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マルオの介助生活が始まり4ヶ月目。もういよいよマルオの最期が見えてきた気がした。食べない、飲まない…意識もどの位あるのか分からない。「マルオに猪肉食べさせたい」スタッフが言った。マルオは飼い主から見捨てられるまで、猟犬として生きてきた。仲間たちと飼い主と共に狩った「いのち」。仲間たちと食べた猪肉。生き生きしてたマルオの犬生を、思い出させてあげたい…スタッフはそんな想いをマルオに向けた。どんなに猟犬の面影が消えてても、穏やかな優しい目を向けてても、「猟犬」としての誇り高き姿は、マルオの体から離れる事はなかった。どんな姿のマルオを見てきてても、マルオは猟犬だったという歴史を、私は一度たりとも忘れた事はなかった。きっと、スタッフ達も同じ目でマルオをみていたのでしょう…お肉屋さんで買った綺麗に調理された猪肉。マルオは一切見向きもせず口にしなかった。猪肉にもちゃんと意味のあるものじゃないとダメなの?!私は、以前お世話になった猟師さんにコンタクトを取った。ぬいぬいさんとこの猪肉を分けて欲しいと・・・。通称「ぬいぬい」さん。ぬいぬいさんの事は、また後日ブログに書きたいと思います。↓以下、2/9のfacebook記録より↓マルオは10年間、猟犬として生きてきた。猟が良いか悪いか、短文では言葉にできないから今日の所は抜きにして、間違いなくマルオがマルオらしく、一番輝いてた時代だったに違いはない。短文では説明しきれませんが、私には尊敬している猟師さんがいます。私に「犬」を教えてくれた桜井(ぬいぬい)さん。事情を知ったぬいぬいさんが、串間市から飛んできてくれた。「マルオに呼ばれている気がする」と。私達もそう感じていた。私達は、マルオを愛してる。でも、マルオが今、求めているのは私達ではない。マルオの犬生を理解できる唯一の人間を求めていた。ぬいぬいさんは、セコ声という大きな声をあげた。私達は初めて聞いた。でも、なぜか胸に響いた。きっとマルオにその声が響いてたからだと思う。売り場で見た赤い猪肉と違う。「生」を感じる猪肉を、マルオの口元に持って行くと・・・マルオは反応を見せた。もう食べ物にも、何にも反応の無かったマルオが、口を動かした。マルオが10年間、狩りのご褒美に食べていた猪肉。ほんの少しだけでしたが、マルオは食べた。食べれた。猪肉だけではない。初対面のぬいぬいさんとマルオは、会話をしていた。「ほら、ちゃんと呼吸しろ」「飲込め」「口を動かせ」ひとつひとつの声かけに、マルオはちゃんと反応していた。懐かしい人・・・そう感じたのでしょう。マルオが一番会いたがってた人だった。↑・・・・・・・・・・以上facebook記事から↑ぬいぬいさんは、帰り際私にこう言いました。「マルオの活性をあげたといたからね!」その意味は、最初は分からなかったけど、徐々にその意味が理解できる事となった。マルオは、ぬいぬいさんと会ったその夜、朝方まで遠吠えをしてたんです。ぬいぬいさんを探すかのように、次の指示を待っているかのように、「ボエーッ・・・ボエーッ!」今のマルオのどこにそんな力が残っているのかと思う位、大きな遠吠えは、朝方まで保護家中に響き渡った。翌日、ぬいぬいさんからこう言われました。「ハチ公というカウベルを買って、マルオの首輪に付けてあげて。猟の出発の時には必ずつけているカウベルです。テンションがあがるはず。ハチ公はね、お前ひとりじゃないぞ!仲間はここに居るぞ!という合図の音でもあるんだよ」私が鉄砲屋に入るの?・・・寝たきりのマルオに首輪?・・・「?」は沢山ありましたが、マルオが求めているぬいぬいさんの言う事に間違いはない!鉄砲屋にハチ公を買いに行き、マルオに付けました。耳元で、「マルオ、行くよ!」ハチ公を鳴らした。マルオは顔をあげた!呼吸もやっとで、目の死んでたマルオが、目をキラキラさせ、自分の足で立ち上がり、歩きだし、自分の口から食べれるようになったんです。「マルオ!こんな暖房効いてる室内でぬくぬくしてる猟犬はいないぞ!お前はどんだけ幸せな猟犬なんだよ!」ぬいぬいさんは、マルオを茶化した。マルオは顔を高く上げて、懸命に立とうとした。その姿はまるで、自分の凄さをアピールしているかのように見えた。ぬいぬいさんとマルオは、会話をしていたのです。その二人を見て…私は決心した。マルオを猟犬として、猟犬の勲章をひとつも失くさずに、最期を迎えさせてあげようって…。最期まで誇り高き姿で、生き延びて散って欲しいと…。ただ・・・それには、辛い選択が襲い掛かってきた。保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月31日

