１０・螺旋思想
『ココは寒い』誰かに呟く 自分の息だけで暖める
『ユメが見たい』その時だけは嫌なことは消えて無くなるから
つまづいてもイタミを忘れてただ走ってきたあの時が
何かで変わったんだ
信じて歩いてきた道が突然曇り空になって
やがてたくさんの雨が降った
前も後ろも見えなくなり空を見上げ立ちすくんでいた
タスケテ クルシイ 誰に言う？
わからない…。
『イマは何時？』ふと思い返す いつから時計の針止まったんだ
『コンランする』何がしたくって何をされたいのかごちゃごちゃしてる
零れ落ちる涙は足跡
フラフラと漂いながら暗闇を進んでいく
信じて歩いていく道を探すために歩き出せたら
あの時あの場所に戻れるのに
肯定した行動たちが否定した意識に潰され
オナジダ 同じ所をまた
廻(めぐ)っている…。
何かに縋りついていないと生きていけない程弱くて
切ない言葉を溢している
目を瞑っても歩けるくらい強くなりたいと願っても
まだまだ光は遠すぎる
大きな一歩を踏み出すには
それと同じくらい大きな覚悟と犠牲が必要なんだ
どこにいるかわからない者はそれに気づいて動き出せるか
コレカラ ドウナル 誰が知る？
わからない…。
© Rakuten Group, Inc.
