イルカって何?





イルカって何?





イルカって何なんだろう?

イルカにとってヒトって何なんだろう?

ヒトにとってイルカって何だろう?



こういう疑問は、イルカといると毎日のように湧いてきます。

その度に疑問は頭の中をグルグルと回ります。

イルカといると、好奇心をオチョクラれているような気がしてなりません。

イルカの能力についての情報は、本や学会での発表などから手に入ります。

でも、そんな程度じゃ理解できないことが、日常ではしょっちゅう起こるのです。

野生のイルカたちと泳いでいると、

「人間なんて何にも知らないじゃん!」という思いにもなります。



でも、しばらくして気づきました。

どうでもいいじゃん!

そんなに「知りたい」「知りたい」って固執するべきじゃないんですね。

なんでヒトは「そのまま受け入れる」ことができないんですかね。

海洋生物学者の「分かるわけないでしょ」という一言が、俄然、納得性を帯びてきます。

イルカはイルカ。ボクはボク。

同じ人間だって、隣りの人が感じることは、ボクが感じることとは違います。

自分が感じることが、自分にとって、大事。



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(写真: 越智隆治)



以下、イルカの海で聞いた言葉のうち、最も印象に残ったものです。



「生まれてきてよかった」
~エイズ感染した8歳の女の子~



「ボート…」
~交通遺児で10年間、失語していた20歳の男の子~



「見てた?」
~言葉のキャッチボールができなかった10歳の自閉症の男の子~



「ボクの前に道はないけど、ボクの後には道ができているんだね」
~1日も小学校に行ったことがない9歳の男の子~





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