マルオが保護家に来てちょうど一年経ったとき、マルオの老いを感じるようになってきた。ある日の夕方、ドッグランで、マルオはフラフラ…バタッと、痙攣をおこし倒れた。スタッフがマルオを抱きしめていたのですが、立ちあがれない、歩けないマルオが、その腕を振り切り走り出し、ランに置いてあったサークルに、頭から突っ込んで勢いよく倒れた。マルオは…一人になりたかったのです。苦しみ、痛み、それは1人で抱える事が当たり前だと…弱っている所は誰にも見せないと…私は・・・いいえ、保護家は、人間側が「かわいそうだから」「つらそうだから」ではなく、その仔が何を望んでいるのかを優先する場所。でも・・・今回だけは、マルオの気持ちを優先させない!マルオは、人間に頼る事を、本当の甘え方を、実はまだ知らなかった。それをマルオに伝えきれるまで、死なせるもんかと強く思った。死ぬなとは言わない!死ぬなら死んでも良い!でも、まだあんたに伝えきれてない大事な部分があるんだよ!2014年10月~マルオの介護生活はスタートした。おむつなんて、マルオには屈辱的な事だろうな…それでも・・・ごめん!介護する側も、夜~朝は体を休めたいんだよ。だから、辛抱してね。少しだけ妥協してね。私達は、マルオの体に負担がかからないようにと、室内でフカフカな毛布の上に寝せて介護をしていたのですが、その姿に、どんどん違和感が出てきた。マルオの望みではないと感じたので、フラフラなマルオを、思い切ってドッグランに出してみた。フラフラとした足取りで、歩き出しては倒れる…その繰り返しだった。傍から見たら、それはスパルタを越えた虐待に見えたのかもしれない。ですが、どんなに痛くても、どんなに土まみれになっても、マルオは満足そうな顔をしていた。室内のフカフカな毛布の上で寝ていたマルオとは、全く違う生き生きした目をしていた。私たちは泣いた・・・。これがマルオの望んでいる事なんだから・・・と、何度も何度も倒れるマルオに、手を貸せない事が辛くて泣いた。マルオの介助は、私達人間側の、自分との戦いでもあった。食べれない、飲めない、そんな日の繰り返しもあった。点滴でいのちを繋いでた時期もあった。でも、本当にそれで良いのかと問いだ出してみた時に、それは間違いだと気付いた。マルオは、「食」が全てだった仔です。空腹を失くす事ではない。マルオの場合、口からお腹いっぱい食べる事がマルオの望む「生」。胃チューブで、流動食を直接胃に流したこともあった。でも、それは違う!やめてくれ!と、マルオは全身で抵抗した。身体が動かないマルオは、唯一動く舌で懸命に抵抗した。それを感じとったスタッフが、「今なら食べるんじゃない?」半信半疑で目の前に出したフード、マルオはぺろりとたいらげたのです。マルオは、ちゃんと自分の意思を伝えるようになっていたんです。食べれないときは、シリンダーで流動食を口に湿らせ、食べれるまで回復したらフードをたらふく食べさせる。五ヶ月間その繰り返しの日々でした。食に関しては、全てマルオのペースに合わせてきました。でも・・・もうひとつ大事な事を忘れている気がする。マルオにとっての犬生の意味を・・・ 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月29日

2013年10月、「タマオ」という犬が保護家で亡くなった。※2013年10月14日記事 「タマオ保護家卒業!」タマオらしい最期だった。↓ ↓ ↓ ↓ ↓↓その一ヶ月後、2013年11月14日記事より抜粋↓この仔の後姿を見た瞬間…「タマオ?なんで?!」そんな事あるわけないのに、それでも、私の中では「タマオ」を強く感じる事しかできなかった。 顔がそっくりというわけではない…そっくりではなく…「同じ」だと感じてしまったんです。 目が同じ。口元が同じ。 似ているのではない…同じなんです。この仔は、引取り犬でした。15才という事でしたが、いいえ…15才ではありません。10才前後です。 職員さんに聞いたところ、この仔はタマオの元飼い主と同じ町内でした。この仔には…タマオと同じ血が流れている事を確信しました。 理論的に言えば、何の根拠もないメチャクチャな確信ですが…皮肉な運命ですが、この仔が入ってた檻は…タマオが入ってた、同じ二番の檻でした。それならば、この仔をレスキューするのかといえば、 決心はついていません。この仔は、タマオであってタマオではないから…そして…現実を見渡した時に、保護家を老犬ホームにするのは今の段階ではまだ無理だと、冷静な自分がストップをかけています。それは、この考えは、自分らしくないと分かっているのですが…この仔の期限は、11/21です。 狩犬として、飼い主に忠実に働いてきた仔です。 仲間を引っ張ってきた仔です。 狩れなくなったから隠居生活ではなく、このような形での引退なのでしょうか…「死」が、この仔にとっての狩犬としての引退式なのでしょうか…↑ ↑ ↑ ↑ ↑↓ ↓ ↓ ↓ ↓↓2013年11月27日ブログ記事より抜粋↓気になってた老犬、月曜日にレスキューしてきました。仮名「マルオ」ついつい「タマ!」と呼んでハッとしてしまいます…親子?兄弟?同じ血を感じるけど…マルオはタマオじゃない! 確かに、私はマルオにタマオを重ねてレスキューしました。その気持ちは、いつかちゃんと捨てなきゃいけない。タマオはタマオであり、マルオはマルオなんだから…マルオの体は、あちこち傷がある。 猟犬として頑張ってきたんだね…猟が解禁となったが、マルオは一年前よりも老いていた。 耳が遠くなり、呼び戻しの声が届かなくなっていた。 