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平穏な日々。~ドラマCDに明け暮れて~
ウェディング編その2
∵¨∵¨∵¨∵¨∵¨キリンも歩けば亀にぶつかる~ウエディング編その2~~∵¨∵¨∵¨∵¨∵¨
結婚式も無事に終わり、新婚旅行の報告と先日の礼をかねて、シンはユダの母の元を訪れていた。
シンは何もしなくて良いと思っていたが、レイから言われたのだ。
『シン、良いですか。お義母様に来ていただいた行事があった後には必ず、お礼を言いに行かなければなりません! それが礼儀と言うもの。そして!!! 今後の嫁姑の関係も、そこで決まるのです!』
『レイ、そうなのですか? 私は全然知りませんでした』
『そうだと思いました。はい、これ。僕が焼いたケーキです。これを持って、ご挨拶に行ってきて下さい』
『わかりました、行ってきます』
思い立ったが吉日とばかりに、シンはユダの母に連絡を取り、ちょうど空いているというので、そのまま出かけてきた。
お土産のケーキも喜んで貰い、旅行の日程の報告も済んで、そろそろおいとましようかなと思った時、ふと前々から気にかけていた事を思い出したのだ。
(そうだ、お義母様ならちゃんとお持ちだろう……でも、見せて貰えるかどうか……)
聞く前から悩んでいても仕方がないので、シンは思い切ってユダの母に聞いてみる事にした。
「お義母様、一つ聞いていただきたい事があるのですが、まだ、お時間は大丈夫ですか?」
シンが改まって、ユダの母に問いかけた。
「ええ。大丈夫ですが、そんなに深刻な話ですの?」
シンが神妙な顔をしていたので、不思議に思うユダ母であった。
「あのっ、宜しければ、ユダさんの小さい頃や……赤ちゃんの時の写真を、見せて貰いたいのです!!」
一大決心!!というような雰囲気で、シンはユダの母に詰め寄った。
「あら? そんなことですか。よろしいですわよ? ビデオもありますけど(隠し撮りですけどね……)」
ニッコリと微笑むユダ母である。
「本当ですか!? 是非、ビデオも見たいです~」
嬉しそうにシンが答える。
「ただ……条件がございます」
「条件、ですか……?」
「シンさん。あなたの幼少の頃のお写真も見せていただけるかしら?」
「あ、そんな事でいいのですか? それなら、構いませんよ? うちにも写真とDVDとがありますが、どちらが宜しいですか?」
厳しい条件を出されるかと思って構えそうになったシンだが、案外簡単な条件だったので拍子抜けをした。
「では、両方お願いいたしますね。明日、お昼頃でしたら、お時間をとることが出来ますので、お持ちいただけますか?」
「はいっ、ありがとうございます。嬉しいです!!」
翌日。ユダの母の元を尋ねるシンがいた。
「では、今からユダさんの写真とDVDをお持ちいたしましょう」
そういって、ユダ母は席を立った。
しばらくして――
「シンさん。こちらへ」
そう言って、通されたところは……。
写真・DVD部屋であった。
「ユダさんは、小さい頃から、写真とか嫌いでしたので、こっそりとしかうつせませんでした。もし……こんな部屋が存在するとばれれば、全て捨てられてしまいます。秘密にすることは出来ますか?」
シンが秘密ごとを抱えるのが苦手だと知っていながら……そういうことを言うユダの母であった。
(ま、すぐにばれるでしょうけどね。ばれても大丈夫なように、もう一つ隠し部屋ありますし)
「……はい、ユダさんには言いません。私が我侭を言って見せて頂くのですから……」
ユダに隠し事をする事に躊躇いを感じるシンだが、己の願望に勝てなかったのである。
(ユダさんに内緒にするのは辛いですが……でも、見たい。小さい頃のユダさん……きっと可愛いんだろうな……)
「お義母様。私の方は赤ちゃんから小等部までの物を持ってきたのですが……他にも必要でしたか? あと、これにはレイも写ってるのですが……」
「あら。見せていただくのが楽しみです事。では、先にユダさんの写真から見ますか? ルカさんも写っていますし」
「はい!!」
ルカさんも写ってるなら、レイも見たいだろうな~と思いながらも、わくわくとシンはユダの母の手元を覗き込んだ。
「これは、生れて間もないときの写真です。今とはまったく違うでしょう? この頃はとても愛らしかったのですよ」
