2013年12月20日
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カテゴリ: 宮崎中央犬管理所

19日、管理所に行くと、奥のガス室からシューシューという音が、

犬舎の中に流れていた。

ガスなのか、焼却炉なのかは分からない…

ひとつだけハッキリ言えるのは、

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この鉄格子の扉の向こうで、

この音の中に、昨日のブログ記事に載せた

私が見殺しにした子達が息絶えているのだ…





カメラを持つ手が震えた…





心臓がバクバクした…






わずか2時間ほど前には、生きていた命。

確かに存在していた命があったのです。

この鉄格子扉の先には…直ぐそこには…

手を伸ばせば届く距離に、

見殺しにした子達の亡骸が居ると思うと、

「お前は何故あのとき、差し伸べようとした手を引っ込めたのか?

お前はいつも真剣なのか?お前は全力で向き合ってるのか?」


自分自身への怒りを抑えるのがやっとでした。



あの子達が入ってた檻は、綺麗に掃除されていた。

檻の前のホワイトボードは、真っ白になっていた。

まるで存在していなかったかのように、

次から次に、新しい犬達が檻の中に入る。





私は、管理所の7年という時間の流れを見てきた。感じてきた。

「犬猫の未来を変えたい」

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ただそれだけだった。

それだけ…という位の気持ちだったのに…

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こんなに苦しむなんて、こんなに悲しむなんて、

こんなに自分を憎むなんて…

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覚悟してはじめたつもりではいましたが、

想像以上に苦しい現実と感情の起伏が待っていた。

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それでも前に進んできたのは、なぜなのか…

多分、私があの子達を死なせたくないから。生きて欲しいから。

200606cc.jpg

要は、自分が苦しみたくないから…泣きたくないから…という

自分勝手な想いからだと思います。

20111111n.jpg


私が知る七年間の間には・・・

成犬譲渡が可能になった。

譲渡目的の引出しが可能になった。

収容期間が3日から1週間に延びた。

管理所隣に譲渡施設が設立された。

難しいと言われている犬の譲渡が可能になった。

県、市、ネットで情報公開がスタートした。

猫の譲渡が可能になった。

管理所の窓にビニールが張られた。

排水部分に板が付けられた。

老犬、子犬、日中はヒーターがつけられるようになった。

夏は大型扇風機二台稼働するようになった。




宮崎の管理所は、昭和42年頃に建てられました。

その7年前からというのは、あまりに遅すぎた。

だけど、ひとつひとつ、一歩ずつ、良い方向に変わってるんです。

だから…いつか絶対変われると思う…

「殺処分ってなに?」と言われる時代が必ず来るって…


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これからも苦しみ、悲しみ、罪悪感を背負いながら、

ひとつひとつが大きなバネになる。

・・・・・・・・・次に続きます。

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最終更新日  2013年12月21日 01時51分39秒
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