2013年09月23日
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2180 - Pittsburgh - Mellon Arena - Genesis - The Carpet Crawlers
Genesis (Wikipedia)
日本生まれの音楽ジャンル
Progressive Rock
プログレッシブ・ロック
を聴いてみましょう!
第14回
【中級編】
秋の夜長の大作特集4
Genesis
『in The Cage medley』


さて今回も 永遠の不人気企画
『プログレッシブ・ロック』 特集 第14回
【中級編】その4をお送りします


今回はプログレの雄でライブに定評のあるジェネシスの定番ナンバー
『イン・ジ・ケイジ メドレー』 をご紹介します


という訳で 今回もお愉しみ下さい



△▼ △▼ △▼

GENESIS - "In the Cage Medley" (1982)​
In the Cage - The Cinema Show
- The Colony of Slippermen
- Afterglow
ジェネシス - イン・ジ・ケイジ(メドレー)
19分15秒​


収録アルバム『Three Sides Live』DVD
『ライヴ・アット・ウエンブリー・スタジアム』

Genesis-tirrenia-set 82
(Wikipedia)

● トニー・バンクス – Keyboards
● フィル・コリンズ – Vocals, drums, percussion
● マイク・ラザフォード – Bass, Guitar

ライブ・サポートメンバー

◯ ダリル・スチューマー – Guitar
◯ チェスター・トンプソン – Drums, Percussion


今回は 異なったアルバムの曲を あたかも一曲の様に繋げて演奏した
ライブ・バンドとして既に欧州で人気の高かったジェネシスの得意とする

メドレー形式のライブテイクをお聴き下さい☆



1. 幻惑のブロードウェイ から 『イン・ジ・ケイジ』

足踏の様なリズムの導入から始まる ピーター・ガブリエル在籍時の
ジェネシスの代名詞でもある 耽美で演劇的な雰囲気を持つ楽曲です


2. 月影の騎士 から 『シネマショウ』

唄のパートが終了すると フィル・コリンズがドラムセットへ駆け寄り
ジェネシスのもう一つの顔である テクニカルな演奏 をフィーチャーした

インストゥルメンタルパートが始まります

非常に複雑な変拍子を躍動感たっぷりに演奏する
フィル・コリンズ の スリリングなドラムが 聴き所で

非常にスピード感のある 高度で複雑な演奏に
あり得ないタイミングで ドラム・フィルを切り込んでくる

最盛期のフィル・コリンズのキレッキレのドラムを堪能出来ます

そして
静寂の嵐 から『...イン・ザット・クワイエット・アース』
の後半部分をを経由して

3. 幻惑のブロードウェイ から 『コロニーオブスリッパーマン』

リズムが変わり 再び 幻惑のブロードウェイに戻ります
曲はやがて だんだんスローに変化して行き バラード曲へつなげていきます


4. 静寂の嵐 から 『アフター・グロウ』

アルバム・ヴァージョンは 割りと平坦な印象がありましたが
ここでは リズムを強調したメリハリの効いた
ドラマティックな演奏を聴く事が出来ます

唄を歌い切ったフィル・コリンズがドラムセットへ再び駆け寄り
エンディングの演奏に合流し
ボーカリストがステージから立ち去るという
ドラマティックな演出がラストを盛り上げます



△▼ △▼ △▼

このメドレーが今の形になったのは
テクノ全盛期に ジェネシスも テクノっぽく変身した
81年発表の意欲作 『アバカブ』 リリースの頃でした

ドラムのフィル・コリンズが ブレイク前に
YMOの 高橋幸宏 っぽいプレイを取り入れて
良く知る ドラム・スタイルになる きっかけとなった

ジェネシスにとって 重要なアルバムでもありました



Genesis - No Reply At All (1981)​
ジェネシス - ノー・リプライ・アット・オール

Phil Collins
Phil Collins (Wikipedia)


1981『アバカブ』

これまでクラシカルなシンフォニックロックを演奏してきたジェネシスが
要となるメンバーの相次ぐ脱退に遭った事をきっかけに

メインストリームのトップヒットを意識した音楽活動にシフトし

前作『デューク』でのポップなアプローチを更に突き詰め
「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」 のホーンセクション
フェニックスホーン をゲストに招いた
フィル・コリンズの持ち味のファンキーでポップなナンバーです

ピーター・ガブリエルの後ろで息を潜めて
指示通りにテクニカルなドラムを披露していたドラム職人が

中心人物ピーターと
メロディーの要のギタリストスティーブ・ハケットを失い

第3の人物としてフィル・コリンズを大胆にフィーチャーし
『インビジブルタッチ』 での成功に導くきっかけとなった
ヒット・チューンとなりました


さて、ここで例によって、 まったく興味の無い事は承知で
バンドの人事遍歴をご紹介します

1969年 『創世記』

● ピーター・ガブリエル - Vocals/Flute/Perc.
● トニーバンクス - Key
● マイク・ラザフォード - Bass
● アンソニー・フィリップス - Guitar
● ジョン・シルバー - Drums ---脱退


一回しか聴いた事がありませんが
よく出来たフォーク・ロックという印象で
まだまだ海とも山とも言えない内容の初期作です




1970年『侵入』期

● ピーター・ガブリエル - Vocals/Flute/Perc.
● トニーバンクス - Key
● マイク・ラザフォード - Bass
● アンソニー・フィリップス - Guitar ---脱退
● ジョン・メイヒュー - Drums ---脱退


