偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2024.04.28
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カテゴリ: 銀輪万葉
​​ ​ 日(4月25日)、新潟まで銀輪散歩に出掛け、竹内式部にゆかりの場所を巡って来ました。
 2018年6月10日の記事で、白山公園の竹内式部顕彰碑の写真を掲載したことがありました。その折に竹内式部という人物のことや宝暦事件のことを初めて知り、いずれは彼にゆかりの場所を回ってみようと思っていたのでしたが、いつの間にか忘れてしまっていました。
 そんな折、
ブロ友・MoMo太郎氏の ​​​​​​​ 昨年10月31日の記事で、東京都葛飾区の宝蔵院の本尊・木造薬師如来立像が竹内式部の菩提を弔うために安置されたものであるということを知り、竹内式部のことを思い出したという次第。  ​
<参考>​ 竹内式部 ​ 2018.6.10.
    ​ 金町からたどる下町歩き(その9)宝蔵院 ​ 2023.10.31.

 ということで、かつて海岸沿いの自転車道を銀輪散歩した際に日和山付近で目にしたと記憶する竹内式部の墓を目指す。
 万代橋を渡り、寄居町交差点から北に入り、西大畑公園経由、市立美術館の西側の道を北進。しかし、遠い記憶だけが頼りとあっては心もとない限りで、なかなか見つからない。そこで、海岸べりの自転車道に出てみることにすると、どうやら行き過ぎていたようで、自転車道を南へと戻る。
 記憶では海べりの白い展望台付近で、「←竹内式部墓」の案内表示板があった筈。果たして、展望台から少し南に行ったところにそれがありました。
 案内表示板の「←」に従い、東に入り、坂道を下って行くと竹内式部の墓がありました。

(竹内式部墓)
(同上・副碑)
 時計を見ると正午になっていたので、市立美術館まで戻り、館内にある喫茶店、こかげカフェで昼食とする。
 昼食後、二葉公園にあるという竹内式部の銅像へと向かう。
 この銅像も以前目にしているのだが、その場所の記憶が曖昧。二葉公園だろうと思われる場所を目指し行くと、運よくそれが的中。

(竹内式部像・二葉公園)

(同上)
 銅像の台座には至誠奉公の銘が刻されている。

(同上)

(同上)

(同上・副碑)
 副碑全文は次の通り。
​​​  竹内式部(1712~67)
 當地の医家に生る。青年の日、上洛して徳大寺家に仕え、儒学、神道を修め、後、家塾を開く。説くところ、神道に基づく尊王思想なり。少壮の公卿多く師事してその感化により朝廷の権威回復を志し、為に宝暦九年(1763)京都を追わる。宝暦事件と云い、尊王論者処罪の最初の事件とす。後、友人藤井右門、明和三年(1776 )を起こすや、累式部に及び、翌四年八丈島へ流罪の途中十二月五日寄港地三宅島にて病没す。
1766の誤り
​  遺蹟​​​
 墓 共同墓地  碑 白山公園  生地跡 本町九
 祠堂 本覚寺  碑 入船地蔵 ​

 竹内式部や宝暦事件、明和事件の詳細については、下記<参考>をご参照ください。
​​
<参考>​ 竹内敬持 ​・Wikipedia
宝暦事件 ​・Wikipedia
明和事件 ​・​Wikipedia ​​​​​​
 二葉公園は椿の木が沢山植えられていて、公園東側の道路は「椿の道」と名付けられているようだ。竹内式部像の近くにも椿の木が沢山あって、白い花、赤い花、ピンクの花が、盛りの時期は既に過ぎているようだが、それでもまだ沢山の花が咲いていた。前回立ち寄った際は椿の花の時期ではなかったようで、椿の花の印象はない。何やら薄暗い一角にひっそりと場違いにそれがあったという印象の記憶は、背の高い椿の木々が取り囲んでいたことによって醸されたその場の空気の所為であったのだろう。 誰かが​​​​​​植えたのか、それとも棄てられた球根が芽を出したのか、黄色と赤が混じった大きなチューリップの花が一輪、木の根元に咲いていました。 椿の木の背後の大きな木が枝を横に広げ、椿の葉が繁る背後からこれを突き破る形でこちらに飛び出した枝に樫や椎の花に似たものをつけていました。