役に立たないと、猟に置いて行かれるようになった。マルオは泣いた(鳴いた)。 狩りを生きがいとしてたマルオ…若い犬達が軽トラに乗せられ、猟に出かけていく姿を見送りながら、マルオは泣いた。「耳が聞こえんなった。無駄吠えするようになった」マルオの悲しみは届く事なく、檻の中に入れられた。11/21が、マルオの最期の時間だった。マルオの引退式は、「殺処分」であってはいけなかった。だから、マルオはここに居ます。 保護家の近くの山から、銃声が聞こえてくる…検疫室から聞こえるマルオの悲しげな鳴き声は、胸が痛む。↑ ↑ ↑ ↑ ↑・・・これが、マルオが保護家に来た経緯でした。マルオの事は、一つの記事だけでは伝えきれない、終われない自分が居ます。数回に分けてお伝えさせてください。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月29日

3/24、13時、動物保護管理所にて…5番檻の前で、体がとまった。「生きてるの?死んでるの?」この仔の体から、「生」が全く感じられなかった。20日に管理所に収容されてから、ずっと寝たきりで、食べる事も出来ない…との事でした。檻の扉を開けてもらい、顔の前に座った。「あっ!あなたわかるよね?」そんな感情が、この仔から強く伝わってきた。左手で私を手招きし、その手をギュッと握ると、「うんうん…そうそう!」そう言っているかのように、最後の力を振り絞るように、小さな声を漏らしながら、手の甲にキスをしてきた。この仔から、四本足で歩いている姿がイメージでどんどん入ってきた。それが何を意味していたのか・・・一旦保護家に戻ったものの…明日には死んでしまうかもしれない。冷たい檻の中で、孤独に息絶えてしまうかもしれない。16時、再度管理所に車を走らせた。あの仔をレスキューしに向かった。管理所から出ると、急に目が生き生きし、身体をちゃんと起き上がらせる事も出来た。決して珍しい事ではなかった。確かに、犬は「今」を生きる生物。「未来」を夢見たり、「過去」を振り返る事はしない。でも、絶望だと感じた場合、寝たきりにだってなる。「未来」を感じると、生きる力も沸いてくる。命名・ゴウゴウの足は、アキレス腱が切れていた。ゴウが歩く姿が出てきたのは、ゴウが歩く事を、強く強く望んでいたからだと気付いた。時間はかかるけど、手術すればまた歩けるようになる事も獣医師さんから確認したので、その方向で行くべきなのかなと待合室で、ゴウとうたたねしながら「未来」の話しをした。なぜかな?その時間が私には凄く「幸せ」だと感じた。ゴウは、腎臓と肝臓の数値が異常に高く、黄疸も強く、心臓も悪く、体の外も中もボロボロだった…。「検疫中に死なないでね。一週間後には暖房つきのホスピスだよ。」ゴウと約束した。約束したはずなのに・・・3/27 明け方、ゴウはさよならをした。たった3日…たったの3日…ゴウとの時間はあっという間に終わった。あんたの感じた「未来」はたった3日なの?たったの、たった3日の「未来」なのに、なんであんなに明るい目を向けてくれたと?ゴウに聞きたい事が沢山ある。3日間、検疫室で何を想い、何を感じていたんだろう・・・ごめんね。ゴウ。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月28日

全国の皆様のご協力により、この子達のいのちが繋がりました。本来ならば、きちんと経緯をご報告するべきなのですが、命の期限のある子達を優先に掲載させて頂きます。時間が思うように取れず、本当に本当に申し訳ございません。今日は、保健所の猫達です。活動している9年間、こんなに衰弱した成猫が収容されていたのは、初めてです…保護場所はそれぞれ違うのですが、一体なぜ?…来週月曜日午前中に、期限が切れてしまう子。オス。成猫。警戒心が強く、シャーシャーと威嚇があります。事故かもしれません…後足が動かないようです。怖くて逃げたいのに体が動かない…この仔の表情が、本当に申し訳ない。県外への代理引出しのお手伝いできます。空輸可能。この仔も来週月曜日午前中に期限が切れてしまう仔です。オス。成猫。歩けるのですが、後ろ足がおかしいです。顎も骨折しているのかもしれません。日に日に衰弱しているとの事でした…県外への代理引出しのお手伝いはできますが、空輸はできません。性格の凄く良い仔です…期限がすでに切れている子です。オス 成猫。この仔も、歩行できますが、後ろ足がおかしいです。写真が悪くてすいません。本当はもう少し愛らしい表情の仔です。県外への代理引出し可能です。空輸できます。この仔は、3/31の17時15分に期限の切れる仔です。メス。成猫。身体は小さい(1.5K)ですが、成猫です。衰弱してて、流動食をシリンダーで食べさせているそうです。衰弱も激しく、期限まで生きれるか…それすら分かりません。県外の方への代理引出しは可能ですが、空輸が出来ないので、陸路でゆっくりの移動となります。九州内が限界だと思います…この仔は、すでに期限が切れています。オス、成猫。多分、AIDS末期だろう…との事でしたが、未検査です。もう食べる事はできません。流動食も受け付けないようで、薬の入った流動食を舐める程度。