初期の代表曲でもある『ナイフ』が収録されております

この頃からピーター・ガブリエルの
アングラ劇的パフォーマンスが評判を呼び

ジェネシスの名前が欧州に知れ渡ります





1971年~1974年『怪奇骨董音楽箱』~『幻惑のブロードウェイ』期

● ピーター・ガブリエル - Vocals/Flute/Perc. ---脱退---ソロ
● トニーバンクス - Key
● マイク・ラザフォード - Bass
● スティーヴ・ハケット- Guitar 加入
● フィル・コリンズ - Drums 加入


ドラムにフィル・コリンズ
ギターに スティーブ・ハケットが加入して
サウンドが プログレッシブ・ロックへと 劇的に変化します

中心人物だったピーター・ガブリエルの独裁体制が頂点に達した頃
その体制を 誰よりも疑問に思ったピーター本人が脱退を表明します

それでもピーターの音楽に傾倒していたフィル・コリンズは
その後もピーターのソロ・アルバムに参加し

『電車男』のテーマ曲で ELO の 『トワイライト』 の
冒頭のけたたましいドラムサウンドでお馴染みの

ドラムの音に深い残響効果をかけ それを途中でバッサリカットする
『ゲートリバーブ』

80年のピーターのソロ3作目の一曲目
「侵入者」でのドラムプレイで
フィル・コリンズが世界的に広める事になります




1976年 『トリック・オブ・ザ・テイル』『静寂の嵐』期

● トニーバンクス - Key
● マイク・ラザフォード - Bass
● スティーヴ・ハケット- Guitar ---脱退---ソロ---GTO--―ソロ
● フィル・コリンズ - Drums/Vocals

中心人物を失った危機的状況の中
トニー・バンクスが執念の全作詞を担当し
ピーター在籍時にも数曲ボーカル曲を披露したフィル・コリンズが
正式にリードボーカルに昇格させた新体制で挑んだ新作は

『俺が居た時よりも良いじゃん』とピーターに言わしめる程の
会心の一作となりました

その後ジェネシスは「ライブ・バンド」として精力的に活動をし
欧州での不動の人気を勝ち得ます

この時期、サポートドラマーとして イエスを脱退した
ビル・ブラッフォードが一時在籍した事でも有名です





1978年~1991年
『そして3人が残った』~『ウィ・キャント・ダンス』期

● トニーバンクス - Key
● マイク・ラザフォード - Bass/Guitar
● フィル・コリンズ - Drums/Vocals  ---脱退---ソロ---復帰---引退

やがてメロディーの要だった
ギタリストのスティーブ・ハケットも脱退し
崖っぷちに立たされた3人のメンバーは

これまでジェネシスの屋台骨とも言えるシンフォニック・ロックを
あっさりと捨て

本格的にフィル・コリンズのポップな音楽性を柱とした
ポップ・ロックへと大きく方向性を切り替えます

そうして82年のフィル・コリンズのスマッシュヒットとなった
『恋はあせらず』の流れに乗り83年に制作された『ジェネシス』は
『ザッツ・オール』の全米大ヒットを輩出

続く86年『インビジブル・タッチ』で全米1位の
世界的大ヒットに繋げます

この時期から プログレサウンドは薄れて行き
フィル・コリンズ主導によるファンク・ミュージックベースの
ポップサウンドが表面化して行き

フィル・コリンズのソロでの成功が
そのままジェネシスの世界的な成功へと繋がって行く流れを生みます

後に脱退しアクシデントからドラマー生命を絶たれ
音楽界を引退するとは思えない程

三人体制のジェネシスとなった後は
世界で最も忙しい男とまで呼ばれ精力的な活躍を続けるのでした




1997年『コーリング・オール・ステーションズ』期

● トニーバンクス - Key
● マイク・ラザフォード - Bass/Guitar
● レイ・ウィルソン - Vocals ---加入---脱退

フィル・コリンズが去り
残された二人は無名のボーカリスト レイ・ウィルソン を加え、
バンドというよりは、ユニット色の濃いラストアルバムを制作します

リリース当時は違和感を感じる程のダークなサウンドが
ジェネシスの正史から外れた様な出来となった印象がありましたが

レイ・ウィルソンのボーカルは
ピーターやフィル・コリンズに通ずる所があったので
その方向からのジェネシスサウンドの構築を目指したと思われ

『コンゴ』のスマッシュヒットを出しながらも
結果「番外編」の様な印象となり
アルバムの評価も芳しいものでは無く
次の年レイ・ウィルソンの脱退を持って解散となりました





『そして3人が残った』 事でも クリムゾンと事情が被ってはいますが

よく見ると編成が EL&P と同じなのにも関わらず
なぜかそれを指摘するヒトは居ないという

ユニット色の強いバンドだった事を物語るものがあります


プログレ・バンドというのは 人事移動が激しく
それぞれのバンドから脱退した人物を通して
交流がある事でも有名です

プログレを演るミュージシャンは 皆、
非常に高い音楽性 技術を持っている為

度々 音楽的相違で 加入脱退 を繰り返す事から
足に地が付かない 根無し草のマニアックな音楽
という印象を受けがちですが

同時に、人事を通して 音楽を共有して吸収して行く
懐の深いジャンルでもあるのだと思うのでした☆


△▼ △▼ △▼

というわけで いかがでしたでしょうか

次回は大作特集 最終回にして真打ち登場の
『ピンク・フロイド』 をご紹介します

さて 次回は一体何の曲が更新されるでしょうか
ごきげんよう






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最終更新日  2023年04月08日 19時51分17秒
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