Gigiさん
大きい猫ってなんだか不思議な能力を持っていそうな気がしますよ~。それに「そこに猫がいる」という文章だけでその場の印象に深みを与えてくれて、ありがたい存在です。

*みなさま~*
Gigiさんの名前のところをぽちっとしてみてください。利発そうなメイちゃんがおでむかえしてくれますよ♪
(2006年02月10日 14時51分40秒)

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みきゅ☆★ @ Re[1]:調べ学習と「引用」(04/30) LE MIELさん コメントありがとうございま…
LE MIEL @ Re:調べ学習と「引用」(04/30) はじめまして。小学生ママの日記のテーマ…
みきゅ☆★ @ Re[1]:似て非なる者たち(02/06) ぷりん@大阪さん >お久しぶりです~。 …
ぷりん@大阪 @ Re:似て非なる者たち(02/06) お久しぶりです~。 なかなか更新してな…
みきゅ☆★ @ Re:きれいですね~。(01/08) ぴよぷるさん > お天気にも恵まれたと…
2006年02月07日
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カテゴリ: きまぐれ連載
穏やかな秋の日が続いていた。

仕事帰りの私があの路地を通る時間帯によく見かける大きな猫がいる。
店長は最近、その猫との交流に余念がない。
店の前にしゃがみこんで猫に向かって何か話しかけている姿によく出くわした。
猫は初め、猫らしい警戒心と無関心で店長との距離感を保っていたが、徐々にその距離は縮まって来ている様に見えた。

私に気づくと店長は立ち上がり、店のドアを開けて私を店内に招じ入れ、続いて自分も閉まりかけたドアからするりと店の中に入ってきた。その「するり」がなんだか猫っぽい。店長から解放された猫がゆっくりとその場を離れて行く様子が窓越しに見えた。

* * * * * *

その日もやはり店の前にしゃがみこんで猫と対峙してる店長は、ピンク色の細いソーセージを2本手にしていた。赤いビニールの包みを半分剥いたソーセージを両手に持ち、右手に持っている方を、猫の鼻先でプル、プル、プルと振っていた。
猫は体は大きいがまだ仔猫らしい。鼻先で揺れるソーセージに素早く前足を伸ばして反応しているうちに、飛び跳ねたり転がったりしてじゃれ始めた。店長は嬉しそうに目を細めて、左手に持ったもう一本にかぶりついた。


* * * * * *

カウンターにはアンティーク調の電話機が置かれていて、時々ベルが鳴った。店長は「今、仕事中だから」と手短に電話を切ったかと思えば、次に掛かってきた相手とはケラケラ笑いながら小声で会話を続けたりした。

* * * * * *

「・・・聖水?」

電話中の店長の声がちょっと高くなった。

「・・・の後ろに・・・神秘の?書・・・
うんうん、・・・王の剣・・・あぁ、宮殿の・・・?」

この不思議な単語満載の会話は、RPGの攻略法だろう・・・たぶん。

「・・・双頭竜の眠る地の果てに・・・
そうとうりゅうって・・・ちょ、ちょっと待って。」

店長は電話の受話器を右肩と耳で挟んで、ガサゴソと何か書くものを探しているようだった。あいにく手の届く範囲にはペンはあったが紙はなかったようで、店長は紙の代わりに左手の甲に何かを真剣に書き留めた。


そ う と う り ゅ う の ね む る ち の は て に・・・

その瞬間、私は不思議な感覚に襲われた。
店の中の時間が「止まった」と思った。それをどうやって証明すればいいのかは分からないけれど・・・。周りの時間が止まり、自分の時間だけが動いている。子供向けのSF番組でこんなシーンを何度か見たことがある。それだ。
店長の言葉――きっと時間を止める呪文だったのだ――が、消えずに空気中に浮かんでいる。
私は、無意識に近くにあったチェストの引き出しをあけた。引き出しの中には、吸い込まれそうな深い深い闇が広がっていた。



左手の甲に息を吹きかけてペンのインクを乾かしていた店長が、頬をふくらませたまま、怪訝そうな目でこちらを見ていた。

====================
ちょっとした余談・・・

今回店長がウインナーを「プルプルプル」と振っていますが
これは何故「プル×2」じゃなくて「プル×3」にしたかというと
昔流行った「ムー一族」というドラマの中で
多分細川俊之さんだったと思うけど、毎週ニヒルに登場しては
「ますます」とか「いよいよ」とか普通×2で使う言葉を
「ますますます」というように×3で言う場面が必ずあって、
それが非常に面白かったからなのです。

私としてはそれをぱくったのですが
今日たまたま読んだ本の中で
「3はマジックナンバーと言われ、魔法や呪いの言葉は三度繰り返される」
という一文を見つけて、「あらま!これ使えるじゃん」と思いました。

「ムー一族」だったのに、ちょっとラッキー?





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Last updated  2006年02月07日 22時24分22秒
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新展開にワクワク~  
ひらり さん
わ~第三話だ!首を長くして待っておりましたよ
猫と戯れる店長さん☆ デジャブーだわ~微笑
引き出しの中には、ファンタジーな世界が果てしなく広がっているようで、今後の展開がますます楽しみになってきました(*^.^*)素敵なお話ですね。
3はマジックナンバー?同じ本読んだかも♪ウフフ (2006年02月09日 00時57分21秒)

Re:#3「呪文」(02/07)  
Gigi  さん
謎めいたシーンには、犬より断然猫が似合いますねえ。
店長の正体はいったい??
(2006年02月09日 14時34分03秒)

Re:新展開にワクワク~(02/07)  
ひらりさん
>3はマジックナンバー?同じ本読んだかも♪ウフフ
うん。まぎれもなくその本の脚注に書いてありました。
今後、ダイナミックでな展開はあまりないかも・・・。
地に足の着いた大人のファンタジーを目指しているのですが、書いてる本人がうわついているのでどうなることやら、なんですが(苦笑)

(2006年02月09日 20時42分48秒)

Re[1]:#3「呪文」(02/07)  
Gigiさん
>謎めいたシーンには、犬より断然猫が似合いますねえ。

実は「猫は体は大きいがまだ仔猫らしい」という一文はメイちゃんをイメージして書いたの。(メイちゃんは商店街の路地裏でソーセージと戯れたりはしないと思うけど)
確か、メインクーンは大型猫で子猫にしては大きいメイちゃんが、ペットショップでなかなか買い手が付かなかったというお話をGigiさんが以前書かれていたのがとても印象に残っていたので・・・。 (2006年02月09日 20時49分47秒)

メイちゃん!!  
Gigi  さん
>実は「猫は体は大きいがまだ仔猫らしい」という一文はメイちゃんをイメージして書いたの。

きゃーーっ感激!!
私の愛娘が小説のモデルに~~どどいさん、ありがとうございます♪♪
大きい子猫だったメイちゃん、今では7.4キロの巨猫です。

>(メイちゃんは商店街の路地裏でソーセージと戯れたりはしないと思うけど)

大喜びで戯れますとも!!
ここが一番メイっぽいと思っちゃったんです。
飼い主に似て、すっごく食い意地張ってるの~~でへ。
ソーセージをくれるお兄さんがいる路地裏があったら、脱走常習犯になって通っちゃうでしょうね。 (2006年02月10日 01時25分03秒)

Re:メイちゃん!!(02/07)  

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