「本当に、可愛いです……これは?」
(今はとてもかっこいいですけど……)
「あぁ、このぬいぐるみですか? ユダさんのお気に入りでした。何故かいつもキリンと亀のぬいぐるみを持っていましたね」
懐かしそうにユダ母は語りだした。
「ユダさんも、亀、好きなんですね……」
(私に合わせてくれていただけじゃなかったんですね。良かった……)
「こちらは、幼稚園に上がる前でしょうか。そう……この直後です。ユダが死に掛けたのは……」
「えっ、何があったのですか?」
シンがアルバムをぱらっとめくると……包帯に巻かれ、痛々しい小さなユダがいた。見ているだけで本当に痛々しく、シンは目頭が熱くなった。
その後も、少しずつ成長していくユダの写真を眺めながら、シンの至福の一時が過ぎていった。
「少し、席をはずしますね。お茶をお持ちしましょう」
そう言って、席をはずしたユダ母である。
シンは、ユダ母が席をはずしたとき、一つのアルバムが目に付いた。
他のアルバムの影にそっと置いてあったのである。
表紙には「中学時代~」となっていた。
そこには、色々な写真が入っていた。
もちろん隠し撮りなので、目線はあっていない。
見なきゃ良かったなと思うシンであった……。
でも……その反面……それ以降がどういう写真になっているかも気になったのである。
(この人たちが……今までユダさんがお付き合いして来た人たち……)
過去は過去。割り切ってはいるが、どうしても気持ちが暗くなる……。
パラパラと全てに目を通すだけ通して、パタンとアルバムを閉じた。
「あの、お義母様。ユダさんの方は十分拝見させて頂きました。ありがとうございました」
「?(その手元にあるのは)」
少し溜息をついて
「ご覧になられたのですか? そちらのアルバム」
「見ては、いけないものだったのですか?」
「いえ。そうではありませんが、気を悪くされたんじゃないですか?」
「……見ていて、楽しいものではありませんね」
苦笑交じりの溜息をつき、シンは答えた。
「ユダさんの肩を持つわけではありませんが……」
「はい……」
「ユダさんの初恋はあなたですよ。シンさん」
「えっ?」
シンは何を言われたか、理解が出来なかった。
「この写真に写っている方々とのお付き合いはあったようですが、それは、来るもの拒まず、去るもの追わずといったような感じでしたし。自分から、誰かを手に入れたいと思ったのはシンさんがおそらく初めてでしょう」
「そうなんですか……?」
「ただ、去るものは追わずといった感じがありますので、シンさんがユダさんととケンカしたときは大変ではないですか?」
「いえ、そんな事はありません。ユダさん、ちゃんと説明して下さいます。いつだって……。そうですか……」
単純だが、自分が特別だと教えて貰ったようで、シンは嬉しくなった。
「ユダさんがきちんと説明を?(あら?そんな事初めて聞きますわね……)シンさん!!! そこのところを詳しく、とても詳しく教えていただけるかしら?」
力強く、有無を言わせぬ気迫で、お願い……いや、命令だな。これは。をしたのである。
「え、でも。今は写真を見てますし……お話はまた今度では駄目ですか?」
あまりの気迫に驚いて、シンは上目遣いで尋ねる。
「そうですか……残念ですね。どうしても、お聞きしたかったのです……シンさんもお時間がありますものね。その話をお聞きしたら、ユダさんのあの事とか、色々と分かったかもしれませんが……仕方ありません」
「お義母様にそんな顔をさせるつもりはなかったんです……いいえ、お話しますから……」
シンは今まであったことのあらましを、掻い摘んでユダの母に説明した。
「――という事があったんです……」
「なるほど。よくわかりましたわ。お話いただいてありがとうございます」
(恋をすれば変わるものなのですね。本当に……)
「ではシンさんのお写真を見せていただけますか?」
「はい、是非見て下さい。楽しくないかもしれませんが……」
「いえいえ。とても楽しく拝見できそうです」
シンはアルバムを渡し、ユダの母はパラパラと捲っていった。
「あら。この後ろに大勢の方がいらっしゃるのは、何故かしら? まさか……シンさん……意外と恋人たくさんいらっしゃったのですか!!?」
「いいえ、まさか。後ろに写ってるのは同級生達です」
