And I hope ...

And I hope ...

PR

×

Archives

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

Keyword Search

▼キーワード検索

2009.06.05
XML
カテゴリ: Russian Boy
私がメールを送信したことで、

彼を深く傷付けることは充分解っていた。

だけど、それでも、

それが彼のためには一番いい選択なのだと、

自分に言い聞かせた。




あまりの辛さに涙を堪えきれず、

すぐ側で寝ている母に気付かれない様に、

私はベランダに出た。

彼のいるモスクワを視線の先に置く様に、



止め処もなく涙が溢れた号泣




ベランダですすり泣く私の声を誰かが聞いていたら、

きっと不気味だよな。。。なんて思ったり、

隣のマンションの一室から漏れる明かりを見つめながら、

あの人達にとっては何でもない普通の日常なのに、

私にとってはこんなにも辛く苦しい夜になってしまった。号泣




夜の風はまだまだ冷たくて、

冷たくなった両腕を抱えながら、

未だ止まぬ涙を時々手で拭い続けた




何分ベランダに出ていたのか....

気分も少し落ち着き、



部屋の中へ戻った。



すると、

ベッドの枕元に置いていた携帯の着信ランプが、

いつもより慌てた様子でチカチカと点滅していた

彼からなのは分っていた。



彼からのメールを読むのが億劫だった。

メールは3通届いていたメール



22:14
Nooo (TTT_TTT)
Why you think so?
Oh God! I can't believe it... RIC...
You understand it badly.
I love you... Come back! Come back!




22:22
I didn't say "You are unhappy woman"!
And, I don't think so!




22:29
Please I wanna talk to you!
1 minutes! Please RIC!!!






3通目を読み終え、

私はしかたなくメッセンジャーをオンラインにした。

私がオンラインになっても、

彼は直ぐに話し掛けては来なかった。

仕方が無いので私から声を掛けた。




私:what do you wanna talk?

彼:Oh! You on-line!




ちっ!なんて白々しいヤツだっ



心底好きになった人を、

どうすれば何とも思わない相手に変換できるのか。

答えは、

好きになった分、嫌いになることだ。

私は彼を嫌いになろうとし始めていた。




彼は言った。


今ちょうどメールを送ったんだ。

ゴメン。。。

僕にとって君無しの人生なんて辛過ぎるよ。




私は黙って彼の言う事を聞いていた。



通りで仲睦まじいカップルを見ると、

彼らが羨ましくてたまらない。

Okay okay

何でこんな事を云うのかって?

分からないよ。

何の為に僕は生まれたのか。

分からない。



Okay, 君は僕と話したくないんだね。

構わないよ。




この間7分、私は沈黙していた。

そして、



私:私はあなたの ” talk ” をただ聞いていたのよ。

  云いたい事は全てメールに書いたもの。

彼:僕に?

私:もう読んだでしょ!?

彼:うん

  読んだよ。





...とその時、

彼が10分程前に送ったというメールが、

私の携帯に届いた

彼にしてはよく書いたなという程の長いメールだった。

内容を要約すると、




君は正しいよ。僕は ” подлец(卑怯者)" だ。

僕はなんで昨日あんなことをメールに書いたのか分からない。

それを理解するにはまだ幼すぎるんだ。

僕は今日、人生に於いての興味を何もかもなくしてしまった。

医者になる事も、日本語を学ぶ事も。

ただひとつ願うのは、

できることなら去年の夏に戻りたい。

君があの写真でどんな風に横たわっているのかなとか、

一日中考えてた。

まるで昨日の事のようだ。






後は、かなり理解不能な英文が並べ立てられていたけど、

察するに 「 もういつ死んだってかまわないんだ 」 的な、

やけっぱちモードのような感じだった。




彼からのメールを読みながら、

チャットで語る彼の話を聞き、

彼が私の為に何かと真剣に考えてくれているんだなということに気付いた。

そして、彼が1人でペラペラと間違った英語の羅列で語るので、

私は彼が何を云いたいのかさっぱり分らず、

「 I'm sorry... I don't understand you. 」

と云うと、

「 Okay okay! it's okay 」

と云い、


「 僕はもう二度と君をそんな風に見ないよ 」

「 君は普通の女性だ 」

「 そして君は他の女性達のように生きる 」

「 なんで昨日あんなことを書いたのか分からないよ 」

「 多分、僕は君が恋しいんだ 」

「 でもって、君に僕の様に生きて欲しいんだよ 」

「 僕は君がどんな風に生活しているのか知りたいんだ 」

「 僕は君の様にありたいし、君にも僕の様にあってほしい 」

「 僕はただ君をいつも見ていたい。一日中。 」



彼がこれほど色々私の事を思っていてくれたんだと、

言葉で聞いて始めて分った。

彼が語ってくれたコトに因って、

彼のこれまでの発言の数々を理解する事ができた。





私は彼を理解し、彼を許した。





彼はこの1年で随分成長した。

相変わらず子供っぽいところはたくさんあるけれど、

自分の気持ちや考えを伝える事が上手になった。

そして粘り強くなった。





今ようやく、

私のココロの中にわだかまっていた物が、

その姿を消した。





( おわり )











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.06.06 17:29:10
コメント(2) | コメントを書く
[Russian Boy] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:続・音信不通。5(06/05)  
☆Yuri☆  さん
RICさん、こんばんは☆

恋愛って、ただでさえ難しいのに
国際遠恋をしていると
精神的に不安定になりやすいですよね。
そうなると、思ってもないことを
ついつい口走っちゃったり、その時の
感情で物事を言ったりしがちですよね(>_<)
彼とは仲直り(?)できたみたいでよかったです♪
お互い、これからも遠恋頑張りましょうね☆
(2009.06.10 23:22:58)

Re[1]:続・音信不通。5(06/05)  
R I C  さん
-・-・-・-・-・ ☆Yuri☆ san☆

こんばんは☆
どうもお騒がせいたしましてf(^-^;)
未熟なカップルでお恥ずかしいかぎりですが。。。(汗)
しょちゅう不安になっちゃうんですよね。
きっと、自分に自信が無いからだと思います。
一緒にいられたら、
変に不安にならなくて済むのに。。。
って考えちゃいます(^-^;)

今はちゃんと仲直りしてますよ!(○^∇^○)v
何かと精神的に大変ですが、
超遠恋がんばりましょうね~♪(^ー^)


(2009.06.12 00:05:12)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: