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January 19, 2007
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テーマ: Jazz(2024)
カテゴリ: Album
Meets The Rhythm Section


Art Pepper Meets The Rhythm Section


録音日:1957年1月19日
録音場所:アメリカ、ロサンゼルス
レーベル:Contemporary(日本盤:ビクターエンタテインメント)

[パーソネル]

アート・ペッパー(as)
レッド・ガーランド(p)
ポール・チェンバース(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)

[収録曲]


2.Red Pepper Blues レッド・ペッパー・ブルース
3.Imagination イマジネーション
4.Waltz Me Blues ワルツ・ミー・ブルース
5.Straight Life ストレイト・ライフ
6.Jazz Me Blues ジャズ・ミー・ブルース
7.Tin Tin Deo ティン・ティン・デオ
8.Star Eyes スター・アイズ
9.Birk's Works バークス・ワークス
10.The Man I Love ザ・マン・アイ・ラヴ(日本盤CDボーナス・トラック)




ウエストコースト白人ジャズ・アルト・サックス奏者の代表のアート・ペッパーが、


このアルバム・タイトル『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』の
「ザ・リズム・セクション」とは、
ピアノ=レッド・ガーランド、ベース=ポール・チェンバース、
ドラムス=フィリー・ジョー・ジョーンズという、
当時のマイルス・デイヴィス・クインテットの、


音楽を聴く上では、そのアルバムに収録されている音が一番重要だということは確かで
結局は、好きな音楽を聴けばそれで良いのです。
しかし、そのウラには、録音の状態や選曲、ジャケットのデザインなど、
さまざま要素があり、それがすべて整って初めて一枚のアルバムになるのですから、
その一枚一枚のアルバムには、さまざまな事情と背景があって生まれてくるものです。

確かに音楽を聴く上ではそんなことは不要で、何も知らなくても音楽は聴けます。
しかし、ジャズという音楽は多分に人間味があふれているものであり、
いろいろなことを知っていたほうが、知らないより楽しくなってくるというところがあります。
これを「伝説聴き」とか「エピソード聴き」とか言われています。
音楽、特にジャズというものは、その「音楽だけ」を聴くものではなく、
そのプレイヤーの人となりや、そのときのいろいろな状況とか背景などを知っていると、
不思議なことに、その音楽までもが今までとは違って聴こえてくるものです。

たとえば、このアルバムの場合はどうでしょうか。

1957年、マイルス・デイヴィスのクインテットは、1月5日から、
ロサンゼルスのジャズ・クラブ「ジャズ・シティー」に3週間にわたって出演していました。
このときのメンバーは、
トランペット=マイルス・デイヴィス、テナー・サックス=ジョン・コルトレーン、
そして、ピアノ=レッド・ガーランド、ベース=ポール・チェンバース、
ドラムス=フィリー・ジョー・ジョーンズ。

コンテンポラリー・レコードのプロデューサー、レスター・ケーニッヒは、
マイルスから、このリズム・セクションを借り、売り出しを図っていた当時31歳のアルト・サックス奏者、
アート・ペッパーとの共演作を録音しようと考えました。
そうして生まれたのが、このアルバム『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』ですが、
アート・ペッパーの自伝によると、彼はこの録音の日のことをずっと忘れていて、
当日の朝、電話がかかってきてあわててスタジオに駆けつけたといいます。
そういうわけなので、曲の準備などもしていなかったために、
演奏曲は普段よくやっていたスタンダード・ナンバーばかりになってしまったようです。
しかも、それまでの数カ月間、ペッパーは楽器をまったく吹いていなかったともいいます。

しかし、そこは天才的な彼のこと、やはり常人とは違います。
天才ギタリストのパット・メセニーも、
レコーディングの前は、逆に楽器をさわらないようにしていると聞いたことがあります。
天才とはそういうものでしょう。

1曲目は大スタンダード・ナンバーの「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」で、
2曲目は、レッド・ガーランド作の「レッド・ペッパー・ブルース」という安直な感じのもの。
これはレッド・ガーランド「レッド」と、アート・ペッパーの「ペッパー」を合わせて、
「赤唐辛子」としたことが、このアルバムの雰囲気を出しているように感じてしまいます。

そんなこんなのドタバタの中、しかも初めて会したセッションだとはとても思えない、
ペッパーの音の良さ、リズム・セクションとのコンビネーションの良い素晴らしい演奏、
それに加えて選曲の良さ、録音の良さ、好印象のジャケットなどが功を奏して、
このアルバムが、モダン・ジャズを代表する名盤として知られる傑作になるとは・・・。

逆に、用意周到に万全の態勢でレコーディングしたからといって、
必ずしも良い作品が生まれるとは限りません。
ジャズとは、そんな、何とも不思議でおもしろい音楽だということです。

しかし、さすがにこのマイルス・リズム・セクションは素晴らしいことがわかります。

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Last updated  January 19, 2007 05:35:36 PM
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Re:Art Pepper Meets The Rhythm Section ペッパーとマイルス・リズム・セクション(01/19)  
aobasho さん
このアルバムには、ペッパ-のサインを頂いています。。

左上に、小さな文字で書かれたそのサインには
ペッパ-の人間性が滲んでいます。。

我が家の家宝でございます。
庶民のお宝は、所詮こんなものですよ^^



(January 20, 2007 06:00:29 PM)

Re[1]:Art Pepper Meets The Rhythm Section ペッパーとマイルス・リズム・セクション(01/19)  
aobashoさんへ

>このアルバムには、ペッパ-のサインを頂いています。。
>
>左上に、小さな文字で書かれたそのサインには
>ペッパ-の人間性が滲んでいます。。
>
>我が家の家宝でございます。
>庶民のお宝は、所詮こんなものですよ^^
-----
そ、それは大変なお宝ですよ。
そう思うかどうかは人によりますが・・・。 (January 21, 2007 04:35:07 PM)

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