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この仔は、管理所の門に繋がれ、棄てられていたそうです。フードの入ったお皿と一緒に...この仔は、どういう気持ちで車に揺られ、どういう気持ちで、走り去る飼い主の車を見ていたのでしょうか...飼主に対しての怒りよりも、こんな事をしたのは、こんな事が出来たのは、 私と同じ人間なんです。そんな自分が醜い汚い人間に思え、自分にゾッとした。そして、この仔に対してどう詫びて良いのかすら分からなかった。写真の通り...この仔は斜傾です。そして、老犬です。職員さんが居る時間帯は、ヒーターもついていますが、警備員さんと交替する4時半には、ヒーターも消えます。火事等の事故防止の為に・・・宮崎の管理所は、山中にあり、コンクリートの古い建物で、犬舎の中は0度まで下がる事も多々あります。 「この状態で何日生きられるのか...」管理所の職員さんも心配されていました。飼主から置き去りにされたあげく、コンクリートの上で凍死やら衰弱死なんて…ましてや、窒息死での最期なんて絶対イヤやわ!このまま連れて帰りたい…ですが、明らかな飼育放棄であっても、飼い主からの引取りでないと「迷い犬」として保護期間は7日間あります。7日間、この仔はこの状態で管理所に居なくてはいけなかったのです。このような仔を目の前にすると、いつもと真逆の思いが出てくる…保護期限、早く過ぎればよいのにって。管理所から直ぐに、管轄の宮崎市保健所に、あの仔がなんとか生き延びれる方法はないかと…連絡を入れました。管轄保健所の獣医師さんが、保健所に連れて帰り、出来る範囲の治療など、7日間、保護期限いっぱいまでして下さると決断して下さいました。保健所は、獣医師さんが居ます。寒さもかなり抑えられています。宮崎市保健所の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。その後直ぐにfacebookで、新しい飼い主さんを呼びかけましたが、残念ながら、ご縁はありませんでした。自分のキャパがないのは分かっていましたが、「諦める」という選択肢は、この仔に会った瞬間から、全くありませんでした。助けるとか、そんな動物愛護の精神の気持ちではなく、この仔に死んで欲しくない…勝手なただの感情からでした。26日、「トシロー」をレスキュー。この仔を引き取る事は、介護への覚悟や、目の前に迫っている死期を看取るだけの時間しか残されていないかもしれません。それでも、この仔に最期の安住の地は「保護家」ではないと信じたい。そして、車のエンジンルームに入り込み、脚を一本切断した成猫も、トシローと一緒にレスキューしました。優雨(ユウ)どんなに痛かった事か…車のエンジンをかける前に、ボンネットを叩いてみてください。そのちょっとした手間が、猫達のいのちを守る事に繋がるんです。 会のブログ更新しました。12/26 緊急・高千穂峡まで行ける方!お願い事ばかりで申し訳ございません。犬用のフードが残りわずかとなってしまいました。どうか、皆様のお力を貸して下さい。12/25 ドッグフード支援のお願い皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 売上の一部が、保護家の維持費、医療費、等になります。どうか、皆様のご協力をよろしくお願い致します。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/ ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年12月26日

19日、管理所に行くと、奥のガス室からシューシューという音が、犬舎の中に流れていた。ガスなのか、焼却炉なのかは分からない…ひとつだけハッキリ言えるのは、この鉄格子の扉の向こうで、この音の中に、昨日のブログ記事に載せた私が見殺しにした子達が息絶えているのだ…カメラを持つ手が震えた…心臓がバクバクした…わずか2時間ほど前には、生きていた命。確かに存在していた命があったのです。この鉄格子扉の先には…直ぐそこには…手を伸ばせば届く距離に、見殺しにした子達の亡骸が居ると思うと、「お前は何故あのとき、差し伸べようとした手を引っ込めたのか?お前はいつも真剣なのか?お前は全力で向き合ってるのか?」自分自身への怒りを抑えるのがやっとでした。あの子達が入ってた檻は、綺麗に掃除されていた。檻の前のホワイトボードは、真っ白になっていた。まるで存在していなかったかのように、次から次に、新しい犬達が檻の中に入る。私は、管理所の7年という時間の流れを見てきた。感じてきた。「犬猫の未来を変えたい」ただそれだけだった。それだけ…という位の気持ちだったのに…こんなに苦しむなんて、こんなに悲しむなんて、こんなに自分を憎むなんて…覚悟してはじめたつもりではいましたが、想像以上に苦しい現実と感情の起伏が待っていた。それでも前に進んできたのは、なぜなのか…多分、私があの子達を死なせたくないから。生きて欲しいから。要は、自分が苦しみたくないから…泣きたくないから…という自分勝手な想いからだと思います。私が知る七年間の間には・・・成犬譲渡が可能になった。譲渡目的の引出しが可能になった。収容期間が3日から1週間に延びた。管理所隣に譲渡施設が設立された。難しいと言われている犬の譲渡が可能になった。県、市、ネットで情報公開がスタートした。猫の譲渡が可能になった。管理所の窓にビニールが張られた。排水部分に板が付けられた。老犬、子犬、日中はヒーターがつけられるようになった。夏は大型扇風機二台稼働するようになった。宮崎の管理所は、昭和42年頃に建てられました。その7年前からというのは、あまりに遅すぎた。だけど、ひとつひとつ、一歩ずつ、良い方向に変わってるんです。だから…いつか絶対変われると思う…「殺処分ってなに?」と言われる時代が必ず来るって…これからも苦しみ、悲しみ、罪悪感を背負いながら、ひとつひとつが大きなバネになる。・・・・・・・・・次に続きます。 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年12月20日

