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XFROMJAPAN+VIOLET UK
大阪城ホール ライブレポート
●まだ始まったばかりですが、ツアーの手応えはどんな感じですか。
hide(以下h):面白おかしくやってはいますよ。一本一本暗中模索の中、いろいろと…自分が飽きないためにしか考えてないから(笑)。自分が飽きなければ、お客さんも飽きない。メンバー七人ぐらいいるとたるんでくるんですよ。だから、まずメンバーを飽きさせない、そして自分も飽きないってことばっかり考えてる。
●さすがバンマスですね。
h:それぐらいのことを考えれば、お客さんも楽しい。それが行き過ぎると、だんだん楽屋オチばっかりになってくるけど(笑)。
どこだっけなぁ。福岡かな。男の子の声がいっぱい聞こえたから、「ウォー、やったるー」と思って、ガスタンクのBAKIちゃんの気分でバーンって出ていたんですよ。もうそこら中にある物を客席に投げつけてたら、男の子は喜んでんだけど、前の方の女の子がもう泣きそうな顔してた(笑)。「どうしてそんなことするの」って。そういう狭間も面白かったですよ。ライブ慣れしてる子たちと、ライブに初めて来た子たちとのギャップの中で、エンターテインメントしていくというのも面白い。
●hideさんのステージへ向かう気持ちというのは、”自分が楽しむ“ということが一番大きい?
h:うん。何でもお客さんの反応見て決めるからね。だから、前日の客の反応を見て曲順を朝決めるし、演出とか、ビデオのプロジェクター(映写機)の使い方も朝決める。ほんと客を見てみないと分からんもんね。
●その日の朝に決めてたら、セッティングとかでスタッフは大変なんじゃないですか。
h:大変ですよ(笑)。12時ぐらいに曲順とか全部決めて。で、映像の素材が足りなきゃその場で撮る。だから、スタッフも緊迫して、飽きさせないっていう。
●昨日はテレビの映像も使ってましたよね。
h:テレビの映像はね、たまにやるんですよ。あのスクリーンはテレビにもつなげられるんで、野球中継を流してPATAのごきげんうかがいっていうのもある。そのうち、自分が出てるテレビ番組が重なったら面白いなと思って(笑)。
●開演前からスクリーンにはテレビの映像が流れてましたけど、あれもhideさんのアイデアなんですか。
h:そうですね。一応、会場内、開演時、終演時のBGMも全部自分で作ったんだけどね。でも、だれも聴いちゃいないんだよね。たまに分かる子が手紙をくれるんだけど。「何の曲をかけたんだ?」って。それだけがうれしくて作ってるからね、あそこは。
●今回のツアーメンバーなんですけども、前回とはギタリストが違うだけで、後は一緒じゃないですか。やっぱりこのメンバーが最高だと。
h:それもあるし、特に代えるつもりはなかった。前回の松川RAN氏は、体の不調を訴えたためリタイアになったけど。
●で、メディア・ユースのKIYOSHIさんを起用したと。
h:KIYOSHIは昔から知ってるんだけど、犬猿の仲。ものすごく仲が悪かったんですよ(笑)。飲み会で会うとケンカするんだよね。それぐらい仲が悪かった。なぜか一緒にやってるけどね。
●そんなKIYOSHIさんを選んだ理由は?
