体のそばに置くのか最終因「解体順路」‥2つのバラバラ死体。それぞれの頭部が入れ替わって置かれていたこの本を購入した頃、すごくミステリアンテナがさえていて、西澤さん、麻耶さん、加納さん等々手に取る作家さん全てが「あたり~」ということで、ミステリ読むことが楽しくてしかたのない時期でした。この作品も、紹介文読んで「なんかすごそう~」と思い、「西澤保彦って知らんな~」と言いながら読んでみたんですが・・・もう大満足!一気にお気に入り作家になりました。それ以降何度か再読したんですが、そこは私、事件の謎は覚えていても解決編は忘れてるので、今回も楽しく読めちゃいました。(笑)この作品は誰が犯人かというよりは、「何故死体を解体したか」ということに重きがおかれ、バラバラ死体がごろごろ転がる割には、凄惨な感じがしないのでそこが私にはうれしいです。どちらかというと、数学の問題集を解いている感じかな~どの事件も、安楽椅子探偵風で(2編刑事が探偵役というのがありますが)、しかも、タックにしても、ボアン先輩にしても推論を述べているだけで、それが真実かどうかを検証してはいないので、かなり突飛な推理でも、「見てきたような嘘と思ってきいて~」といってごまかせるのがご愛敬。実際、最終因では、その前の短編で披露した推理に訂正が入ったりしますしね。そうそう、この短編集は9つ作品が入っていますが、そのうち3つが最終因に関連していますので必ず順番通りに読んでくださいね~この最終因への連鎖は初読のときには衝撃的で感心したのですが、(ここが、当時この作品を大好きになった最大の理由だったのです)今回再読すると、頭がこんがらがって腑に落ちるまで随分時間がかかりイマイチピンとこない。うぅぅ、この10年の私の脳年齢低下ぶりが確認されたようで悲しい~今この作品を初読したとしたら、そのトリッキーさでやっぱりお気に入りにはなると思いますが、当時のようにこの作品だけで西澤保彦心酔者にはならなかったかもしれませんね。そう言う意味では、良い時期に巡り会ったと言えます。タックシリーズとしては、多分一番最後の時系列になるのかな~(第5因だけ過去の話ですが・・・)まだまだ、キャラがかたまってないので、シリーズファンには物足りないかもしれませんね。私は、この作品が初だったので、その点変な妄想(?)にかられることもなく楽しめました。(笑)でも、初読のときからタックにボアン先輩は好印象だったので、これがシリーズ化したときにはやっぱりうれしかったですね~次は「彼女が死んだ夜」ですね。持ってたはずなんですが、探しても出てこない!!売っちゃったのかな~だとしたら図書館ですね。ちょっと先になるかも・・・。TBさせて頂いた日記ミステリの部屋(samiadoさん)
2006/10/18
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日記を書かなくっちゃ~という意志だけで起きてる今の私・・・。今日は、また岩盤浴に行って参りました。今回はいつも行ってるところでなく、新しくオープンした岩盤浴のお店に行ってきたの。オープン記念で安かったから。。。(笑)システムはいつものお店と一緒です。設備的には、いつものところの方が良いかな~そして、いざ入浴!!すると、でるわでるわ大量の汗!!!いつものお店では、1巡目はあまり汗かかない私なんですが、ここでは、1巡目からものすごく汗が出ました。同じ岩盤浴のはずなのにこの違いは何???何度か岩盤浴に行っているので、初めの頃より汗をかきやすくなっているのかもしれませんが、それにしても・・・。ただ、汗が出る分ものすごく疲労しちゃうんです。いつもより、20分ほど短いコースだったのに、くたくたになりました。どちらが良いか悩むところですね。とにかく汗をかきたいなら、今回のところが良いかな~でも、リラクゼーションを求めるなら、いつものお店の方が良いです。これは、臨機応変に使い分けようと思いました。おぉぉぉ。。。眠い。(かなり疲れちゃったようです。。。)本日はここまで。おやすみなさ~いzzz
2006/10/17