ここ数日、点滴だけでいのちを繋いできたそうです。保健所職員さん達は、それでも「生」を信じて、懸命にお世話をして下さっています。この仔本人も、今、キツイ状況だと思います。でも、この仔から、後ろ向きな感情はひとつも伝わってきませんでした。「生」があるから生きている。生きる事が当たり前。この仔の中で、「頑張り」はありません。生きるのが当たり前だから…という感情だけです。犬も猫も、人間には到底敵わない強さと勇敢さを持っています。人間は・・・小さい・・・。この仔は、空輸や長距離移動はできません。この仔と向き合っていく事は、「介護」「看取り」しか残されていないかもしれません…どうか…この仔に、時間と愛情を…。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月27日

24日、この日は事情があり(後日説明します)、二回管理所に足を運ぶこととなった。13時の訪問時・・・管理所に収容されていたのは5頭。そして、16時の訪問時・・・茶色の中型犬は飼い主さんへ返還。2頭の小型犬は譲渡予約。そして、1頭は私がレスキューしました。(後日きちんと説明します)三時間の間に、4頭のいのちが繋がった。でも、全然喜ぶ事は出来なかった・・・この仔だけを残して、良かった…とは思えなかった。13時。犬舎の扉を開け、二番の檻に収容されていたこの仔の前で足が止まった。この仔に会った時に、話した時に、多分、私はこの仔をレスキューするだろうと思った。「大丈夫よ」そう語りかけ、約束をし、奥へと歩き出したのですが…5番の檻の前で、足が…いいえ、体全身が止まったように感じた。「この仔を早くレスキューしなきゃ」16時。悩んだ結果、再度管理所に向かった。5番の檻の仔をレスキューしに。同じ「いのち」なのに、迷子になっても探してくれる飼い主さんの居る仔もいる。小型、中型、大型…体が大きくなるほど生きれる道は反比例していく。純血と雑種の小さな違い。たったそれだけなのに、生きれる道は大きく分かれる。私も同じだ…自分の中の基準で、この仔とは別な仔をレスキューしたのだから。私は結果的に、二番の檻の仔に嘘をついた。私は、「いのち」を選んだ。いいえ…選び直した。この仔は、後脚に障がいがあるのかもしれません。あまり上手に歩行が出来ず、長時間座っている事が多いそうです。見た感じだけでしか分かりませんが、後ろ両足の筋があまり伸びないようです。目を見ると、光の加減かもしれませんが、白内障が少しあるようにも感じました。年齢はハッキリと分かりません。でも、凄く元気な仔です。推定15K位 メス。この仔は、26日木曜日に午前中に「判定」を受けます。受かる確率は…ほぼゼロに近いと思います。帰り際…この仔は、悟っているかのような目で私を見た。「どうして・・・?」そう聞かれているようだった。私は…嘘つきだ。この仔を裏切った・・・出来る限りのフォローはさせて頂きますので、もし、もし、もし…この仔の事を気にかけて下さる方、家族にと、ご検討下さっている方がいらっしゃれば、26日木曜日9時半までに、会の電話かメールまでご連絡ください。無責任に投げてしまい…申し訳ございません。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月25日

2011年10月26日管理所檻中のケージから離れない仔が居ました。その中を覗くと…生後一ヶ月位の子犬が6匹。この仔は、子犬を守っていたんです。恥ずかしい話…保護家は、昔も常に資金面で苦しんでいた。頭の中で、母犬と6匹のワクチン代を計算していた。「いのち」と「おかね」を天秤にかけてしまう・・・そんな自分が居ました。期限日ギリギリまで、頭ではstopをかけながらも、心でgoサインを出し続けていた。「なんとかなる」「なんとかできるはず」終わった後に、失った後に後悔する事だけは嫌だった。命名・むつ美 通称むっちゃん。6匹の子犬を守っていたから「ムツミ」子犬達が巣立っても、六つのいのちを守っていた事を忘れないようにと、六という字を入れたかった。子犬達は無事に巣立ち、むっちゃんは、ひとりぼっちになった。時々、淋しそうに柵の外を眺めるむっちゃんに、胸が苦しかった。表情のあまり出せなかったむっちゃんは、日に日に「笑顔」を向けるようになった。いいえ、常に笑っているむっちゃんしか記憶にない。常に楽しそうで、言動のひょうきんむっちゃんを見て、私達も笑う。むっちゃんは、「笑顔の連鎖」存在そのものだった。ずんぐりむっくりのかわいらしい体型、ぎこちない動き、おっとりした性格、この愛らしさや強烈な個性は、アピール下手なむっちゃん、残念ながら譲渡会では発揮できず、毎回不発に終わってました。保護家に来て4年目と1日。むっちゃんをぜひ家族に!・・・と言って下さる方が現れた。アピールしないむっちゃんが、積極的にアピールしていた。「この方との出会いを待ってたんだよ」といわんばかりの視線。「ここでお渡しする事は出来ないんです。 後程ご自宅に連れて行きますね」希望者さんが保護家を帰ろうとしたとき・・・むっちゃんは「あれ?」という顔をした。「なんで私を連れて帰らないの?」という目でずっと追っていた。むっちゃんは、一緒に帰る気満々だった様子。そんなむっちゃんの姿を見た時に、「あ、もう100%リターンはないな」スタッフ全員が感じた。お届けに行くと・・・むっちゃんは玄関が開いたときに「ただいま~」当然かのようにズイズイと廊下を歩きだした。まるで、勝手知ったる我家のようだった。むっちゃんが選んだ家族、保護家に来て四年目初日に卒業を選んだのも、決して偶然ではない。むっちゃんの選択だった気がした。むっちゃん、少しでもあなたのレスキューを迷った事を、あなたが生きている限り、詫び続けたい。あなたがこうして生きている事、丸々三年、一緒に過ごせた事に感謝しています。あなたとは、旧保護家から現保護家に一緒に引っ越してきたよね。あなたとは、電気も水もない場所で共に苦労してきた有志だと思っていました。旧保護家からの仲間たちはどんどん卒業していくのを見て、早くむっちゃんにもご縁があれば良いのに・・・と、思っていたけど、それはやはり余計な心配だったんだね。だって・・・あなた自身が待っていたかったんだよね。飼主さんが来てくれるのを。むっちゃん、保護家卒業おめでとう! 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月22日

2月末に掲載してたビクビクのこの仔、色んな事情があり、代理引出しが白紙(希望者様に非はありません)になり、SNSにて慌てて再度呼び掛けておりました。本当にありがたい事に、全国の皆様も、ビクビクちゃんを助けたいと願い、祈って下さり、シェアの輪が広がりました。実は、レスキュー直前に、あらたな事実が判明したのです。ビクビクちゃんは・・・昨年に管理所からレスキューした子犬達のお母さんだったんです。食べ物を探しに子犬達の元を離れたときに、子犬達はみんな居なくなってた・・。パンパンに張ったお乳を抱えながら、我が子を捜し歩いたことでしょう・・。どんなに悔しかったか・・・どんなに悲しかったか・・・職員さんは、毎日毎日ビクビクちゃんの心のケアを続けて下さっていました。全国の皆様、職員さんの願い、祈りは・・・無事に届きました!福岡の飼い主さんと、出会う事ができました!同じ人間として、とても尊敬できる方で、荒木様と出会えたことは、私にとっても「宝」です。私の方が、ビクビクちゃんにご縁を繋いでもらった形で、ビクビクちゃんに、凄く凄く感謝しています。ビクビクちゃんは、「みや子」という可愛い名前になりました。「みや子」さんが福岡へと嫁ぐ前日、みや子さんに未来があるようにと、信じ、願い、ずっと管理所で向き合って下さってた職員さんとお別れの時…8年前の光景がフラッシュバックした。色んな思いが込み上げてきた・・・こうして書いている今も、込み上げてきた・・・私は、この活動の中で、何度も何度も人間から裏切られてきた。人間から何度も何度も利用され続けてきた。それでも、人間が嫌いにはなれない。裏切った人も、利用した人も、真から嫌いになれない。それは、信じれる人間も沢山居るから。人間って悪いもんじゃないな…って思わせてくれる人が、たくさんたくさんいたから。いるから。「憎しみ」「悲しみ」「怒り」そんな感情すら忘れさせてくれる。それは、ひまわりちゃんもみや子さんも同じなんだと思った。「信じる」という感情を抱かせてくれる人は、本当に凄い…そして、本当に感謝します。世界中の動物も人間も、温かさだけを感じて生きて行けたら…そして・・・宮崎市保健所より要請があり、子犬4匹レスキューしてきました。生後3週間位の小さな子犬達・・・二匹は、無事にお家が決まりましたが、まだ兄弟と引き離せる時期ではないので、しばらくは保護家にて保護します。※この仔は、飼い主さんが決まっている仔です。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月19日

2013年の7月に、交通事故で半身不随になり、保護家に来たエイズ陽性の「ビク」ビクビクしてたから「ビク」心も体も徐々に回復し、「ビク」は、もうビクビクではなくなった。圧迫排尿は必要なものの、三本足で高い所の移動も普通にできてました。麻痺した足は、引きずってしまうので、長時間ケージから出す事もできませんでした。麻痺した足が怪我しないようにと、サポーターをすると、すっかり落ち込み、ストレスから下痢を繰り返してました。便も自分でコントロールできないので、気付くと寝床はうんちまみれ…という事も多々ありました。動かなくても、足を残してあげたい…それは、私のエゴだと分かっていながら、断脚への踏み切れませんでした。でも、ビクにとって、それはもう限界でした。断脚しない事によって、私はビクに負担かけている…断脚を、決断しました。決断してからは、何度も何度もビクに伝えてきたつもり。ビクは、断脚する前夜、犬猫を通り越えた親子の様な関係カムカムと、「明日大きな手術してくるんだよ」「そうか…頑張ってこいよ」まるで二匹で会話しているかのような感じがし、それは…ハグをしたようにも見えた。二回目の大手術。ビクは、頑張りました!