ソムリエが贈る、プレゼントワイン

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イタリア・ロンバルディア編

■■■ ワインの基礎知識&デイリーワイン的オススメワイン~イタリア・ロンバルディア編 ■■■
* 各国ワインの基礎知識と私個人の勝手なデイリーワイン的考察を紹介します *

デイリーワイン的オススメワイン
デイリー価格でも楽しめる、
スパークリングの「フランチャコルタ」を


ミラノを州都とする、北イタリアのロンバルディア州。 ここでも、割と気軽なワインが作られています。

デイリー価格では量産もされている「オルトレポ・パペーゼ」なども有名ですが、どうもあたり外れが大きく、美味しいオルトレポに当たるのはくじに当たるようなもの?なので私はオススメできません。
(現地では安いのでよく飲まれていますが)

やはり、2000円以下のデイリー価格で安定して美味しい、 ロンバルディアの代表選手といったら、スパークリングワインの フランチャコルタ でしょう。

イタリアで瓶内二次発酵(シャンパーニュと同じ伝統的な製法)が義務付けられている、唯一のスパークリングワインで、DOCGです。

もちろん、高価なものもありますが、2000円以下でも十分に楽しめるのがいいところ。

使っているブドウもシャルドネ、ピノ・ネロ(=ピノ・ノワール)とシャンパンと同様。
そんなシャンパンと負けず劣らずの逸品が、お手軽価格で楽しめるのもイタリアワインならではの楽しみですよね♪

※ちなみに、最も美味しいフランチャコルタを作るといわれているのが、 カーデル・ボスコ社、ベッラヴィスタ社
ハーフボトルなら、2000円以下です。(フルでも3000円ちょっとです)

フランチャコルタを探してみる?



■■■ ロンバルディアの基礎知識 ■■■
* 【主要品種:赤】キアヴェンナスカ(ネヴィオロ)、バルベラ、カベルネ・ソービニョン、メルロー、ピノ・ネロ
【主要品種:白】ピノ・グリージョ、ピノ・ビアンコ、シャルドネ
*



スイスと国境を接し、北には山岳部と湖水地方をもち、南にはポー川中流の平野が広がる、ロンバルディア州。
個性豊かな地形に合わせて、ワインも個性豊かなワインがそろっています。

紹介したフランチャコルタやオルトレポ・パペーゼの他にも、 有名なところが、ロンバルディア北部のヴァルテリーナ渓谷で作られる、 ヴァルテリーナ・スペリオーレ や、 ヴァルテリーナ・スフォルツァート

この地方では、バローロと同じネッビオーロが使われていますが、 北部の山間部に位置することもあり、十分な糖度がでませんでした。
それを、解決したのが、「スフォルツァート」。

収穫したブドウを約30%ほど乾燥させると、バローロと同様の糖度になるため、乾燥させて糖度をあげたブドウで作られたワインです。

ブドウを干している間の天候にも左右されるため、 昔は大変な貴重品で貴族しか飲めなかったといわれています。

■主なDOCG    
●フランチャコルタ(Franciacorta):白・発泡
●ヴァルテリーナ・スペリオーレ(Valtellina Superiore):赤
●ヴァルテリーナ・スフォルツァート(Valtellina Sforzto):赤


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