日本代表×イングランド代表


 日本の先発メンバーはアイスランド戦と変わっていない。イングランドの先発メンバーはベッカム、オーウェン、ジェラード、ランパードなど世界的なスターが名を連ねていた。
 前半開始からイングランドペース。おもしろいようにイングランドのパスがつながる。コーナーキックからあわやというシーンもあった。イングランドの流れはその後、20分ごろまで続く。そしてイングランド先制。2002年W杯決勝、ブラジル×ドイツのロナウドのゴールを思い出した。あの時はリバウドのシュートをカーンが前にはじき、それをロナウドが押し込んだ。今回はジェラードのシュートを楢崎がはじき、オーウェンが押し込んだ。この試合、日本はジェラードのマークをつかみきれず再三ジェラードにチャンスを作られていた。失点の直後から玉田、小野、中村が立て続けにミドルシュートをうつ。そして少しずつボールも回り始め、中村がボールを奪い、玉田がペナルティエリア内に入るというシーンもあった。そして前半は終始イングランドペースで試合が進んだ。
 後半両チームともメンバー交代なくスタートした。最初はイングランドがまた攻めていたが後半8分、流れが変わる小野のゴール。中村からのスルーパスにサントスが反応、ゴール前にグラウンダーのパスを送り、小野がダイレクトでシュートし、ゴールを決めた。そのあとは日本のペースになる。そしてFWを柳沢、鈴木に変える。日本は速いプレスをかけれるようになり、再三シュートまで持っていった。イングランドもメンバー交代を交えながら日本ゴールを脅かした。両チームともに最後まで攻める姿勢を続けたが結果は1-1のドローだった。
 今日の試合で小野が活躍したのが目立ったが他に3人の選手に注目した。まずサントス。最近は調子を落としていて代表戦でもキレのある動きを見せていなかったが今日はスピードもあり調子がよかったように見えた。2人目は坪井。宮本、中澤が再三オーバーラップをしかけるなかバランスを考え、守備に専念し、何度もいい守備を見せていた。3人目は柳沢。今回もゴールはなかったが、前を向けばドリブルで相手にしかけていき、ポストプレー、守備も積極的にし、何度かボールも奪っている。今まで批判されてきたゴールに向かう姿勢がないということはもうないと思う。
 選手層も厚くなり、いい内容の試合をしてるだけに次のインド戦は楽しみだ。予選の2試合を忘れさせるくらいのいいゲームを期待している。

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