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2008.05.19
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カテゴリ: 昆虫(ハチ)


 帰国後暫く雨の日が続いたが、15日からは待ちに待った晴天となった。春の一番良い時を逃した者としては、春の残りを惜しむかの様に、カメラを持って庭を彷徨ったり、彼方此方出かけたりした。写真は色々撮ったが、来客や雑用が色々あって原稿を書く暇が無く、更新を暫くサボってしまった。

 今日は、ハチの1種を紹介する。「ハチの1種」とは、我ながら随分無責任だと思うが、何分にも虫が小さく検索が難しい。



ハチの1種(セイボウ類?)1
「ハチの1種」.セイボウの類にも見えるが良く分からない(2008/05/15)



 金属光沢があり、胸部に荒い凹凸が無数にあること、腹部の節が少なく、触角は13節前後であること等は、セイボウ的だが、前胸背版は異常に短いし、後胸背版は見えない。触角は一見頭頂近くに付いている様に見えるが、写真を拡大して見てみるとその基部は口器近くにある様にも見える(セイボウの触角は口器近くに付いている)。結局、良く分からない。


ハチの1種(セイボウ類?)2
表情がひょうきん(2008/05/15)



 体長は4mm弱、翅端まで約4.5mm。この程度の大きさのハチで何科に属すのか分からないハチは実に沢山いる。等倍程度の写真で検索をするのは無理で、捕まえて実体顕微鏡で細部を観察しないと科すら分からない。


ハチの1種(セイボウ類?)3
ハチは眼が魅力的.腹部の節は少ない(2008/05/15)



 しかし、種類は分からずとも、中々綺麗なハチである。表情?にも愛嬌がある。私好みのハチ?と言える。


ハチの1種(セイボウ類?)4
やはり眼が可愛い(2008/05/15)



 拡大してみれば明らかにハチだが、目の前のクリスマスローズの葉に止まったときはハエの1種だと思った。飛び方が少しハエ的だったのである。


ハチの1種(セイボウ類?)5
腹部にも光沢があり、セイボウ的(2008/05/15)



 4~5mm以下のハエで種類の分からないのも、これまたゴマンと居る。「ハエの1種」、或いは、「ハチの1種」で済ませれば、当分ネタ切れに陥ることはないが、余り無責任なことを続ける訳にも行かない。困ったものだ。


追記:ハチの研究をされている覇蟆邇(はまに)人氏より、このハチはほぼ間違いなく、マルハラコバチ科(Perilampidae)の一種であるとの貴重な御意見を賜った。これに従い、 Perilampus (マルハラコバチ属)で検索すると、写真にそっくりなハチが出て来た。北隆館の「新訂 原色昆虫圖鑑第3巻」を見ると、この科やそこに属すハチは索引には出ていないが、検索表には載っており、この科に属すハチは日本ではルリマルハラコバチ( Perilampus japonicus )ただ1種とのこと。また、九大の「日本産昆虫目録データベース」にも1種類しか登録されていないので、このハチはルリマルハラコバチではないかと考えられる。なお、検索表にある科の記載と写真のハチの特徴は一致することを確認した。

 氏に拠れば、この仲間の少なくとも一部は、ガやハバチ等の食植性昆虫の幼虫ないし前蛹への直接寄生だけでなく、自分が取り付いた食植性昆虫幼虫に寄生した“寄生蜂もしくは寄生蝿の幼虫”に寄生することがあり、氏はハムシドロバチの巣に労働寄生するハムシドロバチヤドリバエの囲蛹中からマルハラコバチの一種が少数羽化してきたのを確認されているとのこと。詳しくは、氏のコメントを参照され度。

 しかしながら、コバチ類であると気が付かなかったのは、我ながら不覚であった(2008/07/10)。







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最終更新日  2008.07.10 08:14:22
コメント(10) | コメントを書く


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Re:ハチの1種(セイボウ類?)(05/19)  
夢のはし  さん
なんてまばゆいハチさんでしょう☆
見とれてしまいました。なんという美しさ♪
「100万ドルの夜景」さながらの体に、
かわいい大きな瞳・・・にょきっとした、
愛らしい触角・・・あたしにとっても、好みのハチさんです☆^^☆ (2008.05.19 19:50:07)

セイボウ類  
るる555  さん
セイボウをググッテいて 彷徨っちゃいました。
青蜂と書くのですね。青い蜂を見てみたくなりました。 (2008.05.20 06:46:01)

Re[1]:ハチの1種(セイボウ類?)(05/19)  
夢のはしさん
>なんてまばゆいハチさんでしょう☆
>見とれてしまいました。なんという美しさ♪
>「100万ドルの夜景」さながらの体に、
>かわいい大きな瞳・・・にょきっとした、
>愛らしい触角・・・あたしにとっても、好みのハチさんです☆^^☆
-----
 可愛いが小さくて名前の分からないハチは、我が家の庭にもかなり居ます。その内掲載するかも知れません。
(2008.05.20 13:37:47)

(@@)  
snowrun29  さん
凄い金属光ですね!
また頭部の感じが面白い、、
羽まで4・5mm…
またまた不思議な世界を見せて頂きました^^u
青蜂、ですか、、 (2008.05.20 13:39:22)

Re:セイボウ類(05/19)  
るる555さん
>セイボウをググッテいて 彷徨っちゃいました。
>青蜂と書くのですね。青い蜂を見てみたくなりました。
-----
 一昨年の秋、私の別のWeblogにオオセイボウを掲載しました。宜しければ御覧下さい。写真をクリックすると拡大表示されます。
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_8676.html
(2008.05.20 13:40:22)

Re:(@@)(05/19)  
snowrun29さん
>凄い金属光ですね!
>また頭部の感じが面白い、、
>羽まで4・5mm…
>またまた不思議な世界を見せて頂きました^^u
>青蜂、ですか、、
-----
 本当にセイボウの仲間なのか疑問です。捕まえて実体顕微鏡で体の細部を見れば分かるのですが・・・。
 本当のセイボウ(オオセイボウ)は私の別のWeblogに載っています。宜しければ御覧下さい。写真をクリックすると拡大表示されます。
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_8676.html

(2008.05.20 13:44:13)

Re:ハチの1種(セイボウ類?)(05/19)  
クーン43  さん
こんにちは。
セイボウ みてきました。こんなに青く輝く蜂がいるんですね。びっくりです。飛んでいるときも青く輝いているのでしょうか?

