花梨の木の物語 ~Quince Story~

花梨の木の物語 ~Quince Story~

Just one memory(未完成)


 桜は風雨にほとんどたたき落とされ、ただのその辺りに生えている名前の知らない木になっていた。
 この行事の感慨にふけるには到底無理な雲行きに、教師たちは少々不満だった。
 が、一方の生徒たちは、一部の例外もいたが、ただただ、校長を筆頭とする教員たちの挨拶が終わるのをまっていた。
 行われているのは、普段は体育館として使われている、長方形の大きなホール。壁には左右に二対の大きめの窓がついており、風が吹くたびに音をだしてゆれる。雨粒が当たるたびにばたばた五月蠅い音をだす天井には、青白く光る電球が一定間隔で並んでおり、校長と生徒、そして教員たちを照らす。
 ふと、教員の一人がため息をついた。
 それには雲行き以外に原因はあった。
「この日菊(ひぎく)高校では――」
 今までため息をつかないのが不思議なくらいだった。
 校長による挨拶…から続いた歴史の授業は、もうすでに二時間を超えていたのだ。
 日菊高校の創立、歴代校長の紹介から現校長がこの学校の卒業生ということ…そして現在に至るまで足跡、と延々と語っていく。
 当の本人は悪気はないのだか、生徒、そして教員らにとっては迷惑以外の何者でもなかった。もう"一部の例外"はいなくなっていた。
 途中まで我慢していた教頭も一時間ほどたつと、生徒と教員を座らせ、あとは何も言わなかった。
「長すぎるだろ、この歴史の授業もどき」
 落ちそうになる眼鏡を中指で直し、足を組んで座っている少年が呟いた。もう、足を組んでても目立たない。
「まぁまぁ、悪意はないんですから」
 長髪、そして茶髪の少女が、あきらかに不満を漏らしている少年を宥めた。
「これ入学式でしょ。授業は一週間後だよ」
「早くおわんないかな…」
 不満を言っているのだが表情を変えずに少年が、そして短めの黒髪の少女が続いて言う。
 この知り合いの四人に限らずとも、この場でおかしな所に意気投合した生徒たちは、趣味や昔話などの話題で花を咲かせてた。教員たちは話し出す生徒たちを注意するわけでもなく、ただ座って、もう少しで終わるはずの校長の授業に嫌々耳を傾けていた。
 しかし期待は裏切られた。校長は話し続ける。





















ごめん。手抜きだ('`

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