h:KIYOSHIは、ああ見えても芸歴長いんですよ。
●なんせ元ジュエルですもんね(笑)。
h:昔、バイラスを観たときに「カッコいい子がいるんだなー」って思ってたら、カッコいい子でも何でもなくて、KIYOSHIだった。いつの間にか、ジュエルってことをひた隠しにして、イメージチェンジ図りやがってた(笑)。
●ジュエルのころとは別人ですもんね。
h:ライブで言ってやろうと思うんだけど、言ったところでだれも分かんない(笑)。ロッキンfから昔、ジュエルのビデオが出てたんだよね。ビデオプロジェクターでかけてやろうかな(笑)。
●でも、KIYOSHIさんを起用して正解ですよね。すごくカッコ良かった。
h:昔からカッコいいと思ってたからね。まだ自分がソロをやり始める前に、「ソロやる時は絶対ギターを弾いてよ」って飲み会で言ってたことがあるのね。言ってたけど、またケンカして(笑)。
●もう仲はいいんですか。
h:いいですよね。あんなにケンカばっかりしてたのに(笑)。
●それとD.I.E.さんとCHIROLYNさんが、ツアーの初っぱなからいきなり骨折したそうですが。
h:千葉マリンスタジアムで、D.I.E.ちゃんがステージから自分で飛び降りたんだけどね。そしたら、かかとの骨が割れちゃってた。CHIROLYNも福岡の一日目にステージから落っこって、あばら骨を折ったんだけど、折れてることに気がついたのは一昨日かな(笑)。あの人、布袋寅泰さんのツアーと掛け持ちでやってて、今日も倉敷に行って、明日の公演に出るというようなことをやってるんですよ。
●むちゃくちゃハードですね。
h:D.I.E.ちゃんも、足を折る前の日はグレイの武道館のサポートをやってた。それで、足を折った次の日もグレイ。後、5日ぐらいでこっちだけになるから、それまでの辛抱って思ってたら、みんなボロボロになってた(笑)。
●でも昨日は二人ともハイでしたよ。
h:あの人たちは基本的にパンクスだからね。
●そんな素晴らしいメンバーで、音源を作ろうとは思わないんですか。
h:それは思わないです。俺の曲で演奏してもらうのはいいんだけど、このメンバーで全員が意見出したら、もうたまらん。
●まとめられない(笑)。
h:そりゃあ、まとまらん。自分の音源に対して弾いてもらったり、たたいてもらったりするのには最高のメンバーだけど、みんなでせーので作ろうっていうのは考えたことがない(笑)。
●考えたくもない(笑)?
h:いや、興味はあるんですけどね。ただ、むちゃくちゃ時間がかかって、むちゃくちゃ頭使うだろうなって。それはXだけで十分(笑)。
●演出もhideさんが考えてるそうですが、それは場所によって違うんですか。例えば昨日『ヒデとロザンナ』ってやってましたけど。
h:あれはもう、だんだんネタになってきてますね。
●今の子はヒデとロザンナを知らないんじゃないですか。
h:(笑)だからいいのかなーと思って。基本的に、ああいう手作りっぽい仕込みはその日の思いつきとかですね。メカニカルな仕掛けっていうのは、一応三パターンとか、四パターンで持ち回ってるんですよ。途中のSMのやつで、画面の中のストーリーに(パフォーマーが)入っていっちゃうやつとか三パターンほど作ったんですけどね。
●昨日、一番印象的だったのがJOEさんの独りドラム合戦。
h:独りドラム合戦も一応パターンは三つぐらいあるんですけど、今のところはあの一パターンしか使ってないんですよ。あれは世界初なんです(誇らしげに)。だれかやってそうだけど、やってないんですよ。
●ジギーのJOEと、hideバンドのJOEが戦うってすごいアイデアですよね。
h:今度の東京のアンコール公演では、44マグナムのJOEとの対戦話も出てる。
●アンコールの合間に、楽屋までカメラが追いかけていたじゃないですか。あれもhideさんのアイデアですか。
h:そうです。前回もアンコールって言ってたけど、アンコールじゃないみたいなもんだったから。「それだったらアンコールなんかいらねぇや」って、最初からアンコールなしにしちゃったの。だけど、なんとなく気を張ってバーッとやってると、やっぱり悪いクセであそこのアンコール部分で一回ワンクッション置きたいっていうのが体になじんじゃってるんですよね。だったら、どうせアンコールないんだし、その間はつまんないだろうから、見せちゃえばいいじゃんって(笑)。
●だけどあれは引き込まれました(笑)。
h:意外に見られないでしょ。
