COME ON ! LAUGH!!!

誘拐


  まあ理解されないと思うけどね、あの僕って犯罪嫌いなのよ。
柴:いや、理解できるって、大丈夫だよ。そんな不安がんなって。理解できるよ。
山:特に許せないのがね、やっぱ誘拐ですよ (手で3つ文字を置く)
柴:いや3文字じゃねえって誘拐は。4文字だよ。
山:だからビックリマークですよ、ビックリマーク(→!)
柴:あーそーなの?
山:何が許せないってね、やっぱね、親の態度が僕だらしないと思うわけ
柴:はぁ?
山:だから例えばね、犯人からね、何でもいいですよ、その電報かなんかでさ、来るわけじゃない。
柴:いや、電報で脅迫状来ねぇって。電話だろ普通。
山:何でもいいよ。電話でも来たら、犯人の言いなりになっちゃうわけでしょ。
  はいーわかりましたーすいませーん みたいな
柴:子供の命かかってんだから
山:だって悪いことしてないわけですよ、こっちは
柴:そーゆー問題じゃぁねぇもん、だって
山:だからもしね、自分の息子が誘拐されて、犯人から僕連絡来てもね、もうバンバンいきますよ
柴:犯人に?
山:当たり前だよ
柴:ちょっすごいねぇ
山:何もしてないんだもん
柴:じゃ、その強気な親父の態度ってもんをちょっと見してみろよ
山:あーいーよいーよいーよ
柴:ピッピッピッピ プルルルル・・・
山:いやいや、ちょっちょっちょっちょ
柴:ん?
山:強気でいくっつったじゃん
柴:うん、だから親父が犯人に強気で攻めるんだろ?
山:そーだよ、だからもうこっちから掛けるよ
柴:やれるわけねぇだろ!
山:え~…(電話番号を見る)
柴:お前ぇ何ですでに控えてんだよバカ
山:え~っと0120・・・
柴:いや、大体フリーダイヤルがおかしいよ
山:(親指と人差し指でお金をつくる) こっち (お金) の問題あんだろ、こっちの問題あんだろ
柴:こっちが関係すんだから、掛けんのはよぉ
山:何だよ
柴:掛けるから
山:はいはいはい
柴:ピッピッピ プルルルル
山:ガチャ はーい!もしもし山崎でーす
柴:あー山崎さんだねぇ
山:あーい
柴:あんたんところのなぁ、大助っていうガキいるだろう
山:えー・・僕ですけど
柴:いちゃ困んだろ!じゃ、誰だよ俺が誘拐してきたやつは一体
山:何だよ
柴:ここに見えるやつは誰だ!強気な親父見せるんでしょうが
  親父役だよ、親父役!
山:はいはいはい
柴:ピッピッピ プルルルル
山:ガチャ はーい、もしもし親父です
柴:そんな出かたがあるか、お前。どこん家の親父だよ!
山:なんですか
柴:何だよ、親父日本代表みたいな言い方しやがって
山:なんですか
柴:山崎さんかい!?(怒)
山:あーい
柴:あんたんところのなぁ、大助っていうガキいるだろう
山:えーえーえー、3人いますけど?
柴:多いよ、お前3人もよぉ
山:長男、次男、長女どれですかぁ?
柴:何で長女に大助ってつけたんだ、お前
山:どれですかぁ!?
柴:お前ん家、もうルールないなホントに
山:どれだぁ!?
柴:どれでもいいよ!そのうちの1人をなぁ、今俺が預かってんだよぉ
山:ッフッフッフッフッフ (鼻で笑う)
柴:なんだよ
山:ハッハッハッハッハッハ
柴:何がおかしいんだよ
山:いや、昨日電車乗ってたらさ~
柴:思い出し笑いかよ、お前。思い出してる場合じゃねぇだろよ
山:リーゼントの人がドアに挟まっちゃってんだよここ (リーゼントを手で挟む)
柴:うるせぇな、おい、もしもし
山:五反田なのに、五反田なのに (挟まったドアから出ようとする) みたいな
柴:なんだよ、それ
山:五反田で降りたいのに
柴:何でそのヤンキー、五反田で降りてぇんだよ
山:楽しいことがあるのに、みたいな
柴:うるせぇな、おい聞いてんのか
山:なんだよ
柴:息子誘拐したんだぞ、誘拐
山:ゆ、誘拐!!?
柴:そーだよ
山:(後ろにむかって) 母さーん!母さーん!愛してるよー!!
柴:今言うな!まずやらなきゃいけないことあっただろーが、お前!!!
山:もうそれは諦めて、次のその・・
柴:ダメだよ!何、何補填しようとしてんの次で。
  大助くんをさ・・
山:だぁ~・・もしもし!
柴:何だよ
山:大助は無事なのか!
柴:無事だよ
山:じゃあな、声聞かせろ
柴:あ?
山:無事かどうか確認だ、声を聞かせろ!
柴:何でお前にそんなこと言われなきゃいけねぇんだよ・・
山:肉声を聞かせろ!
柴:何だ、肉声ってよお前
山:早くしろ!
柴:お前、随分余裕あるなこの野郎
山:ねーよ!
柴:あ~分かったよ、ちょっと待ってろよ
  (受話器を横の子供にやる) おい、しゃべれ!
  (子供の高い声で) こゎぃょ~ぉ父さ~ん助ヶてょぉ~
  ブッッ!! (子供にツバをかける)
  聞こえたかぁ
山:(子供の高い声で) 確ヵに無事だょぉ
柴:お前はいいんだよ!どうなりてぇんだ
山:ブッッ!! (ツバをはく)
柴:ブッはやめろお前。お前自分ん家のじゅうたんにツバはいただけだろ、お前
  お母さんに怒られるぞ、愛してるお母さんに
  聞こえたかぁ
山:プ―プ―プ―プ―
柴:何で切るんだよ。何だ謝りに行ったか?なぁ、じゅうたん汚れて謝りに行ったか
山:プルルルル プルルルル プルルルル
柴:…掛けてくんだよなぁ、この人。どーゆー技術なのか
  はぁ・・ ガチャ あい!
山:ガチャ はい、もしもし山崎でーす
柴:お前ぇだろ!掛けたの
山:もしもーし もしもーし
柴:おい、聞こえたか、大助の声
山:あーお前か。確かに無事だ、大助は
柴:じゃあ、今から言う条件のめよ
山:それは出来ねぇなぁ!
柴:出来ねぇじゃねぇ!お前ぇ、大助殺すぞ
山:大助を殺すだとぉ!?
柴:そーだよ!
山:お前なら出来るよ!
柴:アドバイスすんなよ、何背中たたいてんだよお前は
山:Let's kill (手でグー 上げる)
柴:「Let's kill」じゃねぇよ!いいのか、ホントに殺して
山:どーすりゃいんだよ
柴:金だ金!1千万用意しろ!!
山:えぇ!?えぇ!?500万だとぉ!?
柴:1千万だよ、お前。なに大幅還元してんだよお前
山:え?
柴:さては、実家、大手電気メーカーだろお前
山:何だよ~
柴:1千万だっつってんだよ
山:あ~分かったよ1千万だなぁ!
柴:あぁ
山:じゃあこっちはなぁ、2千万だよ!
柴:何の話だよ







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