Einsatz

3.旅立ち






3.旅立ち









とりあえず、ナジュリアを呼び、話し合いというか事情を聞くことにした
しかし、このシロンとか言う奴は…───



「じゃぁ、お前はレジェンズウォーを止めるために復活したのか?」

「そうだ。で、お前が俺のサーガ」

「ふうん。それじゃ、私達はこれから何をすれば良いの?」



ナジュリアが的確な質問をする



「知らねーよ」



シロンは素っ気無く返答する



「はぁ?」

「じゃ、あなたは何のために…?」

「さぁな」



その後に「四大レジェンズとそのサーガたちを探す」と続ける
どうやら、態度は明らかにやる気無いが、とりあえずの行動方針はわかっているみたいだった



「ま!とりあえず、サーガ。俺の命はお前と共にあって、お前の運命は俺と共にある…さっきも言っただろ」

「ナジュ!お前も手伝え。私は父上のところに行ってくる」

「はいはい。」



カガリは立ち上がり、部屋を出て行った





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カガリは再び首長室を訪れると、ラトゼムにこれまでの経緯を話す



「───というわけなのです、父上」

「ならば、仕方あるまい。お前がその"白き竜"のパートナーならば、それは運命…否、宿命だ」

「はい、では行って参ります」



父親との短い会話は終了し、無事、旅立つことを許可された





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カガリとナジュリアはそれぞれ出発の準備─と言っても各自必要なものを鞄に詰め、着替えるだけだが─を終えると、正門の前に集まった
そして、西の方に向かって歩き始める



「シロン、準備が整った」

「案外、早かったな」

「それで、シロンさん…これからどこへ?」

「そうだ。さっきからいるけど、誰だ?こいつ」



シロンは先ほどからカガリと一緒にいる銀髪の少女─ナジュリア─に問うた
それに対し、ナジュリアは丁寧に返す



「自己紹介、まだでしたっけ?私はナジュリア=ブロウバードです。ナジュでいいから。カガリの秘書兼ボディガードを務めています」

「俺はシロンだ。シロンでいい」



こうして、シロンとナジュリアは親睦を深めた(?)



「とりあえず、四大レジェンズとサーガを集めるなら各大国を廻らないと…」

「そうだな。じゃ、無難な"ヴォルク"から…」

「ヴォルク…?」



シロンはカガリとナジュリアの会話に乗り遅れた
それどころか、"の意味すらわかっていない



「仕方ないな…ナジュ、教えてやれ」

「はいはい。ヴォルクはロギドヘブン連合国…つまり、この国の隣に位置する大国で、通称火の国と呼ばれる国
 首都はラグズバレーで周囲は活火山に覆われてるの」

「……はぁ…で?どの辺なんだよ」



シロンの言葉にナジュは持参した地図を取り出し広げた
そして、ラグズバレーを指差して言う



「えっと……ラグズバレーに行くには風の国を通らないといけないから……」

「火の国は隣にあるんじゃねーのかよ」



先ほどの説明と矛盾があるとシロンは不満気な顔をした



「ナジュの言うとおり、隣国だ。でも、半月くらい前か?途中で事故があって、まだ修復されてないはず」

「なるほど…」

「わかったなら、早く行こうよ」



ナジュリアが鞄を背負い、いつになく一同を急かした



「そうだな」

「何だよ?何かあんのか?」

「この辺り、最近なにか物騒な事件が起きているとかで…結構危ないらしいの」

「呑気だな、お前は」

「事故もそのせいか?…まぁいい。早く行くぞ」





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