さて、今日のムシはよこからみるととっておチャーミングですね。眼が大きいし、からだに厚みがあっておしりがころっとしています。 (2008.05.20 17:59:17)

Re[1]:ハチの1種(セイボウ類?)(05/19)  
クーン43さん
>セイボウ みてきました。こんなに青く輝く蜂がいるんですね。びっくりです。飛んでいるときも青く輝いているのでしょうか?
-----
 オオセイボウは常に青く光っています。セイボウ類には1cm以下の種類が多く、緑、金緑色、赤っぽい金属光沢を持つもの等の方が普通です。残念ながら、この辺りでは何れもかなりの珍種です。


>さて、今日のムシはよこからみるととっておチャーミングですね。眼が大きいし、からだに厚みがあっておしりがころっとしています。
-----
 ハチは一般に目が大きいです。顔を拡大すると昆虫の中でも最も可愛い部類に属すと思います。
(2008.05.20 20:52:09)

Re:ハチの1種(セイボウ類?)(05/19)  
覇蟆邇(はまに)人 さん
はじめまして。紆余曲折の過去を持つ単独性狩蜂屋で、覇蟆邇(はまに)人と申します。他人様のブログの興味深い昆虫写真に、時々、蘊蓄を傾けさせてもらっています。
さて、こちらに掲載なさっておられるハチですが、これはほぼ間違いなく、マルハラコバチ科(Perilampidae)の一種でしょう。クーン43さんが仰るように、腹部の形態が「ころっと丸く」、名前のとおりですね。この仲間の少なくとも一部は、重寄生者(Hyper-parasite)としても知られる寄生蜂です。すなわち、ガやハバチ等の食植性昆虫の幼虫ないし前蛹への直接寄生だけでなく、自分が取り付いた食植性昆虫幼虫に寄生した“寄生蜂もしくは寄生蝿の幼虫”に寄生することがある、ということです。マルハラコバチの雌は、微小卵を数百~千粒のオーダーで持っており、食植性昆虫の寄主植物上に産卵 → 孵化したハチの1齢幼虫は植物上で待機し、それらの食植性昆虫の幼虫と出会えたら、その体内に侵入して潜伏 →寄主昆虫幼虫の蛹化発育の開始、あるいは、自己が潜伏中の食植性昆虫幼虫(=2次寄主)が他の寄生蜂/寄生蝿(=1次寄主)に摂食され始めた事を契機として“休眠”が破れ、2齢への脱皮や自身の摂食活動を開始するそうです(岩田久二雄“本能の進化”1971より)。マツノキハバチを1次または2次寄主とするカナダ産のマルハラコバチの一種では、重寄生の成立例は極僅からしいですが、私は、1992~1994年に、自身が研究していたハムシドロバチの巣に労働寄生するハムシドロバチヤドリバエの囲蛹中からマルハラコバチの一種が少数羽化してきたのを確認しています。検索語“Perilampus”で、Google画像検索してみても、それなりにヒットしてきますよ。 (2008.07.09 01:42:20)

Re[1]:ハチの1種(セイボウ類?)(05/19)  
覇蟆邇(はまに)人さん
>はじめまして。紆余曲折の過去を持つ単独性狩蜂屋で、覇蟆邇(はまに)人と申します。他人様のブログの興味深い昆虫写真に、時々、蘊蓄を傾けさせてもらっています。
-----
 ハンマーさんのところでお見受けしました。

>さて、こちらに掲載なさっておられるハチですが、これはほぼ間違いなく、マルハラコバチ科(Perilampidae)の一種でしょう。
-----
 北隆館の図鑑には科名すら載っていません。「Perilampus」で検索したところ、ソックリなハチが出て来ました。コバチ類の独特な翅脈を持つことに気が付きませんでした。些か迂闊でした。

>この仲間の少なくとも一部は、重寄生者(Hyper-parasite)としても知られる寄生蜂です。すなわち、ガやハバチ等の食植性昆虫の幼虫ないし前蛹への直接寄生だけでなく、自分が取り付いた食植性昆虫幼虫に寄生した“寄生蜂もしくは寄生蝿の幼虫”に寄生することがある、ということです。
-----
 1次寄生することも2次寄生することもある、と言うことでしょうか?

>マルハラコバチの雌は、微小卵を数百~千粒のオーダーで持っており、食植性昆虫の寄主植物上に産卵 → 孵化したハチの1齢幼虫は植物上で待機し、それらの食植性昆虫の幼虫と出会えたら、その体内に侵入して潜伏
-----
 一部のヤドリバエとソックリですね。

> (文字数制限のため中略)マツノキハバチを1次または2次寄主とするカナダ産のマルハラコバチの一種では、重寄生の成立例は極僅からしいですが、私は、1992~1994年に、自身が研究していたハムシドロバチの巣に労働寄生するハムシドロバチヤドリバエの囲蛹中からマルハラコバチの一種が少数羽化してきたのを確認しています。(以下文字数制限のため略)
-----
 大変貴重なコメントを有難う御座います。ハチやハエは素人には難しすぎる相手です。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
(2008.07.09 11:03:20)

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