「若いし、人慣れしてるし、判定には合格できるね♪」この仔にそう話しかけた。「大丈夫やが~」これは、管理所の子達に話しかける私の口癖です。ですが、この「大丈夫やが~」は、時に嘘もある…この仔は判定に落ちるだろう…と、分かっていながらも、少しでも安心させたくて、ニコニコしながら「大丈夫やが~」と、嘘をつく事もある。でも、この仔の場合、本心でいつもの口癖を出せた。安心して檻の外から、この仔の愛らしさを眺めた。ですが・・・この仔が判定に落ちたと聞いた。慌てました。facebookでシェアをお願いして、全国の皆さんにご協力頂きましたが、ご縁がなく、この仔を緊急レスキューしました。判定内容を否定するつもりはありません。ですが、落ちた原因は保護家で100%治せるものでした。先輩犬達がルールとして教えて行く範囲の問題行動なので…この仔は殺処分を免れた…ですが、手放しで喜ぶどころか、この仔をレスキューした時点で、私は、大きな十字架を背負う事となりました。それが「命の選別」の現実。この仔に手を差し伸べた事で、私はふたつのいのちを犠牲にした。一度は、手を差し伸べようと伸ばしかけた手を、自ら引っ込めてしまったんです。なぜ、あの仔であって、この子じゃないの…?なぜ、私はこの仔を見殺しにしたの…?あのとき伸ばしかけた手は、なんだったの…?「偽善者!」その言葉に相応しい人間であったという事です。「大丈夫やが~」あのときこの仔達にかけた言葉は嘘になった…昨日、この子達は灰になった… ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年12月19日

~管理所で出会った犬の話~↓2008年12月の記事より抜粋↓~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ニワトリを襲い食べてた仔・・・「生きる」為だけに・・・生き延びる為に・・・二年もの長い間、この仔にはそういう生き方しか与えられませんでした。ずっとずっと・・・孤独でした。少しでも幸せだった時期があったのでしょうか・・・「ずっと淋しかったんだよ・・・という 心の声が・・・あの仔に触れたときに手に伝わってきました」 職員さんの言葉に・・・私が隠していたかった「同情」という感情が溢れ出た瞬間でした。 人馴れしていないこの仔は、「ひまわりの家」の判定も受けれず殺処分という運命しか残されていませんでした。そんなあの仔に・・・個人でボランティア活動されていた方が、 保護を申し出てくれたんです!! 「少しずつ心の傷を癒して、譲渡できるまでがんばってみます」と・・・私も管理所の仔達も、何度この方に救われた事か・・・本当に良かった・・・実は・・・それで終わりではなかったんです・・・・・・お腹の中には小さな命が宿っていて・・・29日、7つの尊い大切な命がこの世に誕生しました。そして・・・ブログを見てくださった大阪の方が、お母さん犬「チェリー」ちゃんを家族の一員として迎え入れてくださる事になりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ その大阪のチェリーちゃん一家が!先日チェリーちゃんの里帰りに宮崎に来られました♪管理所の檻に入ってた頃の、悲しそうな目、恐怖で丸くなった背中、当時のチェリーちゃんは、もうそこには居ませんでした。「いや~やっぱ緑はいいねぇ~♪」自然を楽しんでいるように、生き生きとした目でワクワクキョロキョロ♪父さん、母さん、お兄さん、安心感たっぷりのチェリーちゃん。別犬かと思うほど、綺麗に可愛くなったチェリーちゃんですが、口元だけは、面影がしっかり残ってて、本当に愛らしかった♪管理所でチェリーちゃんに会った時、私は…泣いた。胸が締め付けられた。もうこの仔には生きる道はないのかと…それでも、手を差し伸べて下さった保護主のYさん、大阪から陸路でお迎えに来て下さったМさん…ブログに書き綴る事で、批判もあるのは確かです。でも、「公にして良かった。書いて良かった。」今、こうして幸せに生きている子達と会う度に、そう思えるのです。M様、大きな寄付金、支援物資、本当にありがとうございました。↓会のブログ更新しました↓12/13 リーダー不在の群れ12/15 ご報告とご案内 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年12月14日