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はじまりました~今クールのドラマで1番楽しみにしていた「のだめカンタービレ」!!いわずとしれた、クラシックを題材にした大ヒット漫画のドラマ化です。原作が大好きなのでドラマ化はうれしさ8割不安2割といった感じでしたが・・・。おもしろかったですよ~キャストはすごく興味津々でした。でも、おおむねgood!玉木君の千秋は違和感のある原作ファンも多いみたいですが、私はOK!!驚いたのがコミックで多々ある顔面破壊をあの玉木君でやってたことです!今までのイメージがクールだったので(いや、千秋もクールですが)良い意味で親近感が沸きました~のだめの上野さんも、ねじのゆるんだ演技(失礼)がのだめらしくて良かったです。ゴミ屋敷であるのだめの部屋を掃除する場面は、原作で知っていても笑っちゃったし、連弾のシーンも、「のだめの奔放な演奏に必死についていく千秋」という感じにしっかりなっていて驚いちゃった。(ここ、普通に上手な演奏をバックに流しても雰囲気でませんもんね)ただ、原作を知らない人にはちょっとかけ足過ぎたかも知れないな~重要な登場人物を第1回で出し切ってしまおうという意図かも知れませんが、どうでしょうか、ドラマで初めてのだめにふれた人は面白いと思ってくれたかな~まだまだ、第1回なのでこれからが勝負ですよね。是非、このドラマでお堅いイメージのクラシックに興味を持ってくれる人が増えるようになってほしいなぁ。海砂的には大満足の1時間10分でした。取りあえず、コミック16巻まで出てます。私は、マングースシャーペン付き限定版を買っちゃいました~(ミーハー)(マングースシャーペン付きはこちらから→)
2006/10/16
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今日は久しぶりにオケの練習に参加しました。オケ自体は定演後お休みで、2週間ほど前から練習を再開しているみたいですが、コンサート行ったりいろいろで、私は今日から始動です!(すみません。。。)でも、団内発表会とかがあったので、あんまりお休みした気分はないなぁ~で、今日はグリーグのピアノ協奏曲を練習しました。言わずと知れた「ラ・ラソミ・ミドラ・ラソミ・ミドラ・ラソミ・ミドラ~」ってやつですメインのブラームス2番と違い、よく知ってる曲なので初見でもとっつきやすいです。でも、リズムが難しいな~刻みながらメロディを弾くところがたくさんあるんですが、6連符だったり16分音符だったりなんかややこしい。。。1拍でどれだけ刻むのかとか、不意にテンポが変わったときの刻みの速さとか。もちろん、予習しておいたら全然問題ないところなのかも知れませんけど、すぐにリズムが切り替わらずにおたおたしちゃいました。。。この曲協奏曲なのに、結構オケもメロディ弾けるところがあって楽しいな~もっと弾けるようになったらさらに楽しそうなので、とろとろとでも練習しなくっちゃ。
2006/10/15
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陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎 (2006.10.14読了)映画化もされた陽気なギャングが地球を回すの続編です。前作が大好きだったので、今回も非常に楽しみにしていました。人間嘘発見器・成瀬、演説の達人・響野、天才スリ・久遠、正確無比な体内時計の持ち主・雪子。史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。しかし…。「陽気なギャングが地球を回す」に続く第2弾。(「MARC」データベースより)4章構成になっており、第1章は主要人物たちの日常生活とその中での小さな(?)事件を扱っています。伊坂さん作のことわざが(ホントにこんなことわざあるんだったらすみません。。。)素敵。実は、ここの部分が私は1番楽しかったな~特に、雪子さんメインの「卵を~」が真相もほのぼのしていて好きです。もともとこの部分を短編小説として雑誌に掲載していたと言うことなので、1編1編が独立しているので読みやすいんですよね~(でも、微妙にお互いに関わり合いがある・・・ここは長編化するに当たって書き直したのかな)第2章からは本業(?)