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昨年末の診察日にナナの子供をとるかどうかを先生に相談し、
ナナの心臓が弱いことや、色々な事を考え合せ
子供は断念したという事を日記に書きましたが
ナナに子供を産ませないなら、
避妊手術をいつ頃すればいいのかと考えていました。
2月には3度目の発情期がやってきます。
その前に院長先生の意見を聞いておきたかったので、今日相談に行ってきました。
年末に女医さんに診てもらった時に相談し、
ナナの子供をとることを断念したことを院長先生に言った上で
ナナがかかった『タンパク漏出性腸症』は
出血すると止血が少し大変になる事、
そんな中で避妊手術ができるのか、
もしするならいつ頃が一番いいのか。
正直、私達は迷っていました。
ただ、8月に『タンパク漏出性腸症』にかかり、
一時は命も危ぶまれましたが、
あれから治療をしてきて今のナナの状態を考えると、
とっても良い状態になってきています。
なので、あえてこの時期に体調を変化させるような事はしないほうがいいのではないか。
しかしそれは素人の私達の考え。
最終的に院長先生の意見を聞いた上で決断しようという事になったのです。
そんな過程をお話したところ、院長先生は
『 最終的には家族の方々が決定する事です。
その上で私個人の意見をひとつの方法として聞いてください
』と言われました。
院長先生は『 タンパク漏出性腸症
』『 心筋症
』である事は別にして、
避妊手術はしない方がいいと考えていると言いました。
そしてその理由を細かく丁寧に説明してくれました。
人間も犬も必要のない臓器は付いていないという事。
『 必要があるから付いている物を今このワンちゃんがホルモンのバランスが崩れていたり
生理がある事で何か他に影響が出ているのなら、避妊手術を勧めます。
でも子供を産ませないと決めただけで避妊手術をすることは賛成できない
』...と。
でも今の若い先生方は避妊手術肯定派が主だと言っていました。
それはその様に学校で教えられているからだそうです。
先生が私を見て、
『 旦那さんがあなたに子供を産まないのなら子宮を取る手術をしろって言いますか?
人間はそんなことはしません。
犬だからこの様な問題が起こるんです。
全て人間が考えた人間に都合の良いようにしようとしているだけなんだと
私はそう思っている
』と先生は言いました。
その他にも先生はいろいろ話してくれました。
犬用のフードを人間が作ったのも人間が楽をして餌を与える為の人間の都合。
小型犬はあまり問題はないのですが、大型犬の場合
フードがなければ人間の手間は大変になります。
年2回の生理の世話をするのが大変でお母さんが疲れてしまうから
避妊手術をしてほしいという方がいます。
飼っているお父さん、お母さんにストレスが出ると
犬に大きく影響を及ぼす事があるそうです。
そのため犬に大きなストレスが加わるようなら手術を勧めたりする事もあるそうです。
旦那さんが出張で長期不在、可愛がってくれた娘さんが結婚して家から居なくなった...。
この様な家庭の事情に犬は本当に敏感に反応するそうです。
これらは犬を室内で飼うようになってからこの様な変化が現れてきたようです。
又、ダックスの場合80パーセント位のワンちゃんは
心臓を患っているんじゃないかとも言っていました。
ナナの場合それに加えて『 タンパク漏出性腸症
』もありますが、
避妊手術をしなかった場合、今後気になる事は『 子宮蓄膿症
』です。
でもこの病気はほとんどの犬が7歳前後の時が多いということ
これは人間で言えば厄年と似たような時期と先生は考えているそうです。
その後は10歳位が注意する年齢だそうです。
これも次の厄年と考えているそうです。
『 今、特に困った症状がなければ避妊手術をしないで、
この7歳前後、10歳前後を気に掛けて
ワンちゃんを見ていけば12歳、15歳と長生きしていくと思います
』と言っていました。
院長先生は私の考えをひとつの意見として聞いてくれればいいと、
そして避妊手術をするかしないかは
毎日ワンちゃんと接していて、
ワンちゃんを見ている家族の方々が決定する事だと言っていました。
『 一番ワンちゃんの事をわかっているのは家族の人だから 』と...。
隣で診察していたネコちゃんのお母さんにも説明していました。
このネコちゃん、歯を痛めてたようで
『 ここを押さえるとネコちゃんが手を出して「そんな事したら痛いよ」って合図するでしょ。
でもこっちを押さえても何も言わないですよ。
だからこのネコちゃんはこっちのほうが痛いんですよ。
お母さんがそこをよく見てわかってあげないとね。
それでもわからない事があるときに私のような獣医が見るんですよ。
この仔の事をよくわかっていなくちゃいけないのは家族なんですよ。
』って説明していました。
もっと色々な話をしてくれたのですが、
あまりにも長くなってしまうので
又その折々に触れてみたいと思います。
飼っているのはペットではなく
家族の中の一人なんだという考えが大前提になっていて
その上でどういう方向が一番いいのかという事を考えるべきなのでしょうね。
先生の話に2人で納得し、改めてナナの事を考える
気持ちの持ちように考えさせられました。
そして2人で出した結論、避妊手術はしない事にしました。
この病院で診て頂くようになって、ナナの状態は劇的な回復をしてきました。
最初に考えていたように、この良い状態をあえて変化させるような事は
しない方がいいと思ったからです。
それともうひとつ気になっていた事がありました。
今年に入って何度かナナが苦しそうな仕草をしたんです。
咳とはチョッと違うんですが
下を向いて『クフッ!ハァ!ハァ!』って
上手く説明できないんですが、と先生に言うと
『 わかります!わかります!
』
と言い心電図をとることになりました。
心電図を見て先生は即『 気管支狭窄 』ですね...と。
元気に動き回るナナを見ていると
とてもそんな病気があるようには思えません。
そして『 今日は注射を打たせて下さい 』と3本の注射を打ちました。
気管が狭くなり息苦しくなる病気で、これも心臓の弱さからきているらしいです。
これは気圧の変化で症状が出るとの事。
お薬を5日分戴き、2週間後の再診となりました。
この事からも、ナナの心臓は注意深く見ていく必要があるようです。
ナナは注射をしたため気落ち気味。
気弱なせいか、いつもの事ですが...。
たくさんのワンちゃん達が病気になったり、
辛い思いをしているのも利益優先で犬を増やしたり、
人間の勝手な目的で都合よく犬を作ってきたからなのか...。
そんな思いがちょっと頭を過ぎりました。。。
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