「冗談ですよ。シンさんの初恋はいつですの? これほど愛らしければたくさんの方に告白されたでしょうに」
そういった、冗談はシンには通じなかった。
ちょっとつまらないな~と思うユダ母である。
「……お恥ずかしいのですが……私も、初恋はユダさんで……告白されたのも、ユダさんが初めてでした……」
頬を赤らめて、シンは恥ずかしそうに答えた。
「初めて……? 本当に?」
いぶかしげに問いかけた。
(なるほど。少し読めてきました。シンさんがこんなにまで真っ白なのは……)
「はい……」
「それは、ユダさんも喜んだ事でしょう。でも……困りましたね……」
ぽそっと(わざとらしく)ユダ母は言った。
「? 何かいけない事でも?」
「それでは……ユダさんは……」
「ユダさんが、どうしたのですか?」
ユダ母はため息をついた。
「こんな事を私から言ってよいのかしら……」
「何でしょう。私にいけない点があるのでしたら……」
そんなに、思わせぶりの事を言えばシンも気になるに決まっている……。
「でも、ユダさんは絶対に言わないでしょうし……(ふふっ、シンさん楽しすぎですわっ)」
「ユダさんが言えないような事なのですか? そんな……私、いったい何をしてしまったのでしょう……」
「本当にお聞きしたいのですか?」
「はい!!」
精一杯、シンはうなずいて答えた。
「覚悟はよろしいでしょうか? このままでは……夫婦の危機です!!!」
「夫婦の危機!?」
やっと共に歩み始めたばかりなのに……と、シンはユダの母に詰め寄るように近寄った。
「あなたは、確かに純情でかわいらしいです。ただ……恋人や妻としてはどうでしょうか?」
「はい、妻としては全然です……恋人としてと言われると……私には解りません……」
「シンさん。あなたはユダさんの特別な方。でも……ユダさんの周りにいる方とどう違うのでしょう?」
「それは……」
言葉に詰まるシンであった。
ただ、一緒にいたいだけじゃ駄目なのだろうか……。
「ユダさんは……おそらく……長い間我慢をしていて……!」
「我慢、ですか?」
「何を我慢しているか? と言う事ですか? まずは、これをお読みなさい」
シンに何を渡したかというと――
漫画の本である。
「これは、とある夫婦のお話です」
妻が、夜の生活をさせてくれない事を苦にして、夫が浮気をしてしまう話であ
った。
シンが見るにはには、かなりハードな描写で描かれていたのである。
「///// ……お義母様……これは……」
あまりの内容に、シンは直視できなかった。
「それでは、駄目なのですよ。シンさん。本当の夫婦とは……言えません……このままでは……ユダさんは……(どうもしませんが)」
悲しそうにユダの母は言った。
「私が、悪いのですね? 私はどうすればいいのでしょうか?」
「シンさんは、この本を読まれてどう思われましたか?」
ユダ母は、真剣にシンに訪ねた。
「それは……」
シンは困ったように俯いた。
「ユダさんと、話し合ってみます……」
「ただ……シンさん? ユダさんにご相談されると、絶対に『シン。周りは気にするな。俺達は俺達のスピードで進めばいいんだ』とあなたに気を使って申し上げるはず……」
「はい……そうですね……」
確かに何度もそう言われた、と……シンは心の中で思った。
「レイさんに一度お聞きになってはいかがでしょうか? 毎夜……きちんとされているかどうかと。それが、夫婦としてあるべき姿なのですよ?」
「……解りました。レイに、聞いてみます……」
真剣な面持ちでシンは答えた。
「本来なら、もう少し詳しく私がお教えしたいのですが……」
「それは……」
「ユダさんに、私がこういったことをシンさんにお教えしたと分かると怒られますからね」
しゅんと悲しそうにユダ母は言うのであった。
「こんなにも心配しているのに……」
そっと、ハンカチで涙を拭くフリをするユダ母である。
「そんな。お義母様がユダさんと私の為を思って言って下さっているのに……ユダさんが知っても、怒ったりするはずありません」
「シンさん。また、どうなったか、その後発展があったのか……教えてくださいますか?」
ちらっとシンを見ながらユダ母は言った。
「はい……そのうちご報告出来たらいいのですが……」
