百花繚乱

百花繚乱

(詩) 君はもう、空の向こう



「君はもう、空の向こう」


遠い記憶のかなたに

君がいた

目を閉じれば

君の声が聞こえてくる

「また、明日ね」

笑って君はいってたよね

僕はしっかり聞いてたよ。

でも君は約束を破ったんだ

明日になっても、明後日になっても

君の姿は見えない

君の声は聞こえない

あの時のぬくもりも

君の笑顔も

全部、幻だったのかな

もう二度と、僕の眼には

君の姿は映らない

君はもう、空の向こう


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