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土曜日は出勤前に自宅回りの雪カキ。
会社行っても雪カキ、帰ってから雪カキ・・・・・。
もうこの辺でいいだろうと思ってましたが、朝になったら雪が積もっていて、またまた雪カキの連続です。
さすがに少し堪えてきましたね。
しかし休みとなれば、少々疲れていても出猟しなくては。
本日は所用のため昼からの出動です。
先週、実家でのイノシシ猟を断ったので、本日は実家のイノシシ猟グループに参加です。
家回りは腰ほどの積雪ですが、実家に近づくにつれ雪が少なくなっていきます。

着いた猟場では、所々に地面が見えます。
ここは雪が少ないなー。
と言うか、自分の住んでる地区が多いのか!。

昼からの参加のため、本日はコレが最期の狩り。
山が大きいので犬を三カ所から投入することになりました。
私は山頂付近の一番上の地域を担当です。

放して二匹の犬はそれぞれニオイを取り、別々に散っていきます。
放して10分もしないうちにオス犬が鳴き始め追跡開始です。
待ち場に向け鳴いて行きますが、すんでのところで方向転換。
待ち場の間を抜け、奥へ奥へと行ってしまいました。
鳴き方、逃走コースからしてシカの可能性が高いな。
結局オス犬を回収したのは、3時間ほどたった夕暮れ時。
他の地域の犬たちは、何も追い出すことはなかったようです。
しかしメス犬は行方へ知れず。
勢子をしている最中、遠くで微かに鳴き声が聞こえた様な気がしましたが、待ち場の方々には聞こなかったみたい。
一体何処に行ったか?。
四方手を尽くして捜索したところ、崖の多い洞の中腹辺りに居る様子。
一番近い林道に行っても発信器のレベルは半分も無い。
それに動いている様子もなく、マイクから聞こえるのは犬の呼吸音のみ。
どうやら疲れて寝入っているようです。
まいったね、ココで夜を明かす訳にもいかないし・・・・・。
大声で名前を呼ぶと、3秒ほど遅れてマイクに微かに聞こえてきます。
山彦が聞こえているんです。
相当遠いな!。
コレでは聞こえても何処から呼んでいるか判らないだろう。
おまけ寝入っているし。
こうなったらヤケだ!。
思いっきり大声で叫んでいると、突然メス犬が飛び起き移動開始。
普通なら呼び声のする方に来るのですが、山をそのまま下っているようです。
毎回山裾から呼んでいるので、今回も下に下って行けばいいと思っているのでしょう。
急いで車を回して発信器を頼りに探していくと、道路脇斜面のロックネット付近で立ち往生しているようです。
ここは昔にバスが道路より転落して多くの方が亡くなった場所。
よのため落石防止のため、ロックネットや落石防止フェンスが設置してあります。
どうやらメス犬はそのフェンスに行く手を阻まれて、右往左往しているようです。
こうなったら迎えに行くしかない。
何処か上れるところは・・・・・・。
あった!。
7m程の高さの重力擁壁に、U字型のタラップが取り付けてあります。
懐中電灯片手にタラップを登り、ストーンガードの間30センチの所をすり抜け背後に回ります。
擁壁の背面は傾斜30度。その斜面に直角にストーンガードが何重にも設置してありました。
メス犬はその上辺りをウロウロしてます。
待ってろよ!。
斜面に取り付き登り始めると、突然足を滑らせ滑落。
無意識に掴んだ雑木で止まりました。
見ると斜面にロックネットが張り巡らし、その上に苔が生い茂っています。
スパイク付きの長靴でも滑るはずです。
滑りやすい斜面に犬も怯えて思うように下りられない。
仕方なく慎重に登り何とか確保。
しかし問題はここから。
どやって犬を抱えながら下りるか?。
長いロープでも持ってくるんだった。
メス犬も危険を感じてか動こうとしない。
無理に引いて暴れた瞬間、手にした懐中電灯を落下。
バッシャーン、カラン・・・カラッ。
コンクリートの側溝に激突した懐中電灯は粉々。
ぞ~っ!、落ちたらタダでは済みそうにないな・・・・・。
かといって、このまま居てもらちがあかない!。
途方にくれていると助け船が。
兄が駆けつけてくれました。
両腕にワンコを載せ上から首紐を兄が引っ張ります。
一段ずつ腕を交互に動かしタラップ下り、首紐を引っ張って犬の姿勢を制御。
”暴れるなよー、暴れたら二人ともタダでは済まないかな。”
そんな気持ちが通じたのか、犬は暴れる事もなく無事に着地。
家の戻った時には、それまでの雪カキの疲れと無事に戻ってきた安堵感とでヘロヘロです。
ベットに倒れ込むようにして朝まで爆睡でした。