アニメ・マンガ

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続き・小説2



(よりによって?)

利紗はそれがどういう意味かわからなかった。聞こうとしたが巴菜はもう泣

きそうな顔を

していたので何も言わないでおこうと思った。

「じゃっじゃぁー…家庭科室にいってよし!!先生はもういるそうだ」

『はーい』

小学生みたいな会話をしながら教室をでていった。巴菜はさっきからずっと

風雅をみていた。気になるのだろう。多分彼女も気付いてるはずだ。

しかしあえて相手にしない。そこがまた巴菜を刺激するのであろう。

「………」

そんなこんなでもう家庭科室についてしまった。

巴菜の後ろにはさっきまでにらんでいた風雅がいた。調度後ろだった。

しかしにらんでるひまもなくエプロンなどをつけた。

今日はクッキーをつくるらしい。

「さーつくろー♪」

気合が入っている巴菜。作るといってもあとは型をとるだけ…。

そこまでやったのはいうまでもなく利紗なのである。

後ろを見るとキレイな型がづらりと並んでいた。悔しそうに見る巴菜。

「できた」

ボソッと風見がいった。そして手をあげた。

「先生、出来ました。食べてもいいんですか?」

「え!?ちょっちょっと待ってね。みんなと一緒にたべましょ?」

先生が慌てている。出来るのが早すぎるからだ。

そんな会話をしているうちにみんなできてしまった。しかし巴菜はじーっと

風見をみていた。利紗はそんな巴菜をみながらちいと考えていた。

(そういえば…なんでさっき巴菜あんなこといったのかなぁ?)

―よりによって風雅さんなんて…―一体どういう意味だったのだろう?

「ねぇ、巴菜―。さっきのどういう意味?えっと…よりによってって…」

「あっああ、だって彼女苦手なタイプだもの」

ため息をしながら言った。まぁたしかにきがあう…ともいえない。それに彼

女の笑顔は誰も見たことがない。そんな風雅には友達はもちろん一人もいな

い。

「まぁ、ね。好かれるタイプじゃなさそうだものね」

利紗はじーっと風雅を見た。また風雅は見て見ぬフリをするかと思ったら風

雅は利紗に気付くとこっちを向き口を動かした。

「何、何か私の顔についてる?」

「えっいやっあの…風雅さんの笑った顔みたことないなぁーって…」

「そう?何故そのことを気にするの?」

「えっ」

ズバズバといわれてしまい利紗は迷った。何を言えばいいのか…なんていえ

ば何もかえされないのか。そんなことで迷っていたら巴菜がその沈黙をさえ

ぎった。

「何であなたにそんなことをいわなきゃいけないの!?」

「あなたには聞いていない」

「ム。じゃあ何で私があなたをにらんでるのに無視してんのに利紗の視線は

きにすんの!?」

「あなたには関係ないこと」

「あるわよ!無視されてんのよ!!」

巴菜はハァハァと息切れをしている。言いたいことをガーっとい言い切った

らスッキリしたのだろう。満足そうな顔がみえた。しかしそんな顔も怒りの

顔にかわりやはりまた

風雅をにらんでいる。

「そうね。ごめんなさい」

風雅はペコリと頭を下げた。しかし巴菜はその態度にも切れてしまった。手

をあげようとしたとき

「もう許してあげなよ。北沢さん」

「南坂君…」

巴菜はショックを受けている様子だ。何故風雅をかばうか―…それは誰もわ

からない。

みんな唖然としていた。風雅はいつもどうり冷静は顔をしている。

「邪魔をしないで。これは私達の問題。北沢さん。私は謝った。他に何をす

れば許してくれるの?」

たしかにそうだ。怒られた。だから謝った。それのどこがいけないのか。ど

うして怒られなければならないのか。風雅にはどう考えてもわからない。し

かし巴菜はもう誰の声も届いてはいない。ショックが大きすぎたのだ。

「ごめんね。巴菜はちょっと今混乱してるの。そっとしておいてあげてくれ

る?」

風雅は静かにうなずいた。利紗は巴菜を見て手をつなぎ家庭科室をさってい

こうとした。

しかしそんなことを先生が許すこともあるわけがない。

「まっ待ちなさい!!」

「先生、巴菜を早退させます。また混乱すると思うので私が送ります。両親

ではどうにも

できないと思うので。いけませんか?」

「いっいえ…」

先生がおどおどしているうちに利紗は一礼をして家庭科室をあとにした。し

かし廊下をあるいていると後ろからはしっている足音が聞こえる。

利紗は思わず後ろを見た。そこにはハァハァとでもいいたそうな風雅の姿が

あった。

「私のせいでもある。私も行く。先生の許可はとった」

「ありがとう」

「当たり前のことをしているだけ。何でお礼をいうの?」

「その当たり前のことがうれしいの」

風雅はおもわず利紗に涙を見せた。

「ふっ風雅…さん?どっどうしたの!?」

「何でもないの」


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