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数年前、現場の職員さんがこうおっしゃいました。
「この仔は譲渡が決まるだろうという仔が、
不思議と縁なく最期を迎えてしまう事もある。
その一方で、厳しいかも…という仔に不思議な出会いがあり、
生き延びることもできる。
運命というものは、決まっているのでしょうか…」
この言葉は、今でも繰り返し頭の中に出てきます。
「運命なんて決まってて欲しくない!」
「運命というものがあって欲しい!」
その都度の状況で、 「運命」
を受け入れようとしたり跳ね返そうとしたり…
昨日レスキューした仔も、偶然がいくつも重なった事で、
保護期限切れ当日ギリギリに会いに行け、連れて帰る事ができました。
とても人慣れしてて、コロコロした仔…
管轄保健所の職員さんは、動物病院に問い合わせたり、
必死でこの仔が生きれるためにと、一週間動いて下さっていました。
「保護家で引き取ります」
そう告げた瞬間、この仔をお世話してた職員さん達の
安堵した笑顔…
「俺たちの事はもう忘れろよ!」
車に乗り込んだこの仔に、そう声かけていました。
この仔が今こうして生きているのは…
この仔が健気に人間を信じ続け、生きたいと強く願ったから。
そして・・・
もう一度生きるための扉が開いたのは、
職員さん達が、「なんとかして助けたい」と、
頑張って動いてくださり、最後の最後まで諦めず、
信じ続けた結果だと、私は感じました。
そうでなければ…
こんなに沢山の「偶然」は重ならなかったはずだから。
この仔には、左前足が根元からありませんが、
器用に三本足で上手に歩く事もできます。
今の所、20メートル歩くのが限界のようですが、
体重を落として、筋力をつけさせるリハビリがスタートします。
「保護家」のツイッター開設しました。
リアルタイムな保護家の様子を日々ツイートしていきます。
※保護家ツイッター
なんで生きてるの?! 2021年12月04日
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