「では、思い立ったが吉日。今から、レイさんの家へいって、色々伝授して頂いてはどうでしょう? 今ならまだ間に合うはずです! 夫婦としての絆をしっかりと築き上げ
るのですよ。シンさん。(結果が楽しみですわ)」
「はい」
話が丁度終った頃――
「母君、シンは今日はここに来なかったか?」
とユダがやってきた。
「シンさん、今日お話したことは、くれぐれもご内密にお願いいたしますね」
「はい、解りました」
確認してから、ユダの母は、ユダへ返事をした。
「こちらにいらっしゃいますよ。今日は、色々楽しいお話をさせていただきました」
にっこりと笑顔でユダの前に現れた母であった。
「……何か余計な事を言われてない?」
「いえ、何も……」
「あら? 余計な事とはなんですか? ユダさん」
それ以上は追求できないユダであった。
「いえ……シン、そろそろ帰れるか?」
「はい、今日は帰ります。それでは、お義母様。今日はありがとうございました。私の為に、お時間を割いていただいて……」
ユダの母は、そっとシンに、封筒を渡した。
「これを、出来ればレイさんとお二人で見ていただきたいですが。では、またいらしてくださいね」
ユダ家を出て、家に戻った、ユダとシンであった。
「シン。今日は母と何を話してたんだ? 楽しそうだったが」
「ユダさんの小さい頃の話とかを、聞かせて頂いてました。はい、とても楽しかったです」
あまり、突っ込んだ事も聞けずにいるユダであった。
「その封筒はなんだ??」
「中身は解りませんが……後で確認してみます」
「そうか……」
「後で、レイの所に行ってきても構いませんか?」
「あぁ、別に構わないが?」
いつもは、特に了解を得ていくわけでもないのに……おかしいなと少しユダは不信感を持つのであった。
一度家に戻った後、シンはルカとレイの家に向かった。
「お邪魔します、レイ。ルカさんとお寛ぎの所、お邪魔してしまって、すみません……」
「いいのですよ、シン。で、今日はどうしたのですか?」
「少し、レイに聞きたい事がありまして……出来たら二人だけでお話したいのですが……」
「解りました。ルカ、僕はシンと話しをしてますので、暫くすみませんが……」
「分かった」
いつもと違うシンの様子を見て、ルカは不信に思った。
「ユダに少し話があるから、丁度良かった」
とルカはユダの元へいった。
シンとレイは客間に向かった。
「それで、シン。話とは何でしょう……」
「実は……」
今日、ユダの母と話しをした内容を全てレイに話した。
「それで、これをレイと二人で見て欲しいと言われたのですが……」
封筒を開けてみると、2枚の写真と手紙が入っていた。
「シン様レイ様
ユダさんとルカさんの学生時代の写真です。手に入れるのには苦労しました――
あの子達は写真が嫌いで……でも、あなた方が持っておくべきものと思いましたので、ここに同封いたしました。
くれぐれも、ユダさんとルカさんにはばれぬようお願いいたしますね。
追伸
シンさん、応援していますからね」
「お義母様……」
ユダの母の心遣いが嬉しくて、シンは写真を大切に胸に抱いた。あとで、ユダに見つからない場所に大切にしまっておかなくてはならない。
レイもルカの写真を嬉しそうに眺めている。
「さぁ、シン。ユダさんのお義母様の気持ちを無駄にしてはいけません! 僕で解る事はなんでも教えますから、どんどん聞いて下さい!」
ルカの写真で俄然やる気を出したレイに、シンはどこから聞いたものか悩んでしまう。とりあえず……
「えっと、こういう事を聞いて良いのか解りませんが……レイは、その、ルカさんと……毎夜、…………その、夫婦の営みを……してるのですか……?」
顔を真っ赤に染めて、あらぬ方向を向いたままシンが呟く。恥ずかしすぎて、レイの顔を直視出来ない。
いきなりそういったことを訪ねられるとは思っていなかったレイはビックリした。
だが――
(シンがこういうことを言うなんて……大人になりましたねっ)
と何故か母親のような気分になったとか。
「当たり前ですよ。シン。それが夫婦というものです」
きっぱりと言い放ったレイだったが、その後言葉を濁しながらシンに訪ねた。
「言いたくなかったらよいのですが……シンはどうなのですか? そういった行為は苦手ではないかと、僕は思っているのですが……」
