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現在、平日の保護家は、ほぼ私一人体制です。今月は、管理所にもほとんど行けずにいました。最近、猫のボランティアさんが来て下さるようになり、1時間程度なら、保護家を空けれるようになりましたので、管理所に行ってきました。この日は、保護期限の切れた犬達の判定の日でもありました。私が行ったときには、もう、ガス室の方から「音」が聞こえていた。どんな仔が殺処分になったかすら、私には分からない。いのちを落とした子達の顔やしぐさや全てを、想う事すらできない。保護家にこもってて、何が変わるというのか…「日中保護家から動けないから」と、事実、停滞してる自分に、苛立ちを感じた。まだ若い仔だと思います。25日、田野町で保護されました。オス、推定10~12キロ人間がとにかく大好きで仕方ない…という仔です。声を一声もあげずに、必死に撫でて欲しいとアピールしていました。表情のある、愛らしい仔です。22日、大工町で保護。多分、同じ家の仔だと思います。両方ともメス。推定12キロ位。檻の前に立つと、激しく吠えたてられた…職員さんはおっしゃってました。「ストレスからでしょうね」どんな飼われ方をされてたのでしょうか…短毛の仔は、尻尾を違う意味で振りながら、激しく吠えたてた。ですが、ただ、怖いだけなんです。攻撃性はないように感じました。殺気立った目に、ふと見せる愛らしい目が、それを物語っていました。長毛の仔は、人間に甘えたい仔。ですが、短毛の子が「気をつけろ!」と合図を出した瞬間、目の奥が変わる瞬間がある。この子達は、このようにお互いに助け合いながら生きてきたのでしょうか…攻撃性はありません。一日あれば、いいえ、数時間あれば、直ぐに打ち解けられる子たちです。死んだらいかん・・・死なせたらいかん・・・そう思いながらも、何もできない自分に腹が立つ。27日、清武町にて保護。とても穏やかな男の子です。推定16キロ位。ボーっとした顔に似合う性格の仔で、写真を撮る私の匂いを、鼻を上げてクンクンと一生懸命嗅いで確認していました。判定落ち斜頚の老犬だった。本来ならば、この仔はガス室の「音」の中に居たはずの仔…今、この瞬間、この仔に出会えたことが奇跡のように思えた。「ウォン・・・・ウォン・・・」私の顔を見ながら、何かを話しているかのようだった。犬ではなく、人間じゃないかと錯覚する位、同じ雰囲気を感じた。この仔は、ロープを引きずって歩いてたところを保護された。ロープが新しい。付け替えたばかりだろうという事で、遺棄された仔ではない。飼主が探し出してくれるかもしれない…という期待を持ち、木曜日までの延長を決めて下さったそうです。ですが・・・未だ、飼い主さんらしき方からの連絡はないそうです。刻々と殺処分の日が近づいてる…性別、オス。推定13キロ位。推定年齢は分かりませんが、13才前後かもしれません。目がどの位見えているのかは、分かりませんが、よく子供の頃に聞いた言葉「心の目」この言葉を、この仔を見て思い出した。意味は違うかもしれないけど、この仔は良く見えている。見渡している。全て見透かしている。そんな感じがした。この仔は、話をしたがっています。まだまだ、話をしたがってるんです。この仔も老犬でした。26日に、西都市で保護されたオス、豆柴です。小さなプクプクした仔。きっと、ただ迷子になっただけ…そう信じたいです。こちらを気にしながら、ずっと檻の中をグルグルと歩き回っていました。体は小さいですが、プクプクしているので10キロあるかもしれません。愛らしいおじぃちゃんです。ここまで生きてきたのに、ここで終わる事は許せない…それなのに…自分の力不足を、今は、恨む事しかできない…この子達は、今日載せたこの子達は、10/2、運命が決まってしまいます。人間の犠牲となるこの子達。長い期間、多くの仔達が苦しんできた。殺されてきた。いったいいつまで・・・?1つでも多くの「いのち」助かる事を、祈る事しかできない…どうか…お願いがあります。引取り希望の方は、10/2朝9時までに会の電話か、会のメールにご連絡ください。090-4484-5165(担当・藤井)hogoya777@yahoo.co.jp(担当・川辺)※10/2は、早朝からメールboxを開いています。代理引出し(県外のみ)や空輸のご相談、またお約束事等ありますので、どうか、よろしくお願い致します。保健所や管理所に、引取り希望以外のお問い合わせやお電話は、日常業務の妨げとなってしまいますので、どうかご遠慮ください。引取りの場合、必ずご本人様が直接のお電話をお願いします。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2014年09月29日

三年半前、管理所で出会った母犬。母犬は、唸り、吠え、「近寄るな」と怒った。母犬は、人間を拒絶していた。でも、どんな仔でも、時間をかけて真剣に向き合えば、必ずお互いに心通じ合える。脱走癖(全て未遂)がなかなか抜け切れず、ロングリードでの係留が外せるまで、一年近くかかった。群れでは、ナンバーツーに伸し上がった。それが「ボタン」♀だった。群れの「色」を守るという仕事を持っていた。少々執念深いところはあり、抑え付けると30分この体制を崩さない事も多々あった。でも、まぁ、お陰様で、穏やかな落ち着いた群れだった。ボタンの寝床は、犬達全員見渡せる場所だった。ボタン自身が、「この場所が良い」と、自分で選んだのだ。どんなに良い犬小屋を与えても、自分で壁と屋根を破壊してた。壁と屋根があったら、周りが見渡せないからだった。「自分の事は自分で決める」そんな仔だった。仲間には愛想は良いが、譲渡会ではいつも無愛想。自分から人に寄って行く事もないどころか、特に男性に対しては、警戒心も強く指一本触れる事も許してくれない。