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オリジナル小説・旭日

tyoi

四月一日……エイプリル・フール

イタズラ好きの父が死んでしまった日。何故?

どうして?そんなことはいうまでもない。

私―旭日 亜紀を驚かせようと死んだまねをしていたら

本当に死んでしまった。かぜをひいたフリをしているうちに本当に死んでし

まった。

かぜ…つまりは熱が悪化してしまい。一人娘を残し。母は父が死んでから一

生懸命働いた。

しかし疲れたのだろうか…無理をしてしまったのであろうか…この世を去っ

てしまった。

そんな時、亜紀はまだ小学生だったので状況がまだ良くわからなかった。

しかし両親とはもう会えないと…察していた。親がいなくなたので身内の人

がやってきた。

しかしその人はとてもいい人とは言えなかった。だがその身内の人も母親と

娘だけ。

離婚したと聞いている。自分の娘にはとても甘やかし亜紀にはとても厳し

い。

ちょっとのことでもうるさい。その娘も亜紀を嫌っていて二人して亜紀をい

じめている。そんな二人は同じ歳。中学生…。

「あの、学校行ってきます」

「とっとといきなさい!!」

そんな会話は毎日続く。お金なんてくれるはずもなく亜紀は中学生というこ

とをかくして

アルバイトをしている。

(愛可さん…今日も冷たかった…。ま、いまさらこんなこといっても…ダメ

っか)

愛可さんとは亜紀を引き取ってくれた人。

「ちょっと!そこ邪魔ですわ。どいてくれません?」

「あ、ごめんなさい」

「フン!!」

今えらそうに怒ったのはいうまでもなく愛可の娘。有希。性格はすっごい悪

いが外見からみればかわいいのである。いや、キレイと言った方がいい。か

わいいといえば亜紀の方だ。

だからこそ有希はそんな態度をとるのかもしれない。…でもブスがきてもか

わらんか…。

「あら、有希ちゃーんお弁当忘れてるわよー」

「あ、ほんとぉー!ありがとお母様」

………

(なんていっていーのやら。私は自分で作ってその材料や道具は自分で金出

して買ったってのに…それにあんな言葉かけてくれたことないじゃん!!)

まぁ、怒る気にもなるだろう。ずーっとこの生活じゃぁ…。

         一・学校


「ついてこないでくださる?」

(そういわれましても…)

また怒られた。今日何回怒られた?一回…二回…十回は越している。

何をしても怒られる。そんなこんなで学校についてしまった。学校にいると

きが一番幸せ。

クラス違うし…。

「よ!旭日。元気ねーなー」

声をかけてくれたのは有希と同じクラスの人。そして有希が好きな人。

帆咲 杜氏。

「ほ…ざ…き?ごめん。よく見えない。寝むーい」

目をこすってよーっく見てみる。そんな二人を見ていたのは有希。

「帆咲君、おはようございます」

「えっおはよう。綾見」

微笑んでいる…あの有希が。好きな人の前ではかわるのか…?