三本足になったけど、ビクは変わらず走ったり登ったり・・・いいえ、フリーの時間が多くなったので、ビクは四本足のときよりも生き生きしています。こんなときいつも私のエゴが邪魔をする。足を残してあげたい…かわいそう…それは、逆に犬猫からしたら迷惑な事なのかな…?頭では分かってはいても…ごめんなさい。2/3にレスキューしたせっちゃん。せっちゃんは、病理検査の結果「化膿性肉芽腫性脂肪織炎」と診断された。その症状で、背中とお腹の皮膚に穴が開きだした。せっちゃんは、入院して治療を頑張りました。新しい脂肪ができるまで、完治は難しく、退院した今も、3日置きの通院になりました。治療はとても痛いみたいで、鳴きわめきながら怒る。それでも、せっちゃんは生きるために頑張っている。あまり歩く事も出来ないので、半身不随の子達のお部屋に居ますが、半身不随の子達は、みんな優しい。いつもせっちゃんの事を気にかけている様子。人間と犬が怖くて大嫌いだったせっちゃん。昨日から犬のカムカムと仲良くなりました。せっちゃんがやっとカムカムを受け入れてくれました。カムカムに寄り添う姿、甘える姿、この光景は、涙が出そうな位嬉しかった…まだまだ痛い治療は続きますが、せっちゃん、頑張れ!そして・・・先日レスキューして福岡に嫁いだ母ちゃんの仔、「こはる」こはるは、原因不明の下痢が続き、どの薬を飲んでも効果がなく、とうとう腸が出てきてしまった。そのまま入院となり、病理検査にも出してみましたが、原因は何も出てきませんでした。今月に入り、やっと元気になり、ワクチンも打てるまで回復し、ようやく群れデビューができました。この小さな体でよく頑張ったと…こはるが本当に愛おしい。皆さんに厚かましくて申し訳ございませんがお願いがあります・・・保護家は、犬猫60匹抱えておりますが、レスキューする子達は、何らかの病気やケガを抱えている仔が殆どで、そして、病気が蔓延しないよう、病気にさせないよう、猫部屋も7部屋に分けているため、各部屋の暖房器具や空気清浄器の使用、12時間フル稼働させている洗濯機と乾燥機、電気代だけでも、冬は7~8万円かかっております。家賃などの保護家の維持費だけでも、毎月15万円前後必要としております。医療費は、不妊去勢や入院、手術が重なると、一ヶ月の医療費は30万超える事もあります。保護家の維持費等は、個人負担できたとしても、あっという間に限界がきてしまってます。自分達で収入となる事をやりたいと、私はこの活動するまで、縫い子の仕事をしていたので、当時使用していたミシン類も全部施設に持ってきて、空き時間に縫い子を…と思いながらも、恥ずかしながら、日々の作業で、その空き時間すら作れない状況です。自分で収入を得る作業もできておらず、こうして全国の皆さんに再度投げかける事に、無責任にも感じており、支援金を文章にして公に呼びかける事をここ数ヶ月、躊躇していました。でも、保護家を守る為に、管理所の子達を守る為に、無責任ではありますが、もう一度文章にして呼びかけさせてください。皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ図々しくて本当に申し訳ございません。↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月18日

今年1月、日向管理所に、母犬と生後間もない子犬達。少しでも寒さをしのげるようにと、安心して授乳が出来るようにと、管理所ではなく、保健所の方で保護されていました。子犬達は、母犬と職員さん達の愛情で、のびのびと育ちました。元気で丸々した子犬達でした。その子犬達も、生後二か月となり、みんなに譲渡先が決まり、保健所を無事巣立ったそうです。二ヶ月間、お世話下さった職員の皆さん、そして・・・頑張って子育てしてきた母犬に感謝の気持ちでいっぱいです。母犬は…保健所から管理所に移動しました。二ヶ月間、保健所で母子共に生活し、保健所職員さん達の愛情を受けてきました。母犬は、保健所の裏口に居ましたが、訪問者に吠えるようになったとの事でした。威嚇ではありません。攻撃性からでもありません。「わたし、お仕事しなくちゃ!」訪問者に「あなた誰?何しに来たの?」母犬は聞きます。吠えます。母犬にとって、保健所は安心できる場所。母犬にとって、すっかり「家」となっていたのでしょう…。子犬達も巣立ち、母犬は譲渡対象犬となりましたが、保健所にこれ以上置く事はできなくなった…推定2~3才 ♀ 推定12キロ位人慣れしている甘えん坊さんです。「譲渡対象犬」ですが、長く続くわけではありません。管理所の檻がいっぱいになったとき、感染症の仔が収容されたとき、母犬に強いストレスが表に出るようになったとき、「最期」の日は、ある日突然にやってくる。一日でも早く、管理所から出なくてはいけない…現場の職員さんも、母犬にご縁がある事を願いながら、祈りながら、毎朝胸を痛めながら、出勤されている事と思います。そしてまた、この仔も「譲渡対象犬」です。推定2~3才 ♀ 推定12キロ位人慣れしたとても無邪気で愛らしい仔。犬に対してもとてもフレンドリーです。しつこくじゃれつかれても、されるがまま。とても心の優しい仔です。収容期間、この仔と仲良しだった相棒がいました。