X JAPANの名曲「TEARS」がテーマ曲に採用された話題の韓国映画「WINDSTRUCK」が3日、現地で一斉公開された。日本語の楽曲が、韓国映画のテーマ曲として流れたのは初めて。現地でカバーされ大ヒットするなど、日本人アーティストの作品では最も人気のある楽曲の1つ。作詞作曲したYOSHIKIは「とても幸せです」と話している。 韓国で日本語音楽が全面解禁されたのを受け、スクリーンでも日韓の音楽交流が幕開けした。「WINDSTRUCK」は、日本でも大ヒットした映画「猟奇的な彼女」のカク・ジェヨン監督と主演のチョン・ジヒョンが、再びコンビを組んだ話題作。ジヒョンは、韓国の若い女性にいま最も支持されているカリスマ女優だけに、新作の恋愛ドラマは韓国だけでなく、日本、香港、中国でもヒットが期待されている。 関係者によると、テーマ曲の依頼があったのは1年前。「クライマックスのシーンでどうしても使いたい」と熱烈なオファーがあり、YOSHIKIが快諾した。劇中では、オリジナルバージョンとオーケストラバージョンの両方が、感動のラストシーンで使われている。 現地でX JAPANの人気はとても高く、解散後の02年にソウルでフィルムコンサートが開かれた時にも、5000人近いファンが集まったほど。中でも「ENDLESS RAIN」と並ぶバラードの傑作といわれる「TEARS」(日本で93年発売)は、韓国の3人組グループ「M.C the MAX」がリメークして大ヒットするなど、若者を中心に幅広く愛されている。 YOSHIKIは昨年2月、NHKの企画で韓国の人気歌手チョ・ソンモとステージ共演するなど、両国の文化交流には積極的。今回の起用にも「アーティストとしてとても幸せなことです」とコメント。日本では12月に公開される予定。(スポーツニッポン)
元X JAPANのYOSHIKIが17日、米ロサンゼルスから帰国。成田空港で会見し、24日の「愛・地球博(愛知万博)」の開会式で“天覧タクト”をふるうことを発表した。 天皇皇后両陛下が出席される開会式典で、参加約120国の代表らが入場する際、約15カ国の首席奏者ら約100人で構成された特別オーケストラと約150人の合唱団を指揮。曲は自身が作詞・作曲した公式ソング「I’ll Be Your Love」で、天覧パフォーマンスは天皇陛下御即位十周年記念式典でピアノを演奏して以来約5年5カ月ぶり。 YOSHIKIは「とても光栄です。このような場で指揮するのは初めてなので緊張してます」と笑顔。同時に10年間も温めてきたプロジェクト「VIOLET UK」を9月22日にデビューさせることも発表した。 23日に約12年ぶりのクラシックアルバム「エターナル メロディー2」を発売。「アルバムは“嵐の前の静けさ”。今年はロックで活躍するつもり。万博でのパフォーマンスは節目になるかもしれませんね」と話し、今後の活躍を予感させた。(サンスポ)
開会式で指揮者を務めるYOSHIKIは、愛知万博のマスコット・キッコロ(左)とモリゾー(右)と笑顔
元X JAPANのYOSHIKIが17日帰国し、24日に開催される「愛・地球博」の開会式で100人編成のフルオーケストラを率いて指揮者を務めることを明らかにした。天皇、皇后両陛下と皇太子さまがご出席される中での大役に「とても光栄です」と笑顔。世界15カ国からトップ奏者が集まった「スーパーワールドオーケストラ」で「緊張しますが、練習を重ねているので」と自信をみせた。 21世紀最初の万博の幕開けとなる「開会式」で、YOSHIKIが両陛下を前にタクトをふるう。 開幕前日の24日に行われるもので、会場は名古屋東部丘陵(長久手町、豊田市、瀬戸市)のEXPOドーム。第1部の象徴的な公式行事「式典」で世界121カ国と4つの国際機関の代表者が入場する際、約9分間にわたって指揮を執る。 入場曲として流れるのがYOSHIKI作曲の公式イメージソング「I'LL BE YOUR LOVE」。演奏するのはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などで活躍する世界トップランクのコンサートマスター、首席奏者ら105人が集まったドリームチーム「スーパーワールドオーケストラ」だ。 この式典に参加するため自宅がある米ロサンゼルスからこの日、帰国したYOSHIKIは成田空港内で会見。「指揮を執るのは2年前の自身のコンサート(東京国際フォーラム)以来で、かなり緊張しています。でも練習も重ねているので本番ではいい感じになると思う」と笑顔。ロスの音楽大学教授から“臨時講義”を受けたそうで、21日に会場入りし、オーケストラメンバーとのリハーサルも重ねる予定。 陛下の前でのパフォーマンスは99年11月に「天皇陛下即位10周年記念式典」でピアノ演奏して以来5年半ぶり。「このような場にまた立つことができて、とても光栄です。本番当日は燕尾(えんび)服で立ちます」と気を引き締めていた。 ≪新プロジェクト発表≫YOSHIKIは長年あたためてきたソロプロジェクト「VIOLET UK」を9月22日にデビューさせることも発表した。この日は97年にX JAPANが解散を電撃発表した日でもあり「いまの時代にX JAPANがあったらという思いで立ち上げるバンド形態のプロジェクト。第2のX JAPANと思ってもらっていい」と自信にあふれた表情。会見には愛・地球博の公式ソング「I'LL BE YOUR LOVE」を歌うダリアとともに、同プロジェクトの歌手ナタリーもお披露目された。(スポニチ)