墨田区の建築家 「気まぐれブログ」

2015年01月07日
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カテゴリ: 建築
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少子高齢化による高年齢の部分が大きい人口ピラミッド。もし、建物の築年数ピラミッドというものがあれば、人間の高齢化と連動するように、築年数の多い部分が多くなってきているのかもしれません。しかし、建物の場合、古いから寿命を迎えるという事はありません。「リフォーム」という魔法で若返りが可能です。人で例えれば、還暦を迎えたところで体が生まれたての新品になるようなもの。

ここで、建物の寿命について考えてみると、日本の住宅の寿命は短いと言われています。国土交通省の建設白書によるとイギリスの住宅の平均寿命は75年。一方日本の平均は26年。消費大国のアメリカでさえ44年であることと比べると、極端に短いようです。

日本の住宅の寿命が短い理由としては、建物そのものが陳腐になってしまうことが考えられます。どういった点で陳腐になってしまうかというと。

頻繁に更新される建築基準法に適合しなくなる。
住宅に求められる要求水準に適合しなくなる。
等が、考えられます。

しかし、建築基準法においては変更の必要がないほどに高度化してきました。また、住宅の要求水準もこれ以上は必要ない位充実してきました。つまり、現行の建築基準法を順守し、長寿命を見据えた、構造、断熱、維持管理のしやすさ等を考慮した住宅を丁寧に作れば。これからの日本の住宅の寿命はイギリス並みに長くなると思われます。

したがって、今回のリフォームをきっかけに、現行の建築基準法に適合し、新築以上の構造、断熱、維持管理のしやすい最高水準のアパートに再生出来れば、借り手のいない古アパートが、有効な社会の資産として動きだすことになります。



かなや設計  環境建築家 金谷直政






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最終更新日  2015年01月07日 11時11分39秒
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