GMPとは?

GMPとは?

腸炎ビブリオとは?


Vibrio parahaemolyticus


「形態および特性」
・グラム陰性・桿菌・嫌気性

・芽胞なし。

・発症菌量は106(cfu/ヒト)以上。

・一日の最低気温が15℃以上、海水温度が20℃以上になると海水中で大量に増殖す る。

・血清型
 抗原として、現在、菌体(O)、莢膜(K)、鞭毛(H)の3種類があり、O抗原13 種、K抗原75種に分類されている。本菌の血清型はOおよびK抗原の組み合わせによ って示される。集団事例の場合には、患者から数種類の血清型が検出されること も希ではなく、サルモネラ食中毒の大半の事例に見られるような単一血清型でな いのが特徴である。

・病原性
 本菌の病原因子として、ヒトおよびウサギの血球を溶血する耐熱性溶血毒(TDH) がある。TDH産生株は、患者便からの検出率は非常に高いが、食品や海水から検出 されることは希である。このTDHには溶血作用、細胞致死活性、心臓毒性、腸管毒 性などの生物活性が確認されており、TDH産生株が本菌の腸管病原性に深く関与す ることが知られている。

・潜伏期間:発症のピークは8~24:15~20時間。

・3%NaClを加えるとよく生える。好塩性で、塩分2~5%でよく発育。他の食中毒 菌と比較して発育が早い。海水の温度が上がると、増殖する。熱に弱い。    (60℃/8~10分で死ぬ )

・発育可能PH域は5.6~9.6で至適PHは8。

・酸性環境では繁殖が悪く、PH4以下では急速に死滅する。温度、水分、栄養、食塩 濃度、湿度などの発育条件が適度にそろえば、分裂時間は8~9分。

・10℃以下では発育しない。熱には弱く、煮沸で瞬時に死滅する。

・細胞毒であるVp-TDH(耐熱性溶血毒),Vp-TRH(易熱性溶血毒)産生。


「原因食品」
・海の鮮魚介類とその加工品
 また、二次的に汚染された食品(主に塩分のあるもの)


「症状」
・食中毒(魚介類)。

・溶血(RBC破壊)。

・下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱。

・発熱までの時間:8~24時間

・発病のピーク:12~20時間


「予防」
・低温管理(漁獲から消費まで)

・二次汚染防止

・加熱処理

・魚介類の洗浄は真水で。水道水や蒸留水では死滅するので、魚介類等の水道水に よる洗浄は本菌による食中毒予防対策上、有効である。しかし、魚介類の体表は 粘質が多く、それに本菌が保護されて殺菌力が低下するので、洗浄は除菌程度の 効果と考えるべきで、過信することはできない。

・8~9月の夏期から秋口に多発

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