それにしてもよくこんなグロテスクな邦題を付けたものである、アルバムタイトルのみならず御丁寧に全曲も!…と思ってよく見たら、結構原題直訳も多かったりして。歌詞には医学用語が多く使われているという。 ちなみに翌89年にリリースされた2ndアルバムは邦題が「疫魔交響曲(Symphonies of Sickness)」、続く91年リリースの3rdアルバムの邦題は「屍体愛好癖(Necroticism - descanting the Insalubrious)」である。これらもいずれ御紹介したい。
カーカスは93年にコロムビア(Columbia Records)から4thアルバム『ハートワーク(Heartwork)』をリリースしてメジャーデビューを果たしたが、マイケル・アモットが脱退。94年にコロムビアと契約するも関係が悪化し、95年にはビル・スティアーまでも脱退してしまい活動停止に。 しかし07年にジェフ・ウォーカー、マイケル・アモット、ビル・スティアーに加え、ドラムにアーチ・エネミーのダニエル・アーランドソン(Daniel Erlandsson)を迎えてめでたく再結成。08年の「ヴァッケン・オープン・エア(Wacken Open Air。ドイツのヘヴィメタ・フェス)」では、99年に患った脳内出血の後遺症によりメンバーとして加わることができなかったケン・オーウェンもステージ上で紹介されたという。 その後アーチ・エネミー組のマイケルとダニエルが抜けるも、新メンバーを加えてバンドは現在も活動中。 カーカスは日本のヘヴィメタ・フェス「LOUD PARK」に3回出演し、また単独来日公演も何度か行っている。彼らが愛される理由として考えられるのは、音楽性は勿論ながら、やはり邦題の果たした役割も大きいのではないだろうか。