はい、あ~んして?

はい、あ~んして?

2017.04.11
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今日のクレドシリーズ。

今朝は往診専門の歯科衛生士が当番。

「往診に行くとさまざまな高齢者の方に出会う。

最近こんなふうに歳を重ねたいな、とおもうおばあちゃんの往診に行っている。

認知症も進んでいて、

「もうおやつ食べた?」
と聞くと

「うーん、どうだったかな・・・?」
と答える。



いつも口癖のように

「私は昔から人に恵まれてねぇ、ありがたいねぇ」

と言ってニコニコしてて、話しているだけでこっちが幸せになれる。

最近の私の師匠はこのおばあちゃんだなぁ、と思っています。」

今日のクレドは

「仕事の師、人生の師に出会うと成長のスピードが加速します。良い出会いのスタートはよい思考と決断で、何よりも重要なのは躊躇のない行動です」

彼女はずいぶん長いブランクの末、当院の訪問専門の歯科衛生士募集に飛び込んできた。

「あのとき、思い切って応募してよかった。あのときはほんとに躊躇なく行動できた。

だから、こんな素晴らしい学びにも巡り合うことができたんだな、とおもうと、
あの行動を取れた自分を褒めてあげたいと思っています。」

施設などに出向き、多くの要介護高齢者の方々に出会うと、本当に衝撃的な気づきをいただくことがある。



いちばん痛感するのは、人は口の中を他人に触られるのは本能的に危険を感じるのだ、ということ。

意識レベルのかなり低くなった患者さんの口腔ケアをすべく、口の中を触ろうとすると、

こんな力があったのかとびっくりするほどのものすごい勢いで手を振り払われることがある。

だから歯科治療は、人間の本能的に「無理」なんだ、っていうのが本当のところなんだろう。

赤ちゃんもそうだけど、口の中を触られても安心、という学習をしなければ、口の中はさわれない。



ところで、
このおばあちゃんのように、認知症になっても

「ありがたい、感謝だなぁ、みなさんのおかげで」

という感覚と一緒に生きることができる、

というのはどういう人生だったのだろう?

と思う。

ぼくなんか、

このままいったら暴力的でイライラした認知症高齢者になる自信がたっぷりある。

ほんと、目の前に師匠はいる。

あ〜あ、がんばろ〜っと。。。





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最終更新日  2017.04.11 15:20:26
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