笑来有望

笑来有望

誕生日駄文(12/19)


【彼女の誕生日をキスしながら迎えると、永遠に結ばれる】
【彼女の誕生日に観覧車に乗り、頂上でキスをすると永遠に愛し合う関係になる】
【誕生日に性交渉をすると、必ず子を授かる】

「へ~、誕生日関係のジンクスってめっちゃあんねんなぁ・・・」

赤い字でどでかく「誕生日ジンクス特集!!」と書かれた雑誌を捲りながら、何気なく呟いてみる。
決して自分で買った訳ではなく、楽屋に入ったら転がっていて、興味が沸いたから読んでいる
前の収録が押しているようで、ADはまだ入ってくる様子はない。

「誕生日はカップルの三大行事の一つやしね」
「望は、どのジンクスがええ?」
「どれも嫌や。大体、ほとんどのジンクスに『彼女の』て書いてあるやんか」
「彼女やん、俺の」
「僕は正真正銘男の子や。戸籍見せたろか?」
「でも、立場的には彼女になるんやない?下だし」
「成りとぅて成ったんとちゃうもん」
「今では満足してるんやろ?」
「・・・・///」
「してない?しとる?なぁ、教えてくれな解らんよ?」
「・・し・・とる・・///・・っ後藤クンのいじめっ子!」

真っ赤な顔で小学生並な事を言いながら俺に背を向ける望。
可愛くて性がないその仕草に、こっちまで顔が赤くなりそうになる。

携帯を開いてみれば、『12/18 土 PM11:45』の文字。
未だにADは呼びに来ない。
どんだけ押してるんやろ。

「あと15分で望の誕生日やなぁ」
「うん」
「スタジオで迎えるの覚悟してたけど、このまんまやと二人っきりで迎えられるな」
「そぅやね」
「どうせなら楽屋じゃなくて、俺の部屋か望の部屋で迎えたかったけどなぁ。もっと言うと、ベッドの上で」
「ドすけべ」
「男の本望やんか。・・・お、あと13分」
「僕も、ついに29歳のなるんやなぁ・・三十路間近やぁ」

望が30になる時、隣にいるのは誰なんかなぁ。
勿論俺であって欲しいし、そのつもりは満々だ。
5年後も10年後も、明日も一週間後も一ヶ月後も、俺は望の隣りに居座り続けたいな。

「来年も、後藤クンと一緒に居るんかなぁ」
「居るよ。望が俺に愛想を尽かさん限り、ずっと」
「愛の告白?」
「愛の宣誓」
「そういや、ちっさい頃「宣誓」って「先生」に誓う事やと思っとったなぁ」
「俺はただ単に「先生」を呼んどるんやと思っとった」

再び携帯を開くと、0:00まであと10分。
まだ、前の収録は終わらないらしい。
話題が尽きたらしく、楽屋の中を見渡し面白そうなモノを探す望が可愛い。
かと言って、じっと見てると嫌がられる。
寝転びながら、仕方なくまたさっきの雑誌に目を向けてみる。

『誕生日に欲しいプレゼントランキング』なんてモノが載っている。
ホンマに、最近の女性はブランド大好き何やなぁ・・・

シャネル、エルメス、グッチ、ヴィトン、ティファニー、カルチェetc..

恋人が男やと、安あがりで有り難いなぁ。
望なら、「そんな金あるんやったら貯金しろ」とか言い出しそう。

頬杖付きながら、開きっ放しにした携帯を見るとPM11:53

望は、よぅわからん動きをしている。
どこの国の動きやろ。
なんかの宗教のお祈りみたいや。

「ふぅ・・・つまらんなぁ。踊りにも飽きたわ」

あ、あれ踊りやったんか。
「何神に祈ってるん?」なんて聞かんでよかった。
座って机を爪で擦っている望を流し見て、再び視線を携帯に合わせる。

PM 11:55

「望・・・あと5分で誕生日やで」
「そうなん?」
「岩尾望さん、貴方の誕生日をキスで迎えさせて貰って良いですか?」
「なに、その喋り方///」
「良いですか?」
「・・・お好きなように/////」

そっと、望を後ろから抱きしめてみる。
望の身体、体温急上昇中。
頬が淡く赤くなっていて、色っぽい。
少しきつく抱きしめた後、望の前にまわり体重を掛ける。

「後・・藤クン・・・?」

世に言う、押し倒しの姿勢。
驚きと不安が混じったような表情で俺を見つめる望の額に、軽く口付けをする。

PM11:57

右頬、左頬、首筋、と順番にキスを落とし、その度に小さな音が響く。
ふっと視線が合うと、恥ずかしそうに目を逸らす望が、この世で一番可愛く見えるのは絶対に錯覚ではない。

PM11:58

「望・・・めっちゃカワエエv」
「可愛くない・・・だって僕、日本一のブサイク芸人やもん」
「だーかーら、あれは見る目がない奴がたまたま多かっただけ。まぁ、望の可愛さは俺だけのモンやけどな」
「言ってて恥ずかしくない?そういう言葉」
「全然。真実の事ってな、恥ずかしいくなんてないねん」
「言われる方がハズいわ・・・//////」

PM11:59

望が怖がらないように、そっと唇を重ねる。

「ん・・・・・」

望が嫌がらないように、優しく舌を入れる。

「ふ、ぁ・・・///////」

薄く目を開けて携帯を見れば、時刻はAM0:00
誕生日、キスで迎えられました。
これで、永遠に結ばれる事は出来ますか?

「誕生日、おめでとう」
「ん、ありがとう////」
「望、大好きや」
「知っとるよ」
「望は?」
「・・・大好き///」

Happy birthday

And Love you 望

From 後藤輝基



<あとがき>

のんちゃん誕生日おめでとう!!相変わらず可愛いです~Vv
29歳なんて思えない程の可愛さをもつのんちゃんに、乾杯!
え?誤魔化さずに、ちゃんと言い訳しろって?
うるせぇ!!私の実力は、結局ココまでなんだよう!
愛は、愛は溢れるほどにある事は分かっていただきたい。
そして、できるなら「え?これ誰?」というツッコミはしないで頂きたい。(無理
まぁ、私の中の後岩はこんな感じです。
ひたすらに後藤さんが岩尾さんにゾッコン。
赤面性で少し臆病な可愛い反応しまくりの岩尾さん。
この二人には、どこか誰もいないところで仲良く暮らして貰いたい。
って、なんで私がこんな願望を持っているの!?


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