12/6 facebookより。王子…今朝は寝床で脱糞。後ろ足がたたなくなった。ごはんも自力で食べなくなった。 「王子!!まだ逝くなよ!!」 「いつもみたいに、触んな!?やめろって怒ってよ~」「まだうちのホスピスには早いよ!」 「母ちゃんを置いてくな!!」 泣きながら、ここぞとばかり、触りまくり、抱えまくり、 怒鳴る私に…(触られの大嫌いらしい…) 王子は、優しい顔で笑ってる。 「あ~はいはい」って、なだめすかしてるかのように。 寝たきりから復活した王子!!あんたは、もう一回立ち上がるよね!?復活するよね!?この記事をfacebookに書いた後、看取るつもりで、自宅に連れて帰った。王子は、一晩中鳴き(泣き)続けた。立てなくなった自分の体、歩けなくなった自分の体を、王子は受け入れる事が出来なかったんです。一時間に一回ペースで、朝まで鳴き続けた。その都度、タオル補助をして立たせると、足踏みしながら、自力で歩けるんだと自分を確認していた。「王ちゃん、凄いわ!ほら、立ってるがね!歩いてるがね!」これが二日間、朝方にかけて続いた。「王ちゃん…母ちゃん寝かしてくれんけ? 母ちゃん倒れたら、あんたどうすると? もう一緒に居れんがね…」頑張る介護は長く続けられないと分かっていながら、王子のプライドだけは、守りたかったんです。多頭である私にできる事は、それ位しかなかったから…翌朝、王子は自力で立った!立って、自力でドッグランを歩いたんです!もうダメだと…老いには逆らえないのかと諦めてたのに、王子は、まだまだ逝けるかと、もう一度立ち上がった!王ちゃん、山下邸ホスピスに入るにはまだまだ早いよ(^0_0^)※7/15王子history私もスタッフも、もういつ逝っても良いとよ…って、王子にはそういう思いでいました。だけど、いざそうなると…私達は、まだ逝かないで!…と、泣きじゃくった。「王ちゃん、こんな肥満体を母ちゃんに介護させる気や!」王子に沢山毒吐きながら、頑張れ頑張れと心の中でエールを送った。スタッフ達は、復活した王子に「良かった…」と、涙を流した。往生際が悪いのは…王子じゃなくて、私たちお世話させてもらってる人間だわ^m^王子、一緒に年越して、また次の年も一緒に年越そうね♪ ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年12月09日

ミニィを譲渡して三ヶ月が経った。そのミニィがリターンという形で、保護家に戻ってきた。飼主さんも、三ヶ月ずっと頑張って下さいましたが、どうしても、先住犬と上手に付き合う事が出来ませんでした。不思議と…この状況をスッと受け止められました。ミニィも、自分がリターンされたなんて思っていません。おもいっきり「ただいま~」と能天気に帰ってきました。リターンして早々、嬉しそうにランを駆け回るミニィ…なんとも複雑な気持ちになりました。私は、デイジーをレスキューする際、保護家を卒業していったミニィと重ねてしまった…毛色も目も性格も似てないミニィとデイジーに、なんとなく、同じものを感じたんです。それが何なのかは分かりませんでしたが…ミニィとデイジーの対面を見て、感じて、気付きました。それが何だったのかを…デイジーは、新入りが来ると、物怖じせずに真っ先に向かっていきます。そのデイジーが、初対面なはずのミニィに全く攻撃心がなかったんです。そして、ミニィには、私とカム(私の相棒)にだけするジャレ方があります。そのジャレ方は、ミニィにとって「家族」を意味していました。その「家族」を、ミニィはデイジーに向けたんです。ミニィは分かったんです。子犬の頃に離れた姉妹だって事に…デイジーも、それに気付いてたのだと思いますが、まだ半信半疑のようです。保護家では、動物の凄さから沢山の事を学びました。どんなにこの子達が悪さして怒っても、どんなにケンカを仲裁しても、どんなに母ちゃんと慕われても、私は、この子達にはとうてい敵いません。「私はこんな偉そうにしてるけどね、 あんたたちの魂の高さや能力には勝てんわっ!」常々この子達に話しています。非科学的な事なので詳しく書けませんが、私とミニィは、管理所で出会う前から繋がっていました。ミニィの過去も、痛みも、辛さも、全部ミニィは私に伝えてくれた。こんなに深く繋がれる仔は、初めてだった。でも、私はミニィを譲渡しました。ミニィの幸せは、ここではないと、家庭の温かさの中で生きて欲しいと強く願っていたから…ミニィがリターンした日、私は自宅に連れて帰ろうか迷いました。自宅に連れて帰る=山下ミニィという事でしたが、私には連れて帰る事が出来ませんでした。もし、コナンや王子が寝たきりになったら?もし、体の動かない仔をレスキューしたら?その「枠」を、最後の枠をうめたらいけない…という思いからでした。ミニィ、「ただいま」じゃないんだよ?保護家はあんたのお家じゃないんだよ?私もカムも、あんたの本当の家族にはなれないんだよ?だから…もう一度、赤い糸をたぐって行こうね! ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年12月01日
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