ザビ神父の証言

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2020.04.17
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カテゴリ: 国際政治
クロニクル 解放勢力ブノンペン制圧

1975(昭和50)年4月17日

45年前のこの日、カンボジャの解放勢力、ポルポト派がブノンペンを制圧、右派のロンノル派の政府軍は降伏し、解放勢力がカンボジャの支配権を手中にしました。

ヴェトナム・ラオス・カンボジアの旧フランス領インドシナ三国の中で、カンボジアはシアヌーク国王の個人的な人気もあって、最も政治的に安定した国家だったのですが、手前勝手に南ヴェトナムの解放に反対してヴェトナム戦争を作り出しておきながら、民族の抵抗に苦戦を強いられていた米国が、戦線をカンボジアにまで拡大、ヴェトナムとの国境に近いカンボジア東部一帯を無体にも空爆するに及んで、情勢は一転、米国寄りの右派(ロンノル派)とヴェトナムに呼応して民族解放を叫ぶ左派(ポルポト派)が激突、中庸を旨とするシアヌーク派の立場は弱まり、この日遂に解放勢力によるブノンペン制圧が実現するに至ったのです。南ヴェトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)解放の13日前の事でした。

米国の血迷った行動がなければ、カンボジアはシアヌーク王政が続いていたでしょうから、まさにアメリカのお節介が作り上げた社会主義カンボジアの誕生でした。

その結果が、やがて明らかになるポルポト派による、都市住民特にインテリ層の大量虐殺に繋がったのですから、カンボジアの被った損害は、実に大きかったと言わざるをえません。

そして、アメリカのお節介はその後も続き、アフガン、イラク、シリアなどなど、政治の安定を失ってしまった諸国で、普通の人々が、平穏で無事な日々を奪われ、苦しんでいる現実が今も続いています。





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最終更新日  2020.04.17 20:24:52
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