フランス人彼氏から愛を学ぶ

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からすの死体はなぜ見つからないのか?

からすの死体はなぜ見つからないのか?



このフレーズを聞いて、みなさんちょっと立ち止まって考えてみてください。



この、クエスチョンは何も私が考えたわけではないんですけど。



私が昔愛読していた本のタイトルでした。



もしかしたら読んだ事がある方だったら、「あ!!」と思われるかもしれません。



そうです。



アノ本です。



カラスの死体。



「見たことあるよ!!」



って、方もいらっしゃると思います。



確かに私だって、一度や二度見たことあります。



でもね、カラスって街中にたくさんいるじゃないですか??



あんなにたくさんカラスが街の中にいてるのに、今まで生きてきた中で一度や二度しか見たことがないなんてちょっと不思議じゃないですか??



もっと、たくさん死体を見てもいいはずなのに!



私はこの本を見て本当に衝撃を受けました。



確かに!!



カラスに限らず、他のどんな生物に対してもそれがいえるのです。



ちなみに、この本にはカラスの死体がどこにあるか調べていました。



しかし、答えは見つからず、作者は三つの仮説を立てました。



第一に、カラスは死ぬ間際になったらカラスが決めてある場所で死ぬ。
でも、これはまだその場所が見つかってませんね~。これもおかしい。日本はいまやだれしも知らない土地はないほどせま国なのに。それに、カラスって都会にいるでしょう?この仮説はおかしいような気がします。



第二に、カラスは共食いをするから死体は見つからないのだ。それとも、カラスは死んだときに、仲間に食べられてしまう。じゃ、この仮説だったら、食べている所をだれかに見られていてもおかしくないですよね?見たことありますか??私は見たことありません。だったら、この仮説もおかしいです。



さあ、ここまで来て、あらかたの仮説は考えましたが、わかりませんね~。



そして、作者は第三に何を言ったか・・・



それは・・・



カラスは・・・








・・・







「カラスは死んだ瞬間に消滅する」です。






・・・






ちょっとバカじゃないの?



っておもったでしょう??



実は私もです。



でもね、その仮説って間違ってるってどうして言えるんですか??



あなたは消えてなくなるなんて「科学的におかしい!」って思っているでしょう?



そうなんです。



私もです。



でも、その科学的根拠ってどこから来てるんですか??



その科学は正しいといえるんですか??



その科学の正しさを私たちは「正しい」といいきれるのは私たちには難しいとおもいます。



なぜなら、私たち21世紀になる前、今までは常識だったことも昔だったら非常識だったこともあるでしょう?



たとえば地球は丸かったなんてかの有名なガリレオが発見するまで私たちは知らなかったじゃないですか?



だったら、「カラスは死ぬ時にこの世から消滅してしまう。」というのは間違ってないかもしれないのです。



ただ、私たちにそれが見えないだけ。



四次元の世界にカラスは行ってしまったかもしれないのです。



私たちは科学的にといわれるとなんだか納得してしまいませんか??



科学的に証明されているといわれれば、その後の言葉はでてきませんね。



私たちってそれだけ、常識にとらわれているんです。



なるほど!



私もそう思いました。



そして、この本に私の考え方は影響されたと思います。



その本は「カラスの死体がなぜ見つからなかったのか?」という小さい問題にとらわれているのではなく、その問題に私たちの常識という概念が間違ってないかと言うことをなげかけていたのです。
(そのあと、その本は宇宙的規模の壮大な計画の論文へと発展してしまうわけなんですが・・・それは置いといて)



その本を読んでから、私は考え方って変えなきゃいけないな、って思ったんです。



そして、そう誓いました。



しかし、いまだに出来ない事があります。



私は変わっても、私の両親の考え方はかわることができないということです。
(いきなり話が飛んじゃってごめんなさい。)



私は今フランス人のトウフと付き合っていますが、実はまだそれをいえていません。



私の両親はもしこのことを知ったら本当に反対するとわかっているからです。



外国人とつきあっても幸せになることなんかできない!



これが、私の両親の考え方です。



これは、私の両親の常識なんです。



そして、変えることができないのです。



きっと、私が言っても無駄だろうなぁ~と、確信があります。



私は前お医者さんと付き合っていて、その人と4年も続き、結婚する予定でいました。



両親もそう望んでいました。



でも、彼とはさよならしちゃって・・・



今はトウフのことを本当に愛しています。



両親は医療系で、医者の信者で、娘の私が前彼と結婚するのを本当に待っていました。



そして、そんな私はその気持ちを汲み取り、いつも恋愛は両親の気に入る人じゃなきゃだめだとおもっていたのです。



でも、幸せなんて、本当は自分が決める事じゃないですか?



でしょう?



なんで、私がまだこのことを両親に言えてないのは反省する点だと思うのです。



そして、両親に心から応援してほしい。



そう思うのはいけないことでしょうか??



私はこんなに考えを変えることができるのに・・・



と、思っていたらショックな事実に直面しました。



それは、「ゲイ」についてです。



トウフにはゲイの友達がいます。



私は彼に会い、友達に・・・



でも、ものめずらしくて、いつも彼の話題をしていたら、トウフからこんな言葉が・・・



「彼はゲイだけど、ゲイが問題じゃない。
 彼は僕の友達だ。
 人は誰でも好きになることができるよ。
 そうでしょう?!オリーブ。」



・・・



すごくショックでした!!



私はそうじゃない!!って思ってたのに・・・



彼の事を認められると思ってたのに・・・



看護婦である私は、何回も学校で人を認めることを習ってきてのに!!



・・・



ええ



きっと、一番常識にとらわれていたのは私なんですね~。



その時に一番良く分かったんです!



常識って、取り外すのが本当に難しいですね。




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