こしゃくな読書

こしゃくな読書

誰にも書ける一冊の本 [単行本] 荻原浩 (著)


荻原浩 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4334927599/ref=nosim/?tag=donzoko-22





 姉の洋服ダンスからコートを捨てた。

男もののこんなコート使わないだろうと思った。

捨てたとたん、気候が冬になって、

姉が一生懸命そのコートを探している・・・

「男ものでたっぷりしていて、暖かいのよ〜」

と。



 目が覚めたら夢で、よかった。

よくわからないが、ありえないことを夢に見ると楽しい。

姉の洋服ダンスを開けることすら、まずないだろうし(笑)、

勝手に姉のコートを捨てるなんて、まったくもってありえない。

ふと考えた。


 これと同じようなこと、していないかな?

人のモノを勝手に捨てようとしていないかな?

相手が大切にしているモノを価値がないなんて、

勝手に決めつけていないかな?

人の洋服ダンスを開けて自分の価値観で不要だと決めつけて

捨ててしまうなんてこと、していたら、大変だな

・・・やってないかな?

気をつけよう。



そう思った。




 きっと、この本を読んだことと、

家族連れのお子ちゃまたちと思う存分楽しんだことが

影響していたのだと、思う。

子ども同志ってって一人一人が本当に素直で、

興味を持つものがバラバラなのに、

お互いをキチンと尊重しあって、一緒に楽しむことが出来る。





 本当に久しぶりに荒川遊園に行った。

乗り物には一つも乗らずに、鳩を追いかけたり、

サルの赤ちゃんを見たり、モルモットを抱っこしたり、

牛のモモちゃんをなでなでしたり。



 私は『ママ』だったころ、お母さんたちの輪に入るより、

子どもたちと同化して遊ぶタイプだった。

子どもの目の高さになって見る世界は

新たな発見がたくさんあって、

毎日毎日子どもたちと一緒に成長出来た。




 『お母さん』になって、今や『やっこ』だが、それでも、

他所のうちの子どもたちや孫と遊ぶと、

まだまだ知らないことがたくさんあることに愕然とするし、

ワクワクする。

誰かの世界を知りたいと努力すると、

それは本当に自分のためになる。





 そして、ふと思ったのだ。

私は亡き母のことを何も知らなかったし、

聞き出そうともしていなかったな、と。

この小説の父親ように、原稿を残してほしかったな、と。

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