お天気の良い日は、二匹で日向ぼっこしたり、じゃれ合ったり、凄く凄く仲の良い二匹でしたが、相棒には先日、譲渡先が決まり管理所を出る事が出来ました。どんな気持ちで相棒を見送ったのでしょうか…「私もいつかここを巣立つからね!」疑い1つなく、笑顔でさよならを交わしたのでしょうか…この仔も母犬同様、ある日突然「最期」の日は来ます。職員さん達も「生かす」方向で懸命な努力をされていますが、ここは管理所…待つこと、できる事に、行政では限界があるのです。生涯飼育は、管理所や保健所では不可能なんです。毛のフワフワした綺麗な女の子。「きつねみたいに凄く可愛い顔してるでしょう?」ニコニコと、この仔と接していた職員さんの優しい顔…同じ人間として裏切りたくない!それなのに…「必ずレスキューするので、待っててください…この言葉すら今の私には出せません…本当に申し訳ございません。ただ、自分にできる限りの事はやってみます」職員さんに頭を下げて、日向管理所を後にしました…今の私には、保護家には、この子達を、レスキューする力がありません。ごめんなさい・・・保護、または家族にして下さる方、出来る限りのサポートはさせて頂きます。どうか、どうか、会の携帯かアドレスにご連絡ください。必ずご本人様より、お願い致します。保健所や管理所には、絶対にお電話されないようご協力よろしくお願い致します。必ず会を通しての事前ご連絡、よろしくお願い致します。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月17日

先週、日向管理所にお腹のボテってしている仔が居た。妊娠?腹水?お腹の大きさから、どちらか分かりませんでした。とても人慣れしたまだ若い「いのち」。まだ何もあてはなかったものの、この仔をなんとかして守れないだろうか…ただそれだけで、ダメもとで保護期限の延長を管轄保健所にお願いしてみた。必ず、必ず、期日までには連絡を入れますと約束して…facebookのシェアが広がり、腹ポンちゃんは、管轄保健所とお約束してたタイムリミットギリギリで、飼い主希望者様が現れた。直ぐに日向管理所に車を走らせ、時間の関係で病院には寄れませんでしたが、夕刻に無事、腹ボンちゃんは保護家に到着した。腹ポンちゃんのお乳やお腹を見てると、「やっぱり妊娠にしてはお腹小さい…かな?」飼主さんのお迎えが来るまで、保護家の検疫室で保護することになったのですが…「いや、やっぱり妊娠だったんだ!」昨夜23時頃、腹ポンちゃんは6匹の子犬を産んだ。遅くまで作業で残ってくれてたスタッフと、腹ポンちゃんのお産に立ち会った。腹ポンちゃんの体から産まれてくる子犬達を見て、「良かった…」何度も何度も言葉に出た。保護期限の延長が不可能だったら、腹ポンちゃんは…そして、この六匹の子犬達は、この世に居なかったんだ…皆さんのシェアがなかったら…飼い主希望さんが現れなかったら…一日でもレスキューが遅れていたら…今、この子達を目の前にして、今更ながらゾッとした。腹ポンちゃんは、初産のようですが、キュンキュンと鼻も鳴らさず、気丈に6匹を産んでいきました。お産が終わったら、疲れたのかウトウト…側に居る私達にも一切の警戒心も抱かずに、愛らしい目で私達人間を求めてきました。Nさん、Iさん、日向保健所の職員さん、シェア下さった全国の皆様、ご支援下さった皆様、腹ポンママを助けて下さり、いのちを繋いで下さり、本当に本当にありがとうございます! 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月16日

きっかけは、この一枚の写真だった。県の保護情報に掲載されていた写真を開いては閉じる…その繰り返しでしたが、どうしてもこの仔に会いたくて会いたくて、日向管理所に向かった。この時点で、もう答えは出していたのかもしれない…小さなケージの中で、無表情のまま横たわっていた。動じず無表情…飼い主から空気のように扱われ、何をしても、何を言っても「無駄」だと、次第に犬は、心を閉ざし、表情も失っていく…管理所に収容されている子達には、決して珍しい事ではないのですが、その結果がこれなのかと…そして最後は…私の中で、「連れて帰らない」という小さな選択肢は完全に消えていた。多分、車にはねられたのでしょう…四本足での歩行はもうできないでしょう…そう診断された。圧迫排尿が必要となりますが、厄介なのはおしっこが常に漏れているという事、下半身が完全にマヒはしていないので、圧迫排尿時に力が入ってしまい、23キロの大きな体なので、私たち女性陣の力では、両腕が震え位の力で膀胱圧迫しても、完全に出し切る事が出来ないんです。課題は山積みですが、この仔と一緒に乗り切っていきます。命名・ヨッちゃん ♂ 推定4~5才位23キロ フィラリア陰性 今月末まで安静期間です。保護家に来てまだ一度も声を出していません。時々外を見てながら、私達にばれないような小さな声でキュンキュン鳴いてます。ヨッちゃんにばれないように、その後ろ姿をそ~っと見て、あまりに愛らしさに胸がきゅんきゅんと鳴ってます。絶対・・・絶対!ヨッちゃんが笑ってくれる日が来ますように・・・。 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月15日

