日記

日記

その7



俊一とは静かな結婚生活を送っていた。穏やかで平和だった。
愛情はあるかもしれないけれど、激しいものではなく、恋焦がれるようなそんな気持ちはお互いになかった。
あかねは不思議に思っていたのだが、俊一とはほとんどキスをしたことがなかった。
恋人同士がするような唇を触れ合うようなキスも、舌を絡ませるようなキスもしたことがなかった。
あかねの乳首を俊一が口に含んで、舌で転がしたりすることや、あかねが俊一のものを口に含んだりすることはあっても、唇同士のキスということは、ほとんどなかった。
夜になると、俊一の気が向いた時にいきなりSEXが始まるという感じで、ロマンチックなところはまったくなかった。
結婚するってことは、こういうことなのかと、あかねは納得しつつも、少し残念な気持ちだった。

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