GMPとは?

GMPとは?

インフルエンザ、トリインフルエンザとは?


ウイルスによる急性感染症の一種で、流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、略称・流感(りゅうかん)とも言う。発病すると、高熱、筋肉痛などを伴う風邪様の症状があらわれる。ごくまれに脳炎や二次感染により死亡することもある。


インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3型があり、このうちA型とB型がヒトのインフルエンザの原因になる。C型は小児期に感染して呼吸器感染症の原因になりC型インフルエンザと呼ばれるが、毎年世界的な大流行を起こす「いわゆるインフルエンザ」とは症状や原因ウイルスの性状の点でも差異が大きい。

A型とB型のウイルス粒子表面にあるヘマグルチニン(赤血球凝集素、HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白は変異が大きく、インフルエンザの種類が多い要因となっている。

A型インフルエンザウイルスにはHAとNAの変異が特に多く、これまでHAに15種類、NAに9種類の大きな変異が見つかっており、その組み合わせの数の亜型が存在しうる。これらの亜型の違いはH1N1 - H15N9 といった略称で表現されている。ただし、このうちヒトのインフルエンザの原因になることが明らかになっているのは、2005年現在でH1N1、H2N2、H3N2の3種類である。この他に、H5N1、H9N1などいくつかの種類がヒトに感染した例が報告されているが、これらの型ではヒトからヒトへの伝染性が低かったため、大流行には至っていない。ただし、いずれ新型インフルエンザが定期的に大流行を起こすことは予言されつづけている。ヒトに感染しない亜型のウイルスは、鳥類や他の哺乳動物を宿主にしていると考えられている。特に水鳥ではHAとNAの組み合わせがすべて見つかっており、自然宿主として重要な地位を占めていると考えられている。

また同じH1N1であっても、さらに細かな変異によって異なり、年によって流行するウイルスの型は異なる。このうち、B型は遺伝子がかなり安定しており、免疫が長期間続く。また、C型は遺伝子がほとんど変化しないので免疫が一生続く。これに対して、A型は時々遺伝子が大きく変わるので、時折パンデミックを起こす。


「症状」
風邪(普通感冒)とは異なり、比較的急速に出現する悪寒、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛を特徴とし、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、咳、痰などの気道炎症症状を伴う。感染経路は咳・くしゃみなどによる飛沫核感染であり、経口・経鼻で呼吸器系に感染する。潜伏期間は1日から2日。
A型インフルエンザはとりわけ感染力が強く、症状も重篤になる傾向がある。


「予防」
加湿・手洗い・マスク。医療的にはワクチンの接種が最も効果的な予防法である。ワクチンは身体の免疫機構を利用し、弱毒化したウイルスを体内に入れることで抗体を作らせ、本物のウイルスが入ってきても感染させないようにする。また、ワクチンの接種により、仮にインフルエンザにかかったとしても軽症で済む、とされる。しかし、免疫が未発達な乳幼児には効果がないばかりか、重篤な後遺症を残す危険性も大きいことを認識しなければならない。年齢とともに効果があがり、青年期にはもっとも効果が高いが、高齢者は免疫力が低下するので効果も低くなる。また過労、ストレス、睡眠不足や不摂生な生活をすれば身体の免疫力そのものが低下するのでワクチンを接種したから大丈夫と過信してはいけない。ワクチンの接種料金は3~6千円程度。料金は医療機関によって異なり、保険の対象外である。市町村によっては高齢者に対して接種の経費を助成しているところもある。

ただし、インフルエンザワクチンで劇烈な副作用を起こし、その後重篤な障害が残った事例も日本にだけ数多く報告されている事から、安易にワクチンに頼るのは極めて危険であると言える。
予防効果としてのうがいは、ウイルスが約20分で細胞に取り込まれるのであまり意味がないとされる。ウイルス自身も喉の粘膜よりも鼻の粘膜から高頻度に検出される。 また、治療用の薬であるオセルタミビル(商品名タミフル)は、予防用としても認められているので、オセルタミビルを服用するのも一つの手段である。(但し、予防目的の場合、健康保険の適用外となる。)
日本では年末になるとインフルエンザワクチンの品不足が毎年のように起きる。これは一部の医療機関による買い占めが原因で、返品制度に問題があると言われる。



「治療」
解熱に使用できる薬剤は、小児ではアセトアミノフェン(商品名カロナールやナパ等)に限られる。「ジクロフェナクナトリウム」(商品名ボルタレン等)や「メフェナム酸」(商品名ポンタール等)、「アスピリン」などの非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を15歳未満の小児に使用すると、Reye症候群の併発を引き起こす可能性が指摘されるているため、原則使用が禁止されている。そのため小児のインフルエンザ治療においてはNSAIDsは使用せず、よほど高熱の時のみアセトアミノフェンを少量使用するのが現在では一般的である。 市販の総合感冒薬は効果がない。

治療にはAB型双方に有効な吸入薬ザナミビル(商品名リレンザ)、AB型双方に有効な内服薬オセルタミビル(商品名タミフル)、A型のみ有効なもともと抗パーキンソン病薬であったアマンタジン(商品名シンメトレル)が使用される。リマンタジンは日本では市販されていない。日本では2002年冬にインフルエンザ流行のためこれらの治療薬が枯渇するという事態が発生した。前二者はノイラミニダーゼ阻害薬、後一者はM2蛋白阻害薬であり作用機序が異なる。療養は安静にして、水分を十分に摂り、うつす/うつされる機会をなるべく減らすことが大切である。


「トリインフルエンザとは」
原因となるインフルエンザウイルスは人畜共通感染症 (zoonosis) であり、豚と鳥類に感染することが知られている。ヒトインフルエンザは、元はトリ(鳥)インフルエンザウイルスが遺伝子変異して人間に感染するようになったと考えられている。

これらの動物と人間が密接な生活をしている中国南部の山村などでウイルス遺伝子の混合が起こり次々と変種が登場するものと推測されている。

なおトリインフルエンザウイルスには20種ほどのタイプがあり、中でもH1/H2/H3/H5/H7/H9型が知られる。H1/H3型は人間に感染し、Aソ連型/A香港型として知られる。H5/H7/H9型は毒性が強いことで知られる。鳥から人への感染力は弱いと見られ、人への感染例は少ない。しかし感染者の死亡率は30%と、SARSの10%を上回る。

2003年末から2004年初めにかけ韓国・香港・ベトナムと東アジアで大きな被害を出しつつある鳥インフルエンザはH5N1型である。日本でも、2004年1月に山口県で感染ニワトリが見つかったのを皮切りに、各地で鳥類への感染が報告されている。

過去、日本で大正14年(1925年)に同様の被害を出したものはH7型と言われている。


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