保護家ホスピス入居の「ボン」は、昨年のお盆に緊急レスキューした。なので、名前は「ボン」。※見殺しにした老犬ボンは、保護家に着いた途端、自分の足で歩き出した。フラフラしながらも、自分の足で歩いた。「生きる」力が体全身から湧き出た瞬間だった。ボンには、「絶望」という感情が消えていた。毎年お盆が来る度に、ボンの事やボンを選択した事で結果見殺しにしたあの仔の事を思いだすんだろうな…そう思っていた。思っていたのに…ずっとずっと、まだまだ…ボンとたくさん一緒に居れることが当たり前だと思ってたのに…ボンは、子犬達の面倒見の良いとても優しいおじいちゃんだった。弱い者いじめも決してしなかった。自己主張する事もなかった。自己主張したのは、「ここに居るよ!ボクに気付いて!」と、ガス室から懸命に「声」を出し続け、私を呼んだあの日が、最初で最後だった。全く手のかからないおじいちゃんだった。いいえ、正確に言うと、手をかけさせてくれない優しいおじいちゃんだった。「ボン!」と呼ぶと、控えめに嬉しそうに、照れくさそうに尻尾をフリフリしてた姿が、本当に愛らしい仔だった。介助を受けるマルオをいつもいつも、静かに見守ってくれていた。マルオが何度も何度も倒れ、その都度、お別れの覚悟をしながら毎日マルオと接していた。ひとつひとつの変化を見逃さないように、マルオの介助は10月~続けてきた。そんな中・・・ボンが倒れた。こうなって初めて気付いた。ボンは、急に倒れたんじゃない!急に老いたんじゃない!ひとつひとつ、サインをちゃんと出していた!日中寝てる時間が長くなった…とか、食べ方が変わった…とか、寝床で粗相する事が多くなった…とか、顔が下がった…とか、マルオの事ばかり目が行ってしまい、私は…ボンのサインに気付く事すらできなかった!ボンは、大きく口を開けた。もう逝くんだと感じ、ボンの足元に居たなおちゃんを呼んだ。「なおちゃん!ボンの顔んとこに来て!」きっと、ボンの最後の願いだったと思ったから。なおちゃんは、何度も何度もボンの名前を呼んだ。なおちゃんに抱かれて、ボンは静かに旅立った。私は、ボンをレスキューしたあの日、強く強く想った事がある。「あの仔の分も、沢山笑って、沢山美味しいもの食べて、これからの犬生、幸せだと感じて欲しい」あれから半年間…ボンはそう感じてくれたのだろうか…web担当のカワベさんも、毎日マルオの記事を載せる事ばかりで、ボンのサインに気付けなかった事を悔やんでいた。「私は、ボンが亡くなったと聞きながらも、直ぐにwebの更新しなきゃと考えてしまってた。自分がなぜこんなに冷静で冷酷なんだと、ボンに申し訳なさ過ぎて苦しい…ボンに…ボンに…なんて謝れば良いのか分からない」目に涙いっぱい溜めながら発した言葉に対し、私はこう答えた。「カワベさん、保護家はマルオやボンだけの施設じゃないんだよ。私達には、守らなきゃいけない仔が沢山居るから、ボンの死だけに気持ちを全部向けられなくて当たり前やわ…私達はこの子達も守りたいから、当然だと思うよ。カワベさんは冷酷なんかじゃないよ!」自分でそう答えた瞬間、私も涙が出た。この答えは、私自身にも出したい答えだったから。私は、ボンが旅立った一時間後には、管理所に向かっていた。「ボンが亡くなって直ぐになんで動けるの? なんでそう簡単に気持ちと体の切り替えができると?なんでそう未来を見れるの?」そんな自分が嫌いで、ボンに申し訳なくて、泣きながら車を管理所に走らせていた。管理所にもまた、守りたい子達が居たから…絶対絶対生きて出ようねって、約束した仔が居たから…ボン・・・あんたが「もうそろそろ逝きますよ」というサインを送ってくれてたのに、ちゃんと気付けなくてごめんね。亡くなって直ぐに管理所に行ってごめんね。でも、スタッフみんなみんな、ボンの事は凄く愛してたし、今でも好きで好きでたまらない。出会って最初から最期まで、本当に手をかけさせない仔だったよね。ボン、あんたはそれを望んでいたと?ボン、それは私達への遠慮だったと?あんたと出会えて、一緒の時間を過ごせたことは嬉しい。でも、もう二度と私の所には帰ってこないでね。次産まれてくるときは、最初から最期まで幸せにしてくれる優しい家族を選んで生まれてくるんだよ!永遠のお別れだからね。ありがとう。ばいばい・・・2015年2月23日 14時20分 推定15才ボン 永眠 保護家ブログ皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165 ↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村FB FB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、 保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ
2015年03月07日
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