●アンコールまでの間って退屈じゃないですか。そういう間がないっていうのも良かったです。
h:最初っからアンコールがないって言ってるから、それだったら見せないといけないからね。その時間もお客さんがチケットで買ってるからさ。
●逆にアンコールがないっていうのは、アンコールという形にしたくないっていう思いみたいなものがあったんですか。
h:って言うか、アンコール分の曲を残してないんですよ。アンコールって言われてやるような曲は残してない。全部本編に入れちゃってるからね。アンコールでもう一回ステージに戻ってくるとなると、もうワンショーあるって考えるからね。そうなると二曲でもショーを組まなければいけないし、そのために必要な曲というのを残してないといけない。それで、中途半端なものになるんだったら、今回はやめようってことにした。
ほんとはお客さんも「アンコール」って言いたがってるでしょ。自分たちの力で、やってる人を動かしてるっていうのが楽しいってのも、ちゃんと分かってるんだけどね。とりあえず欲求不満にさせとく(笑)。そのうち、本気でアンコールしたときだけやったげればいいんです。そうすると、本来のアンコールになる。
●では、hideさんはライブをどういうものだと思ってますか。
h:ライブは生もの。だから俺のライブみたいに、割と作り込んであるようなないようなそんなステージの上で、七人が何するか分かんないっていうのが面白いっていう。ほんとに他の人たちって何するか分かんないから、俺自身。
●他の人たちだけですか。
h:自分も含めてね(笑)。CDはいくらでも作り込めるし、何だってできるけど、ライブは生ものだから。
●それ以上のものでも、それ以下のものでもないと。
h:そうですね。自分が好きなバンドのコンサートを全部観に行っても、どこ行っても同じセットでやってるっていうのが一番嫌いだったんですよ。やっぱりハードロックのコンサートってそういうのが多かったからね。パンクバンドみたいにその人たちのテンションが調子悪いときは悪いってモロに見える方が好き。基本的にはパンクノリのライブをやってるようなバンドが、むちゃくちゃエンターテインメントにやってるっていうのを俺はやりたい。
●曲作りのことを聞きたいんですけど。hideさんが曲を作ってる時は、どんな気持ちで作ってますか。
h:「やっとかなきゃ」とか「これ作んなきゃ」って感じ。
●せかされて作る。
h:結構、後ろから押される感じですね。「うわ、これ逃しちゃったらもったいない」って。
●パッとひらめいたものをすぐに曲にするって感じですか。
h:だからコンピュータがあると楽なんですよね。そのままたたき込んじゃって、ある程度何パターンか構成作って、何パターンかのアレンジができるから。
●一人である程度まではできますからね。
h:もう一つは、タイアップがきた時ですかね。その二パターン。
●タイアップは燃えますか。
h:燃えないんですけどね。制限された中でやるのも嫌いじゃないんですよ。
●タイアップって、イヤがる人もいるじゃないですか。hideさんはそうじゃないってことですか。
h:でも、俺が考えるに、結局シングルっていうのは、ほんとに自分の好きなことだけをやるんじゃなくて、例えば新しいお客さん、白い客とか灰色の客、つまり真っ黒なマニアじゃない人に聴かせるってことに意味がある。タイアップっていうのは、企業がまっ白なところで曲だけを聴くっていう部分で、「俺はどの程度そういう曲が書けるのか」っていうので、自分を計る査定にもなるんですよね。だから、制約がある中で曲を作るのも好き。
●そういう見方もあるんですよね。それはいいことかもしれない。
h:そればっかりでもイヤだけどね(笑)。
●曲はどんな風に浮かびます?
h:タイトルが浮かぶのが、一番早いんですよ。タイトルが出たら、もう一発で詞も曲もアレンジも全部いっぺんにできちゃう。ギターのリフから浮かぶってことは、ほとんどない。
●ギタリストなのに(笑)。
h:なのに(笑)。
●曲ができないとかで、煮詰まることはないんですか。
h:それはないね。それがあったらこの商売やってない。そのうちあるかな(笑)。今のところはないですね。唯一の趣味だから。趣味が仕事だから。
●Xジャパンのツアーでは「POSE」をソロタイムで歌ったり、「Bacteria」を流してたりしたじゃないですか。それはいい曲ができたから早く聴かせたかったとか?
