傷痕~キズアト~

傷痕~キズアト~

奏-歌-



~奏-歌-~


誰もいない音楽室

窓からは赤い光

私は一人ピアノを弾く

さみしいさみしいピアノ曲


空に月が昇るまで

白と黒の鍵盤はおどってる

空に星が光るまで

漆黒のピアノは歌ってる


さみしさを紛らわすように

かなしさに負けないように

泣きそうな歌、奏でてる

もうさみしくないよと

もうかなしくないよと

泣きながら奏で続ける



誰もいない真昼の屋上

空には飛行機雲

私は一人歌を歌う

かなしいかなしい恋の歌


飛行機雲が消えるまで

風が枯れ葉をおどらせる

空の太陽が沈むまで

東の校舎は静かになる


かなしさを紛らわすように

さみしさに負けないように

泣きそうな歌、歌ってる

もうかなしくないよと

もうさみしくないよと

泣きながら歌い続ける



教室に私の居場所はないから

いつでも私は一人ぼっち

ピアノが好きで歌が好きで

いつでも私は一人ぼっち

広い部屋に置かれたピアノみたいに


さみしさを紛らわして

かなしさを紛らわして

いつも泣かないでいたい

かなしさに負けないように

さみしさに負けないように

今日が最後と涙を流す

もうさみしくないよと

もうかなしくないよと

涙をぬぐい、歌い続ける




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