(ヤマグワの雄花であるか?)
 葉を見ると、樫や椎のそれのように厚いものではなく、落葉樹のような薄い葉である。ということで、ヤマグワの雄花ではないかと推定したが、確証がないので、「?」付きで掲載して置きます。​
(同上)
 二葉公園の東側の道、椿の道を南に辿ると、以前は會津八一記念館であったNSG美術館の前に出る。​
(NSG美術館)
 會津八一記念館は現在は新潟市中央区万代3-1-1メディアシップ5階に移転しているが、會津八一記念館であった頃の名残が美術館前の歌碑である。

(會津八一歌碑)

(同上・副碑)
於りたては なつなほあさき しほ可せの すそふきかへす ふるさとのはま
                                  (會津八一「寒燈集」)

<参考>會津八一記念館であった頃に此処を訪ねた記事
    ​ 長岡 ​ 2008.5.20.

 ヤカモチには「ふるさとの浜」ではないが、日本海、新潟の海岸を、西海岸公園越しに眺めてみることにします。 ​​​​​​​​​​​

(西海岸公園)
 この坂を下ると海岸である。海沿いには自転車道が通っているのだが、今回は一瞥のみ。
 では、今回の銀輪散歩のそもそもの発端となった、白山公園の竹内式部顕彰碑を再訪してみることにしましょう。
 寄居町交差点に戻り、東中通りを南に下ると新潟市役所前に出る。左折して東に行くと新潟地方裁判所である。

(新潟地方裁判所)
 裁判所の道路向かい南側が、白山神社、白山公園である。

(竹内式部顕彰碑)

(同上・副碑)
 白山公園を出て、裁判所の東側の道、西堀前通りを北上すると、會津八一の墓があるという瑞光寺。
 立ち寄ってみる。

(會津八一墓・瑞光寺)
 墓の隣に歌碑もある。

(會津八一歌碑・瑞光寺)

(同上・副碑)
ふるさとの ふる江のや奈ぎ は可くれに ゆふべのふねの ものかしぐころ
                                   (會津八一「鹿鳴集」)

 八一の墓の左隣には高浜虚子の句碑。

(高浜虚子句碑・瑞光寺)
三羽居し春の鴉の一羽居ず (虚子)
 瑞光寺を出て、西堀前通りを北上。
 本覚寺にあるという竹内式部の墓を目指すが、本覚寺がこの通りに面してあるのかどうかも不明。
 途中に寺の名を列記した碑があったのでそれをのぞき込むと瑞光寺から四つ目か五つ目かに本覚寺があった。ところがこの碑の表示が現地の南北と逆になっていて、頭の中でこれをひっくり返して理解する必要があって、一瞬戸惑うという代物。幸い南端の瑞光寺から出て来て北へと進んでいたので、方角が逆だと気づいたのだが、これが中間位置の寺から出て来たのであったなら、反対方向に進んでしまったに違いない。
 まあ、設置者の無神経に腹をたてても仕方がない。
 本覚寺の場所が分かったのだからよしとするか。
 本覚寺門前に到着

(本覚寺・竹内式部先生菩提寺の碑)
 ぐるりと本堂裏の墓地を巡ってみたが、それらしき墓が見当たらない。
 諦めて帰ろうかとしているところで、ご住職と思しきお方が運転の車が寺に入って来た。で、お尋ねすると、墓の場所まで案内してくださった。ご親切に感謝である。

(竹内式部の墓・本覚寺)

(同上)
 本覚寺の墓については、
​​​
事前に ネットで ​​​ このような写真を目にしていたので、地面から直接にこのような形で建っているものと思い込んでしまった所為で、広い台座を備えた墓は除外して探していたものだから、すぐ近くを通っても、それとは気がつかなかったのだろう。

(同上・左側面)

(同上・裏面)
 以上で、竹内式部めぐり終了とします。
 本町通りには生地跡があるそうだが、本町通りが何処なのか分からないので、探索は諦める。同様に、入船地蔵にも何か関連の碑があるとのことだが、これも地理不案内でパス。今後の宿題とします。
<参考> 銀輪万葉・新潟県・長野県篇
​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2024.04.28 12:03:40
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