h:ほんと単純にそういうこと。家で作ってても、まだ行くあてもなかったし。「もうそろそろ聴かせとかなきゃなー」と思って。Xのツアーのときに、自分のコーナーで「LASSIE」とか「Bacteria」をガンガンにかけてた。今思えばすげー先行プロモーションだった(笑)。
●アハハ。
h:でもあの当時は、ほんと聴かせる相手があまりいなかったから。家で友達に聴かせたぐらいで、「つまんねーな」と思って聴かせただけなんですけどね。
●その時はまだソロアルバムって頭になかったんですか。
h:頭になかったっていうか、全然スケジュールにもなかった。
●今回のアルバムですが、缶々のジャケットで三種類の色があるじゃないですか。そんなアイデアもhideさんが?
h:アイデアっていうか、三種類の色にするっていうのは、最初から言ってたんだけどね。特に意味はなかった(笑)。色で三色に分けると店頭に並んだ時に「楽しいなー」っていうのと、人気のある色とない色で売り上げが変わるなっていうのを最初に思ってたから、それも楽しいなって思っただけ。レコード屋のオヤジが発注する時に、「何色が足りないんですけど」って言うだろうなって(笑)。そうすると、同じ一種類のCDが売れてるだけなのに、レコード屋のオヤジからしてみれば「ピンクが足りないんです」とか「グリーンが足りないんです」って異常にいっぱい発注してる気になるんじゃないかと(笑)。
●実際の売れ行きはどうなんでしょうね。
h:黄色が余ってます(笑)。
●そんなジャケットにしてもそうなんですけど、hideさんって音楽と同じぐらいビジュアルのインパクトを大事にしてますよね。
h:そうですね。今は、ツリー・オブ・ライフっていう集団と付き合えるようになったから、自分の中で考えてることは彼らに相談することが多いですけどね。自分だけでやってるとね、ほんとによく分からない世界に行ってしまう(笑)。前はそういうことが多々あったんだけど、相談できる人ができて良かった。
●前作『HIDE YOUR FACE』を聴いても思ったんですけど、音で遊んでますよね。hideさんにとってそれは基本ですか。
h:”遊ぶもの“っていうか、音楽は一番高性能なおもちゃだと思ってる。
●今回のアルバムはサウンドもバラエティーに富んでますが、これはhideさんのチャレンジ? それとも好奇心?
h:やっぱり一人でやってるから、出てくるものは自分だけの世界でしょ。そうなってくると、毎回新境地じゃないとつまんないですよね。
●自分に飽きてくる。
h:そう。だから自分の王道なんてものを作っちゃったら、逆に自分に縛られちゃったりして、ソロだか何だか分からなくなってくるでしょ。一人でやってるからこそ、何やったっていいんだっていうのがあるわけだからね。やっぱり自分が驚かないと。他の人が関与して驚かしてくれることは一切ないんだから、自分にとって常に新境地じゃないとやってられない。
●hideさんて、Xジャパンのギタリストじゃないですか。でもソロアルバムは、ギタリストのアルバムって感じではないですよね。
h:それもよく言われるけど、でもギタリストじゃないと作れないんですよ。ギタリストのアルバムじゃないって言われるのは、ソロが少ないからだと思うんだけど、基本的にはギタリストじゃなきゃ、ああいうサウンドは絶対に作れない。ギタリストだからこそ、ギターを丁寧に扱ったり、粗雑に扱ったりする。ギターの音量下げても、ミッド・ローだけでこいつは鳴ってりゃいいとかって判断ができるのはギタリストだからね。今はギターソロが少ない方が俺はロックというか”ギターの音楽“って感じがするし、ギターソロを弾きまくられると、そんなにギターのロックって感じはしない。だからこういうアルバム作ったんだけど、確かに俺が聴いてもギタリストのアルバムって感じではないよね。
●hideさんの考えるロックって、どういうものなんでしょうか。
