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2021年6月カラスに襲われ両手麻痺になった子猫が愛護センターに収容された。カラスのくちばしが深く突き刺さり、「頸椎損傷」になったとの事…前両手が完全に麻痺しているためトイレも垂れ流している状態との事。もしかしたら…リハビリで完治する可能性もある!完治しなかったら…?麻痺した状態でもこの子が楽しく生きれる方法を見つければ良いだけのこと!「かわいそう」という感情よりも私が、この子を連れて帰りたい!この子の未来を切り開きたい!…という感情の方が強かった。命名「ペーター」ペーターは、自分の意思でリハビリを頑張った。そして…30日後には、麻痺も完治して四本足で歩けるまでに回復した。麻痺が完治したペーター。譲渡に向けて動き出そうとしたちょうどその頃、ペーターの異変に気付いた。「ゴロゴロ」と喉を鳴らす音が「クルクル」鳩のような鳴き声になり、次第に「クルクル」と喉を鳴らした後嗚咽するようになっていた。大学病院での検査結果、「先天性咽頭麻痺」一生涯、ステロイドと抗生剤を飲み続けなければいけない。おそらく…長く生きることはできないだろう。そして…先天性の止血異常(血液凝固異常)…。出血したときに、血が止まらなくなる病気。ペーターの「譲渡」への道は完全に閉ざされてしまった…ペーターは生涯、この療養の家でその他大勢の1匹のまま終わるのだろうか…私は、ずっとずーっと、ペーターとの触れ合いを拒否してきた。だって…ペーターは、嬉しいときや心地良いとき「クルクル」と喉を鳴らして喜んでくれるが、喉が鳴る=呼吸困難=激しい嗚咽ペーターを喜ばせることは、ペーターを苦しめることになるから…ペーターがどんなに愛おしくても…いいえ、愛おしいからこそ愛でることから逃げてきた。愛おしい…という感情に蓋をすることが、ペーターを苦しめない最大の愛情表現だなんて…だけど…私がどんなに無視しても、ペーターは分かっていた。私から愛されてることを…だから、いつも私の目を見続け、目が合うだけで「クルクル」と苦しそうに喉を鳴らす。いっそのこと、私を嫌ってくれたら良いのに…そう思っていた。だって、嬉しくて喉を鳴らすことがなくなるから…~2023年1月15日~ペーターの容態が急変し、病院に緊急搬送したが…余命一ヶ月ペーターに残された時間はあまりにも短すぎた。なんで?なんでペーターが…?ペーターは、成長する毎に先天性咽頭麻痺で苦しんできた。もし、もしも、譲渡への道を諦めなかったら…?ペーターの病気を理解し、ペーターと一生涯向き合えるそんな飼い主さんを私が見つけていたら…?その他大勢の1匹ではなく、ペーターだけを愛してくれるそんな飼い主さんを私が見つけていたら…?ペーターにかかる喉のストレスを補えるほどの愛情を注げるくらいの力が私にあればペーターの免疫力が下がることなくまだ生きれたかもしれない…もしもあの時…そればかりを悔やんでもペーターの時間は戻ってこない。ペーターに残された短い時間を悔いのない時にしてあげなきゃ…1月22日トイレの段差を越えられなくなった。なのに…這ってでもトイレに向かうペーターペーター…もう良いんだよ?どこでおしっこしても良いんだよ?1月25日体を支える力が弱くなった。それなのに…皆と同じように皆と同じ場所でご飯を食べることを望むペーター。必死で体を支えながら自力で食事を摂ることを望んだ。ペーター…あんたは本当に強い子だよ!ペーターにたくさんの愛を注いであげて欲しい…と、ボランティアさん全員に声をかけた。皆が毎日のようにペーターに会いに来てくれた。1月26日体を支える力が完全に失われたが、ペーターは嬉しそうだった。毎日毎日、みんながペーターに会いに来てくれたから…どうか、どうか!残された時間全てペーターが幸せでありますように…1月29日ペーターは寝たきりになった。夜中~明け方まで何度も何度も眼振と激しい発作が続いた。夜明けと同時にペーターは昏睡状態に入った。ペーターの意識はもう無い。私の知っているペーターはもうどこにも居ない。でも、悲しいと思わなかった。安堵感しかなかった。だって、昏睡状態=苦しみからの解放…ペーターはもう苦しくないから。これ以上ペーターは苦しまないから。2月1日 AM3:00ペーターの呼吸が静かに止まり、ゆっくりゆっくり心音が止まった。良かった…穏やかな最期を迎えられて本当に良かった。ペーターの時間は1年8ヶ月で止まった。もっと、もっと、生きて欲しかった。あんなにリハビリ頑張った子なのにね…病気を抱えながらずっと頑張って生きてきた子なのにね…ただただ、悔しい。なんでペーターが死ななきゃいけなかったのか…って。ご支援ご協力をどうかよろしくお願い致します▼宮崎銀行 加納支店 普通口座0104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/「犬猫保護施設・いのちのはうす保護家」YouTubeチャンネル登録よろしくお願いしますお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2023年03月08日