そんなある日、譲渡希望の男性が保護家に来られた。男性とボタンの目が合った。男性は、手を差し出した。男性が苦手だったボタンは、逃げなかった。初対面の男性の手を受け入れたのは、初めての事だった。ドッグランをウロウロ歩き回る男性の横にピタッとついて離れない。他の犬を触ろうとすると、「いや、わたしでしょ?」と、邪魔するのです。多分、ボタンの行動の意味が分かったのでしょう…「ボタンに決めて良いですか?」スタッフもまた、ボタンの意思に気付いていた。「外を歩いてみますか?ボタンはリードの引きがあるんですよ」あとは、男性がボタンを受け入れて下さるか…だった。スタッフは、ハラハラしながら遠くからコッソリ見つからないように見ていた。ボタンは、横にピタッとついて落ち着いて歩いていた。チラチラと男性の顔を見ながら、男性の徒歩に合わせながら。そのとき、バックで車が入ってきた。男性は、すかさずボタンを自分の後ろに引いた。その姿を見た時に、スタッフは「譲渡」する事を決めた。人間は、いくらでも嘘をつける。人間は、綺麗な言葉を並び立てる事が出来る。でも、とっさに出るその行動には嘘はない。保護家に来て三年半。ボタンはご縁がなかったわけではない。ボタンは三年半、この飼い主さんを待ってたんだと思った。ボタンは、自分で決めたんです。自分の新しい家族、自分の家を、自分で決めたんです。今日で「母ちゃん」は終わり。この手を放した瞬間から、もう私は母ちゃんじゃない…ボタンと一緒に、私も母ちゃんも卒業だ。ボタン・・・三年半前、私について来てくれてありがとう。私を信じてくれてありがとう。人間を信じてくれてありがとう。新しいお父さん、お母さん、そして、ボタンの新しいお家は、ボタンがとても大好きそうな環境だった。ボタン、良く頑張ったね。ボタンが居なくなって、群れが少し崩れちゃってる。立て直しが少し大変だよ。あなたが居なくなってつくづく、あなたは良い仕事をしてたんだな…って、再確認させられた。あなたが保護家の門を出るとき、あなたは、みんなに「声」をかけてまわってたね。普段怒らない子達にまで、「私が居なくなっても、ちゃんとやっていくんだよ」目と喉でナンバーツーらしい合図を送ってたよね。あなたは、「保護家」の意味をちゃんと分かってたんだね。ここは、最終地点ではないという事を…最初の夜だけ、あなたが遠吠えしてたと聞きました。嬉しい反面、淋しさもあったんでしょう?あなたの遠吠えは、群れにちゃんと届いてたと思うよ。ありがとうボタン!そして・・・保護家卒業おめでとう!保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2014年09月24日

明日、9/23、日向市にて講演会をさせて頂きます。 以下、主催者Team Synca様より~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●動物の命。 それは本来、私たち飼い主である人間が左右するものではない。 しかし、現状はそうではない。 だからこそ、私たちが考えなければならないこと。 飼い主に見放された動物たちがどのような現状にあるのか。 それを通して今一度、命の大切さを考えて欲しい。 その思いで始めたこのプロジェクト 動物たちの未来のために 〜ひまわりからのメッセージ〜 映画「ひまわりと子犬の7日間」 宮崎保健所を舞台とした、実話を元にした物語 感動的な物語の裏側で、実際の犬や猫たちがどのような状況にあるのか それを、この映画の原案者であり、いのちのはうす保護家代表の 山下由美 氏 を招いて、講演会を行います 少しでもみなさんに現状を知ってもらい、 ペットを飼うことに対しての責任を感じて欲しい そして、命の現場を知ってほしい それが私たちの願いです 開催日 9月23日(祝) 場 所 日向地区中小企業技能センター 時 間 山下由美 講演 10〜11時 同時開催イベント 11〜13時 入場料 <大人> 早割ペア(~8/31) 2,500円/2人 前売り(〜9/22) 2,000円/1人 当日 2,500円/1人 <中学生以下> 無 料 同時開催イベントとして ・いのちのはうす保護家、ひまわりの家 写真パネル展示 動物たちの光と影のドラマを感じてください ・エンジェルスカンパニー 犬とのふれあい会 動物たちの命のぬくもりを肌で感じてください ・雑貨市 チェーンアート、手作り洋服、かご、珈琲 ハンドマッサージ、カードリーディング 苔玉、消しゴムハンコ などを予定 も開催されます 会場の関係で、講演会の入場者は100名とさせていただきます お急ぎお申込みください! チケットのお求めはこちらからhttp://kokucheese.com/event/index/188469/もしくは担当石塚 080-5214-3323 までお願いします~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●~●当日券もあるようなので、チケットをお持ちでない方もぜひ、会場にお越しください<(_ _)>以前も書きましたが、私の講演は、 講演の場所やその時により、内容を変えてお話させて頂いてます。 講演は明日だというのに、今、やっと仕上がったところです。 日向市は、私の出身で、日知屋小、日知屋東小、富島中学校・・・櫛の山、堀一方で犬と一緒に育ちました私にとって特別な日向市。 日向市で講演会をしたいという思いをずっと抱き続け、 多くの方のお力により、実現する事となりました。ぜひぜひ、会場でお待ちしております<(_ _)>※「いのちのはうす保護家」ブログより
2014年09月22日
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