h:人それぞれかもしれないけど、俺は束縛されてるからできる音楽だと思う。
●自由ではなく、束縛されてると。
h:もちろん自由を求めてやってるんだけど、束縛されていなければ有り得ないんだろうなと。
●その束縛とはどんなことですか。
h:何でも。例えば学生だったときは髪の毛をのばせないとかいうことでもいいし。ギターを学校で教えないっていうのもそうだし。俺の学校はエレキ禁止だったからね。そういう中で育ったことがロックを求めているんだろうなって思う。束縛の中で自由を求めることがロックであって、囲いの無い所に行ったら、果たしてロックは有り得るのかっつったら、俺はないと思う。めちゃくちゃ刹那(せつな)的だと思うけど(笑)。
●ちなみに今のhideさんの束縛って何なんですか。
h:何でしょうねぇ。ホテルから外に出られないとか(笑)。
●じゃあ、hideさんが考えるポップというものは。
h:皮膚感。ロックもそうなんですけどね。音楽のロックってことだけ言えば、皮膚感。肌が感じてくれるもの。頭で考えなくても、体の中にスッと入ってきたもの。よく剣を飲み込む人いるでしょ。ああいう感じでストンって入ってきたものっていうイメージ。例えばヒットチャートものとかがあって、やっぱりいい作品がくれば「なんだよ、あんなの」って言いながらも皮膚反応してしまう。それがハードコアであろうが、小室さんの音楽であろうが、演歌であろうが、そういう皮膚が反応しちゃうことがポップだと思う。
●このツアーが終わると、XのHIDEさんに戻るんですか。
h:戻るのかな? 途中もチョロっと戻るんですけどね(笑)。10月か11月かにアルバムが出るんで、そのプロモーションでYOSHIKIも帰ってくるだろうから、その時は何回か合体する。
●アルバムのことを聞きたいんですけど、TOSHIさんがこの前ライブで、「思い出すのも恐ろしい5年間」って言ってたんですけど、hideさんはどうでしたか。
h:俺とTOSHI君とじゃ環境が全然違うと思うんだよね。彼はずーっと歌ってるけど、俺は言われたときだけやってる。Xの作業も自分の部屋でやってるから、できたらそれをスタジオに持っていくって感じ。だから、一致しないんですよね。
●アルバムはどういうものができました?
h:5年かけてるけど、作る度にXってシングルをバンバン切ってるから、そんな新しいアルバムのような気はしないよね。だから聴き慣れた曲も並んでて、未発表の俺の曲が何曲か入ってる。YOSHIKIの既製曲と俺の曲とのバランスで聴いてくと、ミョーな感じ。おおげさな作品ができましたよ。
●hideさんにとってXってどんな存在ですか。
h:YOSHIKIと遊ぼうって感じ。
●じゃあ、YOSHIKIさんの存在っていうのは? 昨日は「YOSHIKIも10月には来日します。そしたら松本と石塚は逃げます」って言ってましたけど(笑)。
h:YOSHIKIに対するパブリックイメージがあるじゃないですか。あのまんま(笑)。あのまんまなんだけど、あれだけじゃなくて、もっと普通のにーちゃん的なところもある。普通、外面はああなんだけど、後は意外に普通のにーちゃんって思うでしょ。YOSHIKIはパブリックイメージのまんまの行動をする人、プラス普通のにーちゃん。カリスマふりまきながら歩いてるもん。こんな男は一生会わないし、二度と会いたくない(笑)。二人も必要ないと思うぐらいすごい男だと思いますからね。
●でも、どこかひかれるところがあるんですね。
h:うん。人間としてというか、男として。もちろん音楽家としてもそうだけど…単純に、「こんなヤツはいねーよ」っていう。
●人間として興味があるから一緒にいる。
h:それはものすごくある。
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