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人気者・2

イルカ
みんなボー全としている。幾夜と州しか動いていない。

酒川もボー全と見ている。

「あ・・・サンキュ」

治療が終わったらしい。

「いーえ。ったくぶつかった人も謝ってほしいよね?」

幾夜が怒っている。まぁ当たり前なのだが・・・。

たしかにぶつかった奴は何も言ってなかった。すぐさま

逃げていったから・・・。

「幾夜―早く教室行こう?」

美郷が声をかけてくる。幾夜もうなずいた。

行こうとしたら州が手をふってきた。酒川も小さく手を

ふっている。顔を真っ赤にさせながら。

幾夜はそれに気付き苦笑いで手をふっている。

「何やってんの?幾夜」

「いや、別に。早く入ろう!!転入生がくるんでしょ」

「うっうん。でもうちのクラスかわかんないよ?」

「え!?そうなの…」

「そりゃー転校生が来るって聞いただけだし…」

そんなこんなで席に着き先生を待っていた。そんな時後ろから

声が―……

「おい、北沢」

男の声。後ろが男……そんなことはめったにないが女子より

男子の方が多いので幾夜の横には男。後ろにも男。

ただ前が女なだけ……

「何?」

声をかけてきたのは背が小さい…しかし

本人はそのことをきにしているから決して

いってはならない。

「俺、寝てるから先生きたら教えて」

「うっうん」

そしてすぐさまねてしまった。

そんな時ガラッとドアの開く音が……

「ちょっ来たよ!!」

幾夜は急いで起こそうとする。手をゆすってもおきない。

幾夜はしかたがなく教科書でバンッと叩いた。

頭ではない。机を…そうしたらようやく

おきた。

「おはよう」

幾夜はにこりと笑っていった。

「おっおはよ」

びくびくしながら言う。

「こらーそこ、何やっとるかぁー!!!」

「すっすみませーん」

「ったく…えー皆知っての通り今日転入生が来ました」

噂の転入生……

「北野 封矢だ」(ふうや)

クールっぽい子。

「席は―……」

「ハイハーイ!私の席の隣があいてまーす★」

「え!?俺いる!!」

そんな女の子がたくさんいた。

手を振りあいてるーとかいっていてもその隣には

ちゃんと男子がいる………先生は困り果てた。

「えっと、きっ北野くん自分でえらんでいーよ」

それを聞いた封矢はじーっと辺りを見て

幾夜の斜め前に来た。

「キャー!!私春実っていうの♪アハ」

「あ・そ」

「おい、何でココえらんだんだよ」

幾夜の隣の男が聞いた。

「別に。後ろらへんだったし」

そんなこんなで放課……………

「幾夜―!!!」

州だ。放課になると結構くる。ほんのささいなことを

報告しに。

しかし今回は女の子はそうそう州の存在に気付いていない。

封矢がきたからだ。

「何?…おや、酒井君。珍しい…どうしたの?」

「お礼だよ」

「別にいーのに。で、州は何?」

「転入生に会いに」

しかし転入生は女子に囲まれている。

「なーんだあえないじゃん。んじゃな」

「はいはい」

やっぱし手を振る州。幾夜。そして酒井。

「ねー北野君、好みのタイプは?」

「別にない」

「じゃっじゃあ得意な教科は?」

「別にどれも一緒」

気のない返事。

「ねー幾夜もきなよー」

幾夜は美崎の言うとおり封矢のトコにいった。

「何?また質問?」

なんか不機嫌っぽい…。そんなにみんな質問したのかと思う幾夜。

「違う、違う。ただ見るだけだから」

あせあせと言い直す。

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