Hallo!

Hallo!

結・しき

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2005年2月19日(土)結婚しました。

数日降り続いた雪が朝になってやっと止み、花婿が朝から雪かきに駆り出され

その間に花嫁はいそいそと準備開始。夕べは双方の親が初めての挨拶を交わす中、

私は緊張のあまり脂汗をかきながらダウンしてしまいました。

緊張・・・、まぁ緊張だったんだけど、色々やっておかないといけないことがあって、

それらを考えてるうちに意識が遠のいていったという、ね。

ノミの心臓ですから。

花婿が、緊張に効く薬はないからとにかく寝てるんだ!

花嫁は、いや・・!眉毛と・・背中と・・爪が・・まだ・・っく!(がくっ)

今回同行してくれた珍友は、いやーん、つもちんだいじょーぶぅー?

そんな感じで朝を迎えて、当日は結構余裕でした。

何回も練習した髪型も、お化粧もばっちり決まってひと安心。

本当はプロにやってもらいたかったけど、手作りっぽくていいかってことで。

いつの間にかステの用意もできていて、様子を見に来たそのスーツ姿がまあ・・。

ステも初めて見る私のドレス姿にまあ・・で、お互い、まあ・・・・・。

ステのシャツと靴は一緒に選んで新調。スーツはなんと今は亡きおじい様の

殆ど着てないスーツがサイズ(なぜか)ぴったんこだったのでそれを戴きました。

なぜか、ってのは、おじい様はステより10cm以上小さかったらしいのに、

あつらえたかのようにぴったりだったから。

孫達は影で、あれはおじい様用のスーツじゃなかったんじゃないのか・・

と憶測して楽しんでました。この家族は・・・
さて、いよいよ花嫁お披露目です。この時のこそばゆさったらなかったですわ。

step
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
式を行う場所は、フルダの市役所でした。

ここは昔貴族の館だった所で、今もタウンパレスと呼ばれています。

palace
宮殿。ちなみに手前はステとつもママ。

役所婚と言えども、そっけなさすぎるのは嫌だった私は、

このタウンパレスに大・満・足!でした。

結婚式を挙げられる部屋が3つあり、決めるのに役所に出向いたとき、

えー・・式は土曜日ですね?土曜は鏡の間は使えないので・・

(かっ、鏡の間!?)

では、バロック調とロココ調、どちらがいいですか?

(ばっ・・え、ろこ・こ?)

なんてやり取りの後実際に見て、バロック調に決めたわけですが、

これがまた素敵な部屋でした。

日本組の皆さんにも満足して頂けたと思われます。

st
バロックの部屋

雪の残る道を歩き、宮殿(と呼ばせて)に入り、部屋の前でしばし写真大会。

誰のカメラ見ていいのかわからず、結局二人で目線が合ってる写真は確か・・・

2枚くらいだったかな・・?すごい勢いでした。

同じ写真を30枚位焼き増ししてくれた叔父さん、ありがとう・・。

式を取仕切る役所の人が来て、一同ぞろぞろと部屋の中へ。

式を行う当人と、付添人2人の身分証明書、付添人に関する公式な書文、

今回私の付添人は日本の親友に頼んだので、役所の人の言うことを

ちゃんと理解するための通訳が必要で、

その通訳の身分証明所、など、必要な物が結構あったのです

が・・・・

あたしとあたしの友達以外全員、持ってくるの忘れたってーーーーーー!!

あたしもう目が点とはこのこと・・。

有り得なくないか、キミタチーー!!ユー、ユー、そして、ユーー!!

僕たちドイツ人だからいらないと思って・・・

なんて言い訳、そう、いいわけですよ!聞きませーーーん!!

通訳を頼んだパボー君。パスポート要るからね、って言って

フライブルグからわざわざフルダに持ってきたのに、

朝ステの実家に寄ってそこに置いてきたって・・

あんた今使わずにいつ!一体いつ要ると思ったってのさーーーーー。

役所の人も呆れて、もういいです、じゃあ・・(ため息)だって。

あ、いえ、私ちゃんと持ってきたんですけど。

式中止にするわけにもいかないので、ため息で開始。

式の最中のことはー・・実は良く覚えてません。

役所の人がなんか長々と愛について、とかスピーチをしていたけど、

ぼーっと、なぜ彼は緑のスーツを選んだんだろう・・

とかいうことを考えておりました。

結構この人の緑のスーツは後々まで話題になってました。

誓いの言葉はなくって、紙にサインして、チュと指輪の交換をして終了。

sign
サイン中

その後部屋の前にある広間でシャンパンでお祝いしたり、集合写真撮ったりして

宮殿の式は無事終わりました。なんかちょっとホッ。


all
くりすちんが撮ってくれたので残念ながら彼は入ってません。

つづく
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