「あのっ、苦手とか……そういうのではなくて……まだ、経験した事はないので……良く、解りません……今はただ、少し恥ずかしいですね……」
顔を赤くして俯くシンであった。
「え゛っ!? ……(まだ……? ってユダさんは一体……)」
呆然とするレイである。
「そんなに驚くことなのですか? そうですか……」
やはり私達は少しおかしいのだと、落ち込むシンだった。
「……………………シンは他に何を僕に聞きたいのですか?」
この先を聞くのが少し怖いレイだった。
「お義母様に、このままでは夫婦の危機だと言われました……私が初めに怖がったばっかりに……。それで、ユダさんは待ってくれると言ったんです。ですが、私の決心が付かず、ユダさんをお待たせし過ぎたので……その……どうやって切り出したら良いのか、解らなくて……」
シンはしゅんとしょげていた。
「なるほど……解りました! 色々伝授いたしましょう。シン、頑張りましょう!」
「はい、レイ! 頑張ります」
「まずは……こうなれば、シンから誘ってみるのです!」
「私から……誘う?」
いまいちレイの言っている意味が解らなかったが、シンはとりあえず頷いてみた。
「練習です! シンっ! まずは上目遣いです。目はウルウルさせなければいけません」
「目を……ウルウルですね……」
目を限界まで見開いて、そのまま我慢をしていると、涙が溜まってきた。
「シン、少し立ってください。私が見本をお見せしましょう」
そう言って、レイはシンを立たせた。
次にレイがしたのは……シンの服の裾を引っ張り、目を潤ませ上目遣いに、
「おかえりなさい。ユダさん」
とレイは言った。
「シン。ここの台詞は色々応用がききます。おねだりする時も有効でしょう。(おそらくユダさんには特に有効のように思えます)」
「応用……。……おねだりとは、何ですか? お願いする時に使うのですか?」
「……シンはユダさんに何もお願いとかしないのですか?」
(大丈夫でしょうか? シン……)
一抹の不安を覚えるレイであった。
「お願いする事はありますよ。その時はユダさんの目を見て話してますけど、それでは駄目だったのですね」
「それでもいいのです。がっ!!! いつも同じでは面白くないでしょ?」
とニッコリと断定してレイは言った。
「そうなのですか? ……解りました」
「シン。僕が色々お教えする前に、本で勉強してみた方がいいかもしれません」
レイはそう言って少女漫画をシンにどっさりと貸すのであった。
「これで勉強して、新婚旅行を頑張りましょう! シン!!!」
その中の1冊に見覚えがあり、シンは頬を赤らめた。
「レイ……これはいいです……お義母様に、見せて頂きましたから……」
おずおずとレイに漫画を返した。
「シン? これからお読みになったのですか。そうですか……他の本はそういったお話ではないのでご安心下さい」
その本以外は、バリバリの少女漫画であった。
乙女モード満載の。
シンは幾分ほっとした表情をして、レイから渡された漫画に目を通し始めた。
全てに目を通し終わったシンは、少し疲れた雰囲気だったが、レイの方を見上げて呟いた。
「私は間違っていました、レイ。ユダさんからの行動を待ってるだけではいけなかったのですね。私の方からも行動をしなければいけないのですね。それが夫婦というものですよねっ」
「やっと分かってくれましたかっ!? シン。あなたに足りなかったのは積極性ですよ」
レイとシンは手と手を握り合い、喜んだ。
「あの、一つ疑問なのですが。男女の事は少し解りました、その本で。……ですが……男同士の場合は、どうやって愛し合うのですか?」
「シン……」
少し戸惑うレイだった。
「恥ずかしがってるだけじゃ駄目だと解りました。私も……ユダさんの全てが知りたいです。もっと、ユダさんを感じたいです。どうすれば、先に進む事が出来るのですか?」
「はっきりと、ユダさんにその事をお伝えするのが一番ですよ」
ニッコリと微笑むレイであった。
「それで、シン。一歩前へ進むと言うのはとてもよいことです。シンにとっては、その知識を先にお教えした方がいいのか……それとも、ユダさんにお任せするのがいいのか迷います。知識だけ先立ってしまいますと、身体がこわばってついていかない場合がありますよ?」
「………………」
「それでも、聞きたいですか? 覚悟はありますか?」