今のうちにさっさと自分のクラスに入っていく亜紀。クラスに入ると大きな

ため息を一つ。

そうすると周りからあいさつが…。

「よ!旭日」

「おはようさん、旭日」

「亜紀!あはよう」

「おつかれー亜紀」

などなど…。いろんな人からあいさつが。みんな亜紀の事情は詳しいことは

しらないが

大体は知っている。両親がいなくて綾見家でくらしている。そんなことは知

っている。

みんなも詳しいことは聞こうとしない。したくても我慢しているのだろう。

「おはよう」

ようやく気軽にできるとホッとした亜紀。自分の席までとっとといってしま

う。

そんな時肩を叩かれた。

おはよう。亜紀」

「亜里沙…」

亜里沙というのは亜紀の親友。なんでも話せるし聞いてくれる。それに亜里

沙とは小学生の時から仲が良かったから亜紀の事情は全部しってる。愛可さ

んのこと、性格悪の有希のことも。全部。

「大丈夫?今日も一段とねむそー」

「んー?ハッハッハーもうなにもかもあきらめたさー」

ヤケクソになっている…。そこで亜里沙のことを紹介!!弟が一人いて名前

は大樹。

結構もてるらしい。姉、亜里沙ももてる。亜紀もかわいいが亜里沙もかわい

いのだ。

そして性格もいいとなれば!男がよってこないわけない。でもそんな亜里沙

にも好きな人はいる。有希が好きな相手…。そう、帆咲 杜氏。何故こんな

にコイツがもてるかというと…スポーツ万能だからだ。そして性格も良いか

ら…。結構もてるし。

「ねー隣のクラスいこー!!帆咲君に会いたい」

「へいへい」

隣のクラス―そう、有希たちは隣のクラスなのである。だから体育は一緒。

ま、そんなこんなでクラスに到着。周りをキョロキョロしてる亜里沙。

そんな時そこらへんの男子が声かけてきた。

「何、誰か探してんの?」

「あ、はっはい!!ほっ帆咲君いますか!?」

「帆咲?」

男はガックリしたまま帆咲を呼んだ。亜里沙はどんどん顔が真っ赤になって

きた。

帆咲は亜里沙に声をかけた。

「何?鈴成さん」

にこりとわらいながえらきくと横に亜紀がいるのを発見した。帆咲はすぐに

亜紀を見た。

それには気付いていない亜里沙。

「何、お前も用?めずらしー」

驚いた顔で帆咲をみる亜紀。もちろん亜里沙も十分驚いている。亜紀はおど

おどしていたがすぐ返事をした。

「うっううん。亜里沙の付き添い…」

「なーんだ。で?」

「あっ今日一緒に帰らない?ふっ二人で!」

「……いーよ」

はじめは驚いていたがにこりとうなずいた。亜里沙は本当に嬉しそうな顔を

していた。

ってか二人ってことは亜紀は一人で帰るんか?

「あ、もうすぐ帰んなきゃ!いこっ亜紀」

言われるままに動いた。というか手を引っ張られた。帆咲は手をふってい

る。その後ろには亜紀をにらめつけている有希の姿があった。今の見ていた

のか?

みていたのだったら亜紀は…。

「帆咲君、今日一緒に帰りませんこと?」

「え…ごめん。約束してるから…」

「そう…」

泣きそうな顔をしている有希。しかしコレは演技。昔から泣きまねだけは誰

よりも上手かった有希。その泣きまねにだまされている帆咲。案の定、おど

おどしている。

その後ろから声が…。

「あっれー、ゆーちゃん?その泣きまねがそっくりー」

(え!?)

「なっ泣きまね!?」

声の主は二つしばりの子。髪の毛は赤い。有希の知り合い…みたい。帆咲の

ことは目に入ってない。女はじーっと有希をみている。

「みーちゃん?」

「あったりー★」

みーちゃん…?そういいながらおびえている有希。この有希におびえるもの

があったなんて…この現場を亜紀がみたらどう思うだろう?

「私ね、引っ越してきたの。またよろしくね。ゆーちゃん」



あれから亜里沙はずっとうきうきしている。多分…―早く終わってくれない

かなぁー?―

っと思っているのだろう。そんなに帆咲がすきなのだろうか?亜紀はじーっ

と亜里沙を見ている。しかし亜紀はもう一つ考えていた。もちろん、有希の

ことだ。あの現場を見られて…にらまれたっということは亜紀も帆咲と帰る

と思っているのだろう。そう思うと亜紀はため息をしないではいられない。

「じゃぁこの問題を…」

先生が辺りをみわたしていた。亜紀は急いで下を向いた。

「鈴成!」

(亜里沙!?…ごしゅうしょうさま)

亜里沙は弱々しい声で返事をして問題をすらすら解いた。なんとまーにくら

しい。

寝ぼけてるのになんでそんなにスラスラかけんだよ!!

ま、亜里沙がそんなに待っていた下校。亜里沙がすぐ隣のクラス、帆咲のク

ラスに走っていった。それを追う亜紀。

「あ、有希が出てきた…」

続き♪

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