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「若いし、人慣れしてるし、判定には合格できるね♪」
この仔にそう話しかけた。
「大丈夫やが~」
これは、管理所の子達に話しかける私の口癖です。
ですが、この 「大丈夫やが~」
は、時に嘘もある…
この仔は判定に落ちるだろう…と、分かっていながらも、
少しでも安心させたくて、ニコニコしながら
「大丈夫やが~」
と、嘘をつく事もある。
でも、この仔の場合、本心でいつもの口癖を出せた。
安心して檻の外から、この仔の愛らしさを眺めた。
ですが・・・
この仔が判定に落ちたと聞いた。慌てました。
facebookでシェアをお願いして、全国の皆さんにご協力頂きましたが、
ご縁がなく、この仔を緊急レスキューしました。
判定内容を否定するつもりはありません。
ですが、落ちた原因は保護家で100%治せるものでした。
先輩犬達がルールとして教えて行く範囲の問題行動なので…
この仔は殺処分を免れた…
ですが、手放しで喜ぶどころか、この仔をレスキューした時点で、
私は、大きな十字架を背負う事となりました。
それが「命の選別」の現実。
この仔に手を差し伸べた事で、
私はふたつのいのちを犠牲にした。
一度は、手を差し伸べようと伸ばしかけた手を、
自ら引っ込めてしまったんです。

なぜ、あの仔であって、この子じゃないの…?

なぜ、私はこの仔を見殺しにしたの…?
あのとき伸ばしかけた手は、なんだったの…?
「偽善者!」
その言葉に相応しい人間であったという事です。
「大丈夫やが~」あのときこの仔達にかけた言葉は嘘になった…

昨日、この子達は灰になった…
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