「……いえ、やめておきます。ユダさんに教えて貰います。その方が良い気がしましたので……レイも言いにくそうですし……」
「言いにくい事はないですよ? 色々と資料もありますし。ただ、シンがついていけるか心配になったもので……」
「レイ……ルカさんが初めてだったのに、なんでそんなにいろいろ詳しく知っているのですか……?」
「兄から色々と聞かされてきましたし。それに本屋さんとかで色々と雑誌がでていますからね。シンの方が鈍いのですよ」
そう言ってレイは笑った。
シンは気を取り直して、質問の系統を変えた。
「では、気持ちを伝えるきっかけとしては、どうしたら良いのですか?」
「きっかけはたくさんあると思いますよ? ユダさんが家に帰ってきたときだったり、食事中だったり、寝る前だったり。朝起きてだったり?? 今までもありましたでしょう? よく考えて見てください。シン」
「……素直にそう思った時に、伝えればいいのですか?」
「そうですよ。シン。思ったとおりに伝えればいいのです」
レイは自分だけ納得したかのように、うんうんとうなずいていた。
「はい……」
ふと外を見ると空はオレンジ色に染まっていた。
いつの間に……そう思うくらい時間は過ぎていたのである。
「今度の旅行の時に、頑張ってみます。今日はありがとうございました、レイ」
礼を告げ、シンは自宅へと戻った。
家に戻ると、ルカも帰ろうとしている所だった。
「ルカさん、長い時間お邪魔しました。すみません、私の為に……」
「いや。問題は解決したのか?」
ルカはシンにやさしく微笑んだ。
「なんとか……」
シンもルカに微笑み返した。
ルカを送り出してから、シンはリビングの方に向かった。
扉を開けると、ユダがソファーで寛いでいた。シンもその隣に腰掛ける。
「ユダさん、ただいま戻りました。すみません、話が弾んでしまって、こんな時間に……」
「お帰り。シン。楽しかったか?」
すまなさそうにしているシンに、そんな顔をするなとばかりに微笑むユダである。
「はい。そろそろ夕食ですね。なにかお手伝いすることはありますか?」
「いや。もう食べれるぞ」
「解りました。先に荷物を置いてきますね」
そう言って、シンはとりあえず、写真をユダの目のつかない場所へと一時避難させた。あとでしまう場所を考えなければならない。
リビングに戻ると準備は全て整っており、二人揃って夕食をとった。
食後。ソファーでお茶を飲みながら寛いでいると、そう言えば……とシンはユダに問いかけた。
「あと3日で新婚旅行ですね。どちらに連れて行ってくださるのですか? そろそろ準備もしないといけませんね」
「無人島だ。お前と二人きりになりたいからな」
「無人島?」
「……と言いたいところだが、無人島だと色々と不便だからな。ある島へ行こうと思う。とても感じのよい旅館があるのでな」
そういってユダは、パンフレットをシンに手渡した。
「そうなのですか? ……とても綺麗な所ですね……空と海が真っ青です……」
「前に一度行った事があるんだ。ルカとレイも一緒だが、勝手に決めて良かっただろうか?」
「はい、ユダさんが連れて行ってくれる所なら、どこでも嬉しいです」
「それはよかった」
その日は早々に休む事にして、ユダに先にお風呂に行って貰う。
そのうちに、シンは先ほどユダの母から貰った写真をしまっておく場所を決めた。
たくさんの亀とキリンのぬいぐるみが置かれている、通称『ぬいぐるみ部屋』。
ユダから一番初めにプレゼントされた、シンの腕には余るくらいの大きな亀のぬいぐるみ。その腹の部分にファスナーがついており、中に物が入れられるようになっているのだ。
写真をプラスチックのケースに入れて、折れたりしないように大切に中に入れる。
「カメ1号さん、宜しくお願いしますね」
ぎゅっと抱き締めてから、元の位置にぬいぐるみを戻す。ぽんぽんと軽く叩いてから、シンはリビングに戻った。
あとはユダにばれないよう、旅行準備をしながらユダが出てくるのを待った。
試練の新婚旅行までは、あとわずか。
かなり前に作っててアップするのを忘れてまいた(^^;
いやぁ。昔書いたものを読むと照れるものですね(*^^*)
よろしければ感想をお待ちしております(>.<)
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