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我が家の狭い庭のど真ん中に 大きな柿の木がある。
この柿の木 主人が幼いころ母親の里帰りについて行った時 貰って来た苗木が大きくなったものだとか。
もう70年以上も前 母親の里高知県窪川から はるばる当時は丸一日がかりだったらしいが よほど付いて歩くのがきつかったのか 今でも主人の語り草だ。
そのためか大切にしている。この柿の木が植えられた庭の隅の土地を 親からもらって我が家を建てる時も切らずにいた。
渋柿だが 珍しく丸い吊るし柿専用だ。実は今年もほとんど干すのが面倒で 人さまに貰ってもらった。
取るのは主人 毎日少しずつやっとの思いだったらしい。私が手伝おうとすると気が散ってかえって危ないからいらないと云う。
今 梯子の昇り降りがきつかったのか 不自由な左足が痛むと 私同様膏薬を貼っているようだが…。
その干し柿も もう出来上がったようだ。紅葉を楽しんだ柿の葉も落ちて 後僅か 日に日に冬の訪れを聞く。