の銀行強盗の成功と、その後巻き込まれた誘拐事件犯人への襲撃が書かれています。ここで、第1章での一見無駄話だったようなことが生きてきたりするのが伊坂作品です。誘拐犯の二人組がちょっと抜けていたり、被害者の女性がお人好しで犯人に同情したりと、何とも愛すべきキャラクターがどんどん出てきて楽しい!特に今回は久遠が大活躍でしたね~(成瀬が活躍するのは当然として)(彼、仕事はしてないのかしら~まさか銀行強盗で生計を立ててる???)でもね、今回ものすごーく面白かったのは間違いないんですが、ちょっと物足りないの。深夜に半分眠りこけながら読んだからというのが、一番の要因だとは思いますが、ちょっとご都合主義っぽいラストだったような気もします。このシリーズはそういうあり得ない話を笑い飛ばして読んじゃうのが正しい読み方なんだということは分かるんだけど・・。まあ、眠すぎで大事な伏線を伏線と感じないまま読み進めちゃった可能性は高いですあと、私の大好きな響野さんがまったく足手まといキャラになっちゃってたのも寂しいぞ~確か前作ではもうちょっと活躍していた気が・・・。でもね、これは私の単なる贅沢な注文であって、続編としてとても楽しく仕上がってますよ。4人の主要人物もさらに個性がはっきりしてきて良い感じです。(あぁ、、でも響野さんをもう少し何とか・・・。)それから、前作を読んでから今作を読んだ方が良いと思います。伊坂さんもあとがきで「できることなら順番に」と書いてますし。。。前作のネタバレがさらっとですがありますし。。。もちろん、今作だけ読んでも面白いですけど、前作を後で読むと真相がすぐ分かっちゃうので、前作を読むつもりなら、先に読んでおいてね~と言いたいな。とにかく、続々編も希望しま~す!!それと、前作のDVDも早く見たいな~動いている彼らが見たい!!そうそう今作も映像化すると面白そうな場面がたくさんありますよね。カウボーイハットの久遠とか柔道の集団とか・・・(笑)TBさせて頂いた日記未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)まみむメモ(@かぼちゃさん)読書とジャンプ(むらきかずはさん)ミステリの部屋(samiadoさん)猛読醉書(かつきねえさん)
2006/10/14
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ダーリンは外国人(2) 小栗左多里 (2006.10.12読了)国際結婚の現実、ふたたび! 国際結婚をした著者が、「現実」をマンガで描くエッセイ第2弾。巻末にダーリンが外国人な人に聞いた、爆笑アンケート結果も収録する。(「MARC」データベースより) これ、面白いです!外国人結婚した著者と、その夫(トニー)との日常生活が漫画で描かれてます。前作ほど大爆笑はしなかったけど、「やっぱりガラスの心」のトニーはかわゆい!!いじめたくなっちゃうさおりさんの気持ち分かるな~(笑)漫画だから簡単に楽しく読めて、でも、普段普通に思ってることが、トニーの目からは奇異に映ってることもあるというこに気づかされ、なかなか「目から鱗」気分が味わえます!まあ、なかには外国人から見てというよりトニーから見てって感じのこともあるけどwwこの夫婦、なんだかほのぼのしていていいなぁ~
2006/10/12
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今日の出来事ではないのですが、日曜日のこと。。。ホンダの車を乗ってる私。そのホンダからDMが届いていて、何でも新ジャガを来店者にプレゼントしてくれるとか。しかも、洗車無料券とオイル交換半額券も入っており、そろそろオイル交換しなくっちゃと思っていた私は、これ幸いとホンダへ。。。じゃがいもをせしめ、ルンルンしながらオイル交換の間、中で待ってました。暇なので、お店内でおいていたファッション雑誌を何気なく読んでいると、そこにはユニクロ特集が。。。なんで、ファッション雑誌に載ってる服ってかわいくみえるんでしょうか??それが高級店の服であってもユニクロの服であっても関係なく素敵に見えちゃうんで、ホンダのお店からユニクロまでは車で2,3分の距離なんですよね~オイル交換が終わった後、速攻でユニクロに行ったことは言うまでもありません。あぁぁぁ、買い物なんてホンダへ行くまでも思っても見なかったのに、帰ってきた私の腕にはしっかりユニクロで購入した洋服たちが・・・。ま、まあ、安いし・い・い・か・な・・・・と自分に言いきかせるのでした。
