ソムリエが贈る、プレゼントワイン

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イタリア・トスカーナ編

■■■ ワインの基礎知識&デイリーワイン的オススメワイン~イタリア・トスカーナ編 ■■■
* 各国ワインの基礎知識と私個人の勝手なデイリーワイン的考察を紹介します *

デイリーワイン的オススメワイン
デイリーワインも宝庫!?
多彩な顔ぶれのトスカーナ赤ワイン


豊かな平野、トスカーナ。そのトスカーナの特徴といえば、やはりこの土地のブドウのサンジョベーゼです。
酸味がほのかにあり、豊かな果実味が広がるこのブドウは、長期熟成タイプでも、早飲みタイプでも、楽しませてくれます。

デイリー価格で楽しむなら、イタリアで最も多く生産されているといわれる「キャンティ(Chianti)」のなかでも、昔からある畑で作られた「キャンティ・クラッシコ(Chianti Clasico)」を。
生産量が多いと、どうしても品質が「ピンキリ」になってしまいますが、「キャンティ・クラッシコ」なら、大ハズレはありません。
他にも「ロッソ・ディ・モンタルチーノ(Rosso di Montalcino)」は、DOCGワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の弟分として作られており、お手頃価格ながら果実味あふれる軽快な味わいが楽しめます。

また、各ワイナリーが「毎日飲めるように」と、デイリー価格で出しているテーブルワインクラスのワインでも、「お!!」と思うワインはたくさんあります。

「失敗しないワイン選びのコツ」 を参考に、いろいろ試してみると面白い産地です。

トスカーナの赤ワインを見てみる?




■■■ トスカーナの基礎知識 ■■■
* 【主要品種:赤】サンジョベーゼ(プルニョーロ・ジェンティーレ)、カナイオーロ、カベルネ・ソーヴィニョン 、メルロー
【主要品種:白】トレッビアーノ、マルヴァジア、シャルドネ、
*

トスカーナでは、主に赤ワインを生産しています。
もともとは、地ブドウ・サンジョベーゼを中心に栽培していました。 が、近年になって国際品種のカベルネ・ソービニョンやメルローをブレンドに使ったワインが大成功を収めてから、こうした品種を取り入れて以前の「量」を求めるワイン作りから、「質」を求めるワイン作りに変わってきています。

その大成功を収め、DOCGをはるかに凌ぐ高級&高品質ワインとして世界に注目されているのが「スーパートスカーナ」と言われるワイン。
今や次々にその「スーパートスカーナ」が生まれていますが、先駆けとなり覚えておきたいものとしては、

●サッシカイア(Sassicaia)
●ティニャネッロ(Tignanerro)
●ソライア(Soraia)


でしょう。

また、トスカーナのもう一つの名産ワインが、 「ヴィンサント」 という黄金の輝きとナッツのような香ばしい香りを持つ、甘口デザートワインです。

「ヴィンサント」は「聖なるワイン」の意味で、白ワインのトレヴィアーノ種、マルヴァジーア種を使っています。

キリスト教の聖体拝領の儀式で何世紀にも渡って使われてきた由緒あるワインで、 初めてギリシャからイタリアにワイン作りが伝えられた時代に普及したのがこのヴィンサント だともいわれています。

作り方は、木棚で陰干しを行い、糖度を高めたブドウを搾り、そのモスト(ブドウジュース)を最低3年間熟成させて作ります。

現地では、トスカーナ名産のアーモンド入りビスケット「ビスコッティ」をこのヴィンサントに浸して食べる習慣があります。
もちろん、その味は超・美味ですよ♪

■主なDOCG

●ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチァーノ(Vino Nobile di Montepuluciano):赤
●カルミニャーノ・ロッソ(Carmingano Rosso):赤
●ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(Brunello di Montalcino):赤
●キャンティ(Chianti):赤
●キャンティ・クラッシコ(Chianti classico):赤
●ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(Vernaccia di Sangimignano):白



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