ワインヲタ入門生のチラシの裏

ワインヲタ入門生のチラシの裏

2013年09月21日
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夏のワイナリー訪問シリーズ、最後は富山県氷見市のセイズファームさんです。
以前、酒屋さんでセイズファームさんのワインを薦めて頂いたことがあり、ずっと気になっていたのですが、春に東京に行った折り、幡ヶ谷のキナッセさんでメルローを飲むことが出来ました。その際、樽の効いた独特の骨格のある味わいが面白く、興味を深めました。また、以前から北陸の魚介にも興味がありましたので、この際訪問させて頂こうと考え、行ってきた次第です。

  • セイズファームさんへお邪魔しました 敦賀の駅弁

ワイナリーへ行く途中、敦賀で駅弁購入です。塩荘さんの手掛ける 鯛の舞 です。

  • セイズファームさんへお邪魔しました 鯛の舞

甘鯛の押し寿司ですが、これが驚き!味は駅弁ですので塩や酸味はしっかりしていますが、鯛の香りや旨味、甘味をしっかり感じられ、なおかつ全体の調和もあります。これは発見でした。敦賀駅の他金沢駅でも買えるようですし、楽天内にもありますので、ご興味お持ちの方は是非。

  • セイズファームさんへお邪魔しました 氷見駅到着

そんなこんなで氷見に到着です。

  • セイズファームさんへお邪魔しました ワイナリー到着

ワイナリーへの公共交通機関は無しです。市役所前まで歩き、ローソンに寄った後近くのタクシー乗り場でタクシーに乗りました。市役所前辺りからワイナリーまでは2500円程度で到着です。

  • セイズファームさんへお邪魔しました ワイナリーから氷見市街を見下ろす

ワイナリー前からは氷見市街を見下ろせます。飲食スペースがあり、ランチやカフェ、それに週末はディナーもされていらっしゃいますので、ここから見るディナー後の夜景はかなりよさそう。

  • セイズファームさんへお邪魔しました 醸造施設

見学は本来10時30分と13時からなのですが、今回は特別に時間外での訪問にご対応頂いてしまいました。見学料は500円です。


  • セイズファームさんへお邪魔しました 樽

こちらは樽。フレンチオークのみだそうです。シャルドネは樽しっかりバージョンとあっさりバージョンがあります。
なお、使用するブドウは全て自社栽培というドメーヌスタイルです。ただ、生産本数は10000本以上あるそうです。ラベルは手貼り(^^;

  • セイズファームさんへお邪魔しました レストランスペース

さて、見学を終えた後はビジターセンター的建物へ。ワインや経営母体である氷見の魚屋さんの「つりや」さんのお魚のお惣菜等が購入できます他、レストランスペースも。こちらがランチやカフェ、ディナーの頂ける場所となっています。醸造所やラベル、ワイナリーの看板、センターの設えと、一貫してシンプル、清潔、温かさを感じる作りとなっています。
ブドウを作りワインを売るだけでなく、訪問してもらい、ファンになってもらうという事をコンセプトとされているそうで、そのスタンスを様々な場所やフード、ドリンクのメニューといったもので感じる事が出来ます。100%自社ブドウに拘るのもその辺に関わる部分あるそうです。

  • セイズファームさんへお邪魔しました 5種類試飲

さて、ワインはテーブルでバイザグラスで頂ける他、一杯少な目にはなりますが200円で試飲も出来ます。ということで、今回はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ樽しっかりバージョン、カベソとシャルドネのロゼ、カベソ、カベソ・メルローの混醸を頂きました。

完成度の高さを感じたのはソーヴィニヨン・ブラン。らしいグラッシーさやグースベリー感を感じますが、ニュージーランドの様な強い感じではなく、緑の柑橘類や柚子っぽさなども感じるもので、飲み口も、やはり日照量や雨量の関係か軽いものとはなっていますが、繊細な果実味や優しいながらも存在感のある酸とうまく調和しており、軽さを個性と捉えられます。

一方、面白かったのはロゼとカベソ。ロゼは何やらダシの様なニュアンスがあり個性的。軽さも気になりません。カベソは、最初の印象では正直軽く感じたのですが、香りはしっかりカベソしており、こちらも味わいが程よい感じで、段々と体に染み入るような、不思議な癖になる感覚を覚えました。ブドウ栽培では、有機的なアプローチをされているそうで、その辺の影響でしょうか?
シャルドネとカベメルに関しては手堅い感じ。ワイナリーの方はやはり白に力を入れていこうと考えておられるそうで、特にソーヴィニヨン・ブランにはかなり手応えを感じていらっしゃるように思われました。

確かに、このソーヴィニヨン・ブラン、メルシャンのマリコヴィンヤードくらいしますが、マリコとはまた違った個性を持っています。あと、個人的にカベソ嫌いじゃないです(^^)海外のそれに慣れている方には、いかんともしがたい世界観かも知れませんが…。
因みに、栽培品種は上記試飲させていただいた四種類のようです。

ワインは全体的に日本らしい穏やかなものですが(その分氷見の魚との相性は期待値高いです)、香り結構しっかりあります。佇まい、景観もとてもいいですし、是非またお邪魔させて頂きたいところ。まだまだ新しいワイナリーですし(栽培は2008年スタート)今後も注目させて頂こうと思います。



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最終更新日  2013年10月06日 01時14分43秒
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