2006/10/11
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顔のない敵 石持浅海 (2006.10.9読了)1993年、夏。カンボジア、バッタンバン州。地雷除去NGOのスタッフ・坂田洋は、同僚のアネット・マクヒューと、対人地雷の除去作業をつづけていた。突然の爆発音が、カンボジアの荒れ地に轟く。誰かが、地雷を踏んだのだ!現地に駆けつけた坂田とアネットは、頭部を半分吹き飛ばされたチュオン・トックの無惨な死体に、言葉を失った。チュオンは、なぜ、地雷除去のすんでいない立入禁止区域に踏み入ったのか?そして、これは、純然たる事故なのか?坂田の推理が地雷禍に苦しむカンボジアの哀しい「現実」を明らかにする―。表題作を含め、「対人地雷」をテーマにした、石持浅海の原点ともいうべきミステリー6編と、処女作短編で編まれたファン待望の第一短編集。(「BOOK」データベースより)待ちに待った石持さんの短編集。対人地雷をテーマにしている6編と、処女作1編。処女作以外は、多分発表順になってると思います。でも、作品中扱ってる年は前後しています。対人地雷という重く難しいテーマを冠しながら、相変わらずさくさく読ませてくれる石持さん。あらすじを読んだときは、「世界が大きすぎてちょっと合わなそう~」と思ってたのですが、全然そんなことはなく、各短編に提示された謎が気になって一気に読んでしまいました。その中で、今まであまり気にとめていたかった対人地雷の恐ろしさや、それに立ち向かう人々がいるという事実など、勉強になることも多かったので、一石二鳥??各短編は独立していますが、それぞれの登場人物がひょっこり他の短編に出ていたりして、違う話になっても、興味が持続できるという構成がうまいです!!今回もちょっぴりご都合主義的な論理展開もありましたが、(接着剤の理由はバカミステリっぽいと思います・・・笑)地雷に関わる人々たちを真摯に描いていることの方に興味がいき、「セリヌンティウスの舟(感想)」のときほど気にならなかったです。地雷シリーズ(?)の中では、表題作「顔のない敵」と「利口な地雷」が特に面白かったな。「利口な地雷」はミステリ部分より「ドリアン」が上手くできてるな~とそちらの方に感心したりしてましたが。。。(笑)でもでも、今短編集で1番面白かったのは、処女作「暗い箱の中で」だったりしますつくづく私ってこういう限られた空間、限られた人物というシチュエーションが好きみたいこの作品はその中でも究極ですものね~(エレベーター内での殺人なんだもの)この設定だけで、私の中では「お気に入り決定」となりました~TBさせて頂いた日記まみむメモ(@かぼちゃさん)ミステリの部屋(samiadoさん)
2006/10/10
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今日は、大阪へお出かけ。恒例(?)大阪シンフォニカ交響楽団の名曲コンサートでした。今回の曲目は・・・。ウェーバー「魔弾の射手」序曲ショパン「ピアノ協奏曲第2番」シューマン「交響曲第4番」今回も大変な熱演で大満足の演奏会でした。本日はコンマス森下さんではなく、コンサートミストレスの方でした。はじめ、舞台袖から出ていらしたときは、落ち着いた感じの方で、正直「地味なコンマスだな~」(失礼)と思ったのですが、演奏始めると豹変!!!とても熱い演奏スタイルにいっぺんにファンになっちゃった(笑)ショパンのピアノ協奏曲ソロは三船さんとおっしゃる方でした。大変美しく、かつパワフルな演奏で、良かったです。第1番の方が多分有名なんだと思いますが、私は2番の方が好きかな。。。(1番も好きなんですけど、どちらかと言えば・・・)とにかくミスタッチがほとんどなかったのがすごいな~プロなんだから当たり前かもしれないけど、実演ではなかなかノーミスの演奏ってないもの。シューマンの4番は多分はじめて聴く曲でした。もしかしてラジオとかで流して聴いたことはあるかもしれません。ところどころ「あっ、ここ知ってる~」というところがありました。シューマンというと実はかなり食わず嫌いをしていまして、「何となくきれいだけど地味かな~」と思って、全然聴いていなかったんです。でも、最近シューマンのピアノ協奏曲を聴いて「良い曲じゃん!!」と赤丸急上昇になっていたところだったの。(笑)このイ短調の交響曲も、短調と言うこともあるかもしれませんが、気に入りました~演奏時間も短めで、退屈せずあっという間に終わっちゃった印象があります。シューマン。。あなどれないわ!!やっぱり思いこみはいけませんね。。。シンフォニカの皆さんも熱演で、すごく良かったです!!さっそく、CDを購入しなくっちゃと思いました。
2006/10/09
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お月見も終わったので、デザイン戻しました。今年は例年より中秋の名月の日が遅かったので、萩なんて枯れちゃってましたよね~デザインも、別のにしようかな~とも思ったんですが、いろいろいじるのがめんどくさかったので、結局元のデザインに戻しただけになっちゃった。飽きたらまた変えちゃうかも~(笑)
2006/10/08
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セリヌンティウスの舟 石持浅海 (2006.10.7読了)セリヌンティウスって何??と思ったらメロスの友人だったんですね~小学生の頃「走れメロス」を読んで感動したのにもかかわらず、親友を信じ切った「友」の名前は覚えてませんでした荒れ狂う海で、六人のダイバーはお互いの身体をつかんで、ひとつの輪になった。米村美月、吉川清美、大橋麻子、三好保雄、磯崎義春、そして、僕、児島克之。石垣島へのダイビングツアー。その大時化の海で遭難した六人は、信頼で結ばれた、かけがえのない仲間になった―。そんな僕らを突然、襲った、米村美月の自殺。彼女はダイビングの後の打ち上げの夜に、青酸カリを飲んだ。その死の意味をもう一度見つめ直すために、再び集まった五人の仲間は、一枚の写真に不審を覚える。青酸カリの入っていた褐色の小瓶のキャップは、なぜ閉められていたのか?彼女の自殺に、協力者はいなかったのか?メロスの友、セリヌンティウスは、「疑心」の荒海の中に投げ出された。(「BOOK」データベースより) 「ルールはひとつ。信じること。」裏表紙に書かれたこの言葉がすごく重要なんですよね~ようするに、登場人物が全員お互いを信じ切ってるという特殊状況でのみ、通用する論理がたくさん出てきて、正直腹黒い私としてはイマイチ納得しきれませんでした。確かに生死を左右する事態をともに乗り切った6人は、普通の友人たちよりは、信頼関係も深くなるのでしょうが、それにしても誰も「他殺」を疑わないのがすごい。「協力者」がいる可能性は否定しないのに、「犯人」の存在にほぼ疑問を抱かないなんて。。。それ以前に「瓶が倒れてる」=「美月が友人を巻き込むなんてあり得ないからおかしい」と言う論理が考えすぎだと思うんですが。。。ただ、ネタバレ反転!まあ、これを言い出したのが磯崎=協力者なので良いとしましょう。この後も、なんでそんな無理矢理美月の自殺をややこしくすることばっかり言うの??とイライラしちゃいましたけど、協力者だったら仕方ないですものね。ここまで!とにかく、全ての推理が「信頼関係」という何とも私には心許ないものを基盤として展開していくので、ここに素直に賛同できないものとしては、なかなか辛いものがありました。「美月がそんなことをするはずがない」「他のみんなならこうしたはずだ」こんな台詞がそこらじゅうに飛び交いますが、ダイビングのときだけ交流していた彼らが、そこまで他人のことを分かっちゃうもんなんでしょうか??いくら、「この作品はこれがルールなんだから!!」と言いきかしても、どうしてもそこが気になっちゃって、のめり込むことが出来ませんでした。素直に読めたらもっと楽しかったんでしょうけどね~残念。でも、1番納得できなかったのが、美月が死を選んだ動機かな。思わず「なんじゃそりゃ!!」と目を見張りました~(笑)その理由が常人では理解に苦しむ(登場人物たち!なんでそんなに簡単に納得してるの??)上にその後何回も彼らとの交流を楽しんだ後にするかな~もちろん、あるきっかけがあったからというのは分かるんだけど。。。う~ん、まだまだ私の読みは浅そうですね。。。(同じく動機で賛否両論だった「扉は閉ざされたまま」は理解可能だったのにな~)ラストはうまいな~と思いました。またネタバレ反転ここででてくるか魚肉ソーセージ!!でも、残された仲間はさらに辛い思いをするんじゃないでしょうか。美月も協力者もちょっぴり自分勝手なような気がします。ここまで!石持さん大好きな私としては、この作品も大変おもしろかったです。ただ、感覚的にぴたっと合わなかったのが残念かな~一番の収穫はセリヌンティウスという名前を知ったということかもwwTBさせて頂いた日記まあぼの交差点(donmaboさん)未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)ミステリの部屋(samiadoさん)まみむメモ(@かぼちゃさん)積んどく?読んどく?(shiba_motoさん)
2006/10/08
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今日は友人と昼食を一緒に食べました。自然食と器を売りにしているカフェで頂いた後、カフェの1階の和雑貨屋さんによったんです。てぬぐいとか、和食器とかかわいいものがいっぱい!!そこで、私の目に小さな「かんのんさま」が飛び込んできました~観音様なんですが、「かんのんさま」と書きたくなっちゃうプリティーさそのかんのんさまに惹かれちゃって、しばしその場所を動けず、じ~っと見入ってしまったの。デフォルメされたかんのんさまでしたが、そのお顔を見ると癒される感じがする。「う~ん、和むわ~」友人が私の様子に気づき、「どうしたの?」ときいてきましたので、「これ見て~」と言うと、やっぱり「和むね~」と気に入ったみたいです。そこには何種類かのかんのんさまがあったので、迷いに迷いながら、1体をおうちにお連れすることにしました~もちろん、友人も別のかんのんさまをお持ち帰り!家に帰って早速ながめる。。。。「う~ん、やっぱり和むわ~」 この何ともいえない、眠いような微笑んでいるような表情がお気に入り~1体1体表情が微妙に違うので、めっちゃ悩みました。。。写メしてみましたが、バックがちょっとあってませんね。。。(笑)和風の家具の上とかだったらもっと様になるんですけど・・・。
2006/10/07
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今日はいつもいっているダンス教室でヨガをやってみました。うちの教室は、用事などで休むと振り替えで他の教室のレッスンを受けられるんです。ここが、なかなかのお気に入り。。。で、今回はヨガをやってみることに。。。とにかく、昔から身体の硬さには定評のあった私。(自慢にならん)ワクワクしながらもちょっと不安に思いながら教室へ行きました。先生は、すごくおっとりした感じで声をきくだけで癒される系。印象的だった言葉が、「無理をしないこと」「人と比べないこと」そうだよな~ついつい周りを見て「あぁぁぁ、みんな柔らかいな~」「私一人できてないよぉ~」などと思っちゃって、集中できない軟弱な精神の私にはあたりまえなんだけど改めて納得~と思わされました。最初に、この言葉をきいたおかげで、無理せず楽しくできましたよ~もちろん、やっぱり身体が硬いことに変わりないのでポーズによってはめちゃヘビーでしたけどでも、終わった後なんだか身体が軽くなったような気がしました。ダンスとはまた違った爽快感。う~ん、これはいいかも!!!また、振り替えることがあったらいこうっと♪
2006/10/06
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