■13世紀ごろにはエールは、国民にとってはパンと同じくらいの必需物資であった。そこで1266年ヘンリー3世(在位1216~72)は、パンとエールの価格公定法(Assize of Bread and Ale)を交布し、年の豊凶によって小麦の販売価格を上下させ、それと同時にパンとエールの公定価格を決めたのであった。このうちパンのアッサイズが廃止されたのは1815年という近世であった。「アッサイズ」とは、フランスゴアスワールからきており、「お白州」のことから転じて「掟」となった。
■イギリス式エールが上面発酵(top fermented type)に対し、ドイツ式ラガー・ビアーは下面発酵(bottom top fermented type)であることはすでに述べた。