†VISUAL系狂愛者の集い†

†ヴィドール†



「貴方を永遠に呪うわ」 鏡になぐり書かれた血文字
バス一面の紅い涙 動脈をなぞった彫刻(スカルプチャー)

5年間の軌跡 呆気なく 儚く 脆くて
無慈悲に裏切った僕を偽り笑いで振り切った君
互い罵り合い シネマになんかならない

アンハッピーエンディング これで終わりにしよう
「サヨナラ」

※誓いの指輪は音を消してすり抜けて
甲高く音を立てて 弾んだ・・・
残・・・白き指輪の跡 次第に鮮血く染まり
僕は何故微笑んだ?

午前零時・・・
満月が雲の中心を溶かし、その支配下で
狂いだした鴉が巨大な影を形成し
頭上で大きく旋回した
乾涸びたファレノプシスの花束を両手に抱え
209号室の扉を開けた・・・

病室のベッド 脱力感に満ちた
34℃の君 心が揺らぐ事なんか無い
大切な恋人から単なる他人へと変わる瞬間
「離別」に美学なんて無いと悟った

※repeat

ほら こんな僕を君はもう一度好きになれるの?
憎悪を込めた弾薬で打ち抜いても構わない
銃口を向けながら未練がましく泣かないで・・・
早く・・・引き金を引